« 2005年12月 | 「宮崎美老園」ブログトップへ | 2006年02月 »

2006年01月31日

八宝茶のこと

ea8a3cb8.JPG今日は、昨日シェラトンで行われた「’06新春中国茶会」でサービスさせていただいた、「八宝茶」の事をもっとご紹介してみたいと思います。これは8種類の漢方素材を混ぜ合わせて作られている飲み物で、氷砂糖が入っているのでほんのり甘く、「デザートティー」として紹介されます。



八宝茶の内容物
まずは内容物ですが、緑茶葉、菊花、クコ、ナツメ、陳皮、竜眼、バンダーハイ、そして氷砂糖の8種類です。種類によっては内容が多少変わってくることもあります。


中国では、ナツメ・・・血行をよくし、貧血予防、胃腸を丈夫に。
     菊花 ・・・目の疲れや消毒・消炎効果。
     陳皮 ・・・みかんの皮を干したもので、解熱・解毒効果。
          胃の調子を整える
     クコ ・・・冷え性や目の疲れに。
          解熱滋養効果、胃の調子を整える。
     竜眼 ・・・不眠や貧血によい。滋養強壮効果。
     バンダーハイ・・・のどの痛みに。台湾のカラオケボックスでは、
             人気メニューだそうです。
               
     氷砂糖・・・疲労回復。
     緑茶葉・・・頭痛の改善、利尿効果。

というようにどれも健康に効果があるといわれています。
さすが医食同源。中国ならではの飲み物と言えますね。


八宝茶の茶湯
飲み方はいたって簡単です。中国茶器の蓋碗もしくはマグカップのようなものでも結構です。それに熱湯を注ぎ、菊の花を目安に、花が開いてしっとりしてきたら飲み頃です。氷砂糖が完全に溶けてなくなるまで何度も熱湯を注いで繰り返してお召し上がりになれます。

これがバンダーハイ
これがバンダーハイです。


八宝茶の出来上がり
はい、八宝茶の出来上がりです!
小さかったバンダーハイが見る見る大きくなりました。やわらかくなった中味は食べることも出来ます。

2006年01月30日

シェラトン’06新春中国茶会

八宝茶
今日は、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート5Fの「ヴィーナスルーム」においての中国料理「藍海(らんはい)」主催の’06「新春中国茶会」が開催され、今回も講師を務めさせていただきました。いつものように私のほうで本日のお料理に合った中国茶を4種類セレクトさせていただき、それぞれのお茶を実際に参加者の皆様に召し上がっていただきながら解説していきます。

最初にご紹介したお茶は、「八宝茶」といって、菊花、ナツメグ、竜眼、クコ、陳皮、緑茶など漢方薬でもおなじみの材料で作られており、中には氷砂糖が入っていますのでほんのり甘くて美味しい飲み物です。



阿里山高山茶茶葉次は台湾の「阿里山高山茶」です。発酵の程度も低く、その甘く優しい香りが参加者の皆様を魅了します。茶壺(中国茶を入れる急須のことです)で入れてみました。


阿里山茶を茶壺で入れる



皆さん熱心に私の説明に耳を傾けて下さいます。
中国茶会会場-2


毎回、セミナーや茶会の際に作るシナリオです。
毎回セミナーや茶会の時に作るシナリオです



今回の目玉はこの「柚子プーアール茶」です。28年物のプーアール茶を柚子をくりぬいて、中に詰め、さらに5年寝かせたものです。柚子のさわやかな香りが、プーアール茶の独特のにおいを和らげてくれます。皆さん、これは飲みやすくて美味しいと喜んで下さいました。柚子プーアール茶を入れる


料理の一部をご紹介します。「水餃子」、「肉まん」、「揚げ春巻きとココナッツ団子」です。どれもとっても美味しいです。さすが「藍海」のお料理です。

水餃子


肉まん



揚げ春巻きとココナッツ団子

2006年01月29日

ジーコジャパン、宮崎から始動!

780520b1.JPG2月からのプロ野球・Jリーグ春季キャンプの本格開始に先駆けて、今日から2月4日までの日程で、サッカーワールドカップドイツ大会へ向けて、いよいよ全日本サッカーチーム、ジーコジャパンが宮崎合宿を開始しました。
早速、妻と娘たちを連れて会場の県の総合運動公園へ。



陸上競技場

午後3時45分からのセレモニーを前に会場の陸上競技場は、県内外のサッカーファンでいっぱいでした。実は、午前中から練習があるものと勘違いして運動公園に行ったものの練習は午後3時からと聞き、出直すことに。しかし多くの人が武道場の方へ。何と今日ここでバレーボールVリーグ男子のJTサンダースVS.東レアローズ他の試合があるのだとか。それを観戦するために武道場の前は長蛇の列ができていました。同日にVリーグの試合と全日本サッカーの練習があるなんて、スポーツファンにとってはたまりません。
私なんかバレーボール、サッカーとも数年前まで実際にプレーしていましたのでそんな気持もひとしおです。


観客-1

多くのファンが詰め掛けています

歓迎看板

歓迎看板です

’06ワールドカップ用新ユニフォーム

2006ワールドカップ用
新ユニフォーム発表


SAMURAI BLUE 2006

来場者に先日発表されたばかりのキャッチフレーズ:「SAMURAI BLUE 2006」のステッカーのプレゼントも。


選手のバス到着

選手のバスが到着するとファンは総立ちです


歓迎セレモニー

歓迎セレモニー:ジーコ監督と宮本選手に花の女王とサンシャインレディーから花束の贈呈です。川口チェアマンの姿も。


練習前ミーティング

練習前ミーティング


ランニング

柔軟体操の後、まずはランニングからです。


練習-1

練習-1:宮本選手、三都主選手、川口選手、中澤選手、小笠原選手、福西選手、本山選手、皆元気に始動です。

練習-2

練習-2:特に三都主選手の動きの良さが目立っていました。

妻と子供たちが途中で飽きてきて、「帰ろう」とせがむので最後まで見る事が出来ませんでしたが、日本代表をこの目で見ることが出来て、とても満足でした。
実は、購入したばかりのSIGMA ZOOM 18−200mmを早速試してみたのですが、はじめてということもあり、納得できる写真があまりありません。まだまだこれからが勉強です。

2006年01月28日

昨日のロータリークラブ例会

19b7f26e.jpg昨日行われたロータリークラブの例会は、私が担当でゲストの方をお招きして卓話をして頂くというスケジュールになっていましたので、昨年暮れよりお願いをしていました、綾町の郷田美紀子さんにおいで頂きました。綾町は、宮崎市の西方に位置し、車で30〜40分のところにある、国内有数の照葉樹林を有し、自然に恵まれたすばらしい町です。
会場から市街地を眺める

実は、郷田さんのお父様は、前の綾町の町長さんで生前このすばらしい綾町の町作りに尽力されました。私も20数年ほど前に一度だけお目にかかったことがありましたが、当時綾町が他に先駆けて取り組んでいた有機農法に関連して「綾町でもお茶の有機栽培が出来ないだろうか」と熱く語って下さったのを今でも覚えています。当時はそれほど茶の有機栽培は、一般的でなかったので、それを考えておられたその先見性には感心させられます。そんなお父様の遺志をついで、「綾の自然と文化を考える会」会長をはじめ、九州農政局食育委員、全国食と農の応援団団員など数多くの役職を抱え、日々精力的に活動されていらっしゃいます。
郷田さん

残念ながら、実現できませんでしたが、規模では、日本一と言われ、自然の宝庫である「綾の照葉樹林」を”世界遺産に登録し、しっかり後世に残そう”と言う運動にも積極的に参加されました。その甲斐あって、国が一緒になって自然を保護復元すると言う壮大なプロジェクトに「綾の森」が日本で初めて指定されたそうです。こんな風に例会時にご紹介させて頂きましたが、本来のお仕事は、薬剤師さんで現在本業の傍ら、近年特に関心が高まっている「食育の大切さ」について説くために全国を飛び回っていらっしゃいます。そんな郷田さんに「食と健康」というテーマでお話を頂きました。お話の中で特に印象に残ったことは、「私たち人間が生き物の中で一番偉いのだという考え方をまずなくしましょう、様々な生き物たちの命を毎日頂いて私たちは生きているのだという謙虚な気持ちを持つことが大切。それが「食育」の原点であると。
例会食事

キレやすい最近の子供達と「食」というものがどうも密接に関係があるのではないかと言うことが言われます。唯、「食べる」ということが単に栄養の補給と言うだけでなく、私たちの日常生活と密接に関係をしているのだと言うことを改めて考えさせられた郷田さんのお話でした。例会デザート

写真は、上から1)2)例会場から見た大淀川と宮崎市街地の様子。
3)郷田さんは、笑顔を絶やさない、とてもすてきな方です。とてもよいお話をして下さいました。
4)ゲストの方がお見えなので今日はごちそうです。
5)デザートも豪華です。

2006年01月27日

春の食材

8e055b4a.JPG宮崎では、少しだけ寒さも和らぎ、今朝の地元の新聞では、「梅ほころぶ 県内寒さ和らぐ」の見出し記事が。宮崎地方気象台によるとここ数日は最高気温が平年を上回っているとのことで、宮崎市阿波岐原町にある市民の森梅園では枝に多くのつぼみが膨らみ、花が開きはじめ、来月10日前後が見所とのことです。確実に春が近づいているのですね。


木の芽先日、妻の買い物につきあって、近くのCoopにいくと、野菜コーナーには、春の食材が並んでいました。早速、カメラでパチリ!「たらの芽」「木の芽」「うど」など、本格的な春ももうすぐそこまで、と言った感じですね。気がつかないうちに季節は確実に移り変わっています。


うどお茶もこの時期、前年に作られたものが熟成してもっとも美味しくなると言われます。本格的な春の訪れを待つこの季節にふさわしい、さわやかな香りと旨味ののったコクのある味わいの銘茶「春茶物語」が今大人気です。

2006年01月26日

新潟柏崎の特産品

笹だんご
宮崎商工会議所主催で昨年開催された「第二創業塾」。講師の加藤先生の門下生で、第一回セミナーの時にご講演下さった「笹だんご母さん」で有名な新潟の小竹(小竹食品)さんから、栗笹だんごが食べてみたかったので他の商品と一緒にお取り寄せしてみました。小竹さんのところは、ネットショップで地元柏崎を中心とする新潟の特産品を取り扱っていらっしゃいます。ですから商材もバラエティーに富んでいてとても楽しいサイトです。


49c6da30.jpg早速、注文した「魚卵の塩辛」から・・・。下戸のくせに私は塩辛が大好きですが、「魚卵の塩辛」は初めてです。
味も三種、うに、スタンダード、辛子明太子味でどれも珍味。美味しくてご飯が進みます。(つい食べ過ぎてしまいました。)


えごねり「えごねり」も「えご草」という海草を溶かして固めたもので酢みそで頂きます。ぷるんぷるんとした食感と、磯の香りがしてこれもGood!


栗笹だんご

つぎに楽しみにしていた栗笹だんごを頂きます。我が家の大好物の笹だんごの栗入り!?中身の白あんにはきざんだ栗が入っていておもしろい食感です。栗の風味がよいですね。子供達も喜んで食べています。


最後は、「甘酒」です。最近、急に息子が「甘酒、甘酒!」というので妻が生協で買ってきていましたが、小竹さんから届いたものを頂いた時、「今までの甘酒はなんだったの?」というくらい違うのに驚きました。一口飲むと酒のさわやかな香りが鼻をす〜っと通り抜けます。しかもきれがあり、すっきりとした香りです。甘さもほどよく香りとのバランスがまた絶妙です。酒の原料になっているお米が違うからなのでしょうか?一口飲んだ息子の顔も笑顔に変わり、大喜びでした。

2006年01月25日

“知っていそうで知らなかったお茶のお話” 〜抹茶【碾茶(てんちゃ)】〜

今年も残すところ 2ヶ月になりました。宮崎でも急に冷え込んできて冬本番も間近です。そうはいっても温暖な気候ですから、原新監督率いる読売巨人軍をはじめとして多くのプロスポーツの秋季キャンプが11月中旬まで県内各地で開催されています。是非皆さんも見学がてら宮崎に遊びに来てください。そして、これからの季節、温かい一杯のお茶が心と体をいやしてくれる、お茶がとっても美味しく感じられる季節になってきますよね。風邪の予防にも効果があるといわれる日本茶を毎日飲んで風邪など吹き飛ばしてしまいましょう。

碾茶の茶葉さて、“知っていそうで知らなかったお茶のお話”シリーズの 第二弾ということで、皆さんも一度は、お茶席などで召し上がったことがある“抹茶”について、その栽培から製造までを皆さんにわかりやすくご紹介してみたいと思います。それから飲むだけではない抹茶の使い方についてもお伝えしたいと思います。
そもそも抹茶ってどのように作られるのでしょうか?「えっ、普通のお茶ともちろん同じでしょう !?」実は、抹茶は、碾茶(てん ちゃ)というお茶を原料にして、それを挽いて作られます。碾茶(てんちゃ)は、普通市販されていませんので、なかなか皆さんがご覧になる機会はないと思います。その碾茶(てんちゃ)も茶畑で栽培されている時から、他の普通煎茶などとは違った方法で作られています。

覆い下茶園の様子その大きな違いは、「覆い下茶葉(おおいしたえん)」といって、茶園を「よしず」と「わら」で被覆(ひふく)して遮光下で育てた茶葉を使って作られるところにあります。
それではなぜ被覆し遮光して栽培した茶葉でなければならないのでしょうか?それは、茶の旨味の成分にテアニンという成分があるのですが、このテアニンは、葉中で光の影響を受けて渋味の成分であるカテキンに変化してしまいます。
しかし、遮光をすることによってこの変化が抑えられて旨味が多く、渋味が少ないお茶になるのです。それだけでなく日光を遮ることにより、茶葉は薄く柔らかくなり、色も鮮やかな濃い緑色になります。また、「覆い香(おおいか)」と呼ばれる独特の香りも生まれます。このように覆いをして(最終的には遮光率95〜98%位にまでします。)から20日後くらいに一芽一芽を丹念に手摘みします。(最近では、手摘みのコストが高くつくので高級な抹茶の原料をつくる時にしか行われなくなってきています。)


石臼で抹茶を挽いている様子摘み取られた茶葉は、今度は「蒸熱(じょうねつ)」といって茶葉に蒸気を当てて蒸されます。
次に蒸し葉は、「冷却拡散」といって送風機で 5〜6mくらいまで吹き上げられて蒸し露を取り、冷やされます。そして「荒乾燥・本乾燥」という二段階の乾燥行程を経て、次の「選別」に回され、そこで葉の大きさをそろえ、茎と葉脈の部分が取り除かれます。そして仕上げ乾燥である「練り乾燥」の段階を経て、ようやく抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)が出来上がるわけです。
これを石臼で挽き上げ粉砕して抹茶の完成です。抹茶が出来上がるまでの大まかな流れについてご説明してきましたが、もちろん産地によってさらには、加工する抹茶問屋さんによって多少行程に違いがあるようです。

 
以前、茶葉を使ってお茶を入れたときにその抽出液の中には、お茶に含まれる有用な成分の約30%しか溶け出していなく、残りの70%は茶殻の中に残ったままであるというお話をしたことがあると思いますが、抹茶であれば、茶葉すべてが細かな微粉末になっていて、そのまま飲んで体に取り入れることが出来るわけですから私たちの健康にとっては申し分ないと言うわけです。微粉末にすることで料理やお菓子にも幅広く利用することが出来て、素材としてもすばらしいものがあります。しかし、抹茶というと「茶道」でしか味わえないと思っていらっしゃる方が多いのですが、決してそんなことはありません。自宅で気軽にお抹茶を楽しんで頂くことが出来ますので、最後にその方法をご紹介してみましょう。まずはお気に入りの抹茶茶碗をご用意ください。それから抹茶をいただくのに欠かせない茶筅です。そして抹茶を計量するのに使う茶杓です。最低限これだけはご準備願います。次に手順についてのご説明です。
ご自宅で気軽にお抹茶を楽しんで頂く方法
1 まず抹茶茶碗にお湯を注ぎ温めておいてください。温め終わったら湯を捨てます。
------------------------------------------------------------
2 次に茶杓で抹茶を容器からすくうように計量しながら取り出し、お茶碗にいれます。その時の分量は、茶杓で山盛り一杯半が目安です。
------------------------------------------------------------
3 一度必ず沸騰させたお湯を使うのは他のお茶同様で、約 80℃に冷ましたお湯を茶碗の一部目まで注ぎ、茶筅でまんべんなくかき混ぜて出来上がりです。
抹茶道具
▲抹茶道具(抹茶茶碗、茶筅、茶杓)

点てたお抹茶
▲点てたお抹茶
「山政小山園パンフレットより」


以外と簡単でしょう。是非皆さんもご家庭でお抹茶を点ててお気に入りのお菓子とともに召し上がってみてください。いろいろなお菓子と組み合わせてみるのもおもしろいかもしれませんね。意外な組み合わせを発見することが出来るかもしれませんよ。

今回は、「抹茶」を取り上げて、今まで皆さんがあまりご存じなかった抹茶の製法や利用の仕方など、様々な抹茶の魅力についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?抹茶は、一般に考えられている程、難しい飲み物では決してなく、ぜひゆっくりと、そしてもっと気軽に召し上がって頂きたいと思います。 当店では、京都宇治の抹茶問屋さんの厳しい品質管理のもとで作られた美味しいお抹茶を取り扱っておりますので是非ご利用くださいませ。
 

「お茶が美味しく感じられる季節になってきました〜秋摘み茶〜」

まず初めに先の台風 14号によって被害を受けられた皆さん心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心よりお祈りしております。

秋摘み茶いよいよ 10月。店内のディスプレイも秋一色です。日中の残暑もやわらぎ、日増しに秋の深まりが感じられるようになって来ました。今年はことのほか残暑が厳しかったような気がしますが、ようやく朝夕はめっきり涼しくなって秋らしくなって来ましたね。これからの季節、秋の夜長にほっと一息、お茶でも飲んでゆっくりとくつろいでみてはいかがでしょうか?

先月は、“知っていて得するお茶のすばらしさ〜お茶の効能効果〜”と題しまして、知っていそうで知らなかったお茶の魅力についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
知れば知るほどお茶の持つ素晴らしさが分かってきて、他の飲料を飲む機会がめっきりと減ってしまいました。これからの花粉症や風邪の予防に「お茶」を上手に活用していきたいものですね。

さて、今月は、この時期にしか出来ない季節限定の「秋摘み茶」をご紹介したいと思います。以前にもこのコラム欄でご紹介しましたのでご存知の方も多いかもしれませんが、もう一度改めてご紹介したいと思います。

 
秋一色の店内ディスプレイ「茶樹」は、一般の場合、摘み取ると気温が下がって活動が休止するまで、また新芽が出てきます。活動が休止する前、今年最後に伸びてきた新芽を原料として作られたのがこの「秋摘み茶」です。独自のブレンドによって香ばしい香りコクがあってとても飲みやすく美味しい味わいに仕上げました。お蔭様で毎年楽しみに待っていてくださるお客様も増えてきました。涼しくなってくる「秋摘み茶」の作られるこの季節の気候と、厳しい冬が終わり、春から初夏にかけて徐々に暖かくなってくる一番茶の季節の気候が似ている為か、よく新茶のころのような風味がするとおっしゃる方もいらっしゃいます。
今年は、パッケージも一新し、さらに秋らしさを表現してみました。お味のほうも先ほど書きましたように、この季節にぴったりの香ばしい香りコクのあるのど越しが特徴です。
 
「秋摘み茶」の茶葉
「秋摘み茶」の茶葉
100g 840円(税込価格)
100g 840円(税込価格)
贈答用セットAK−20  2,100円(税込価格)
贈答用セットAK−20
  2,100円(税込価格)
 
是非これからの季節、この「秋摘み茶」を召し上がっていただきながら秋の夜長をゆっくりと読書なんていうのもいいかもしれませんね。秋の行楽のお供に「冷茶」にしても良し、もちろんお湯で淹れても美味しく召し上がっていただけます。ご自宅用に季節のご挨拶にどうぞご利用ください。

「知っていて得するお茶のすばらしさ〜お茶の効能効果」

いよいよ9月。虫の声や風に秋の気配を感じるようなりましたね。暑い夏を過ぎてまだなんとなく夏の疲れが残っている方も多いのではないでしょうか?今月は、“知っていて得するお茶のすばらしさ〜お茶の効能効果〜”と題しまして、知っていそうで知らなかったお茶の魅力についてご紹介してみたいと思います。お茶の効能効果というと、すぐに栄西禅師の「喫茶養生記」を思い出す方は、相当お茶に詳しいですね。「それってなあに?」とおっしゃる方もこれからご紹介する内容を読んでいただければ、よくわかっていただけると思います。

実験的に明らかにされた茶の効能、効果「茶は養生の仙薬なり、延命の妙術なり」の一説でよく知られる「喫茶養生記」。この著書によって、お茶の効能を説き、喫茶文化を普及させていったのは、鎌倉時代、臨済宗の開祖である栄西その人でした。1191年当時中国は宋の時代。その宋で仏教を学び、帰国した栄西は、中国での仏教の修行の際に素晴らしい飲み物と出会います。それが「茶」でした。彼は、帰国の際に茶の種子をも持ち帰り、禅宗とともに茶の栽培普及さらには喫茶の風習も広めていきました。栄西は、お茶の効能について、次のように書いています。お茶を飲むと、(1)酒酔いが去り、(2)喉の渇き、病を払い、
(3)消化を助け、(4)利尿に効果があるとそもそも今からおよそ5000年前の紀元前2700年頃、中国に「神農」という想像上の人物がおり、彼は、草根木皮に医薬を求めて山野を駆け巡り、採っては食べて薬効を確かめ、日になんと72回も毒にあたりながら、その都度、お茶の葉をかんで解毒をしたと伝えられています。それゆえに「神農」は漢方医学の祖とされています。ですから「茶」は現在のように飲料として扱われる前に「薬」として食されていたといわれています。今も実際に漢方薬剤の中に「茶葉」というものが存在し、薬として用いられています。
そんな茶の効能ですが、 1991年に国際緑茶シンポジウムが日本で開催され、様々な「茶の効能効果」についての科学的な研究成果の数々が報告されたのを皮切りに、世界各国で「茶」についての研究が盛んに行われるようになりました。今では実に多くの「茶」についての研究報告がなされ、改めて「茶」の持つ効能効果が見直されてきています。今日はその中から代表的なものを幾つか取り上げてご紹介してみたいと思います。

 

まずは、図の茶の効能効果を見ていただきたいと思います。
この図からも 抗酸化作用や血圧上昇抑制、血糖上昇抑制、抗菌、抗ウイルス、抗アレルギーなど様々な効能効果があることがわかっていただけると思いますが、これを茶の内容成分別に表したものが次の表です。
これからわかることは効能効果の多くがカテキン類といわれるお茶の渋み成分であることが分かっていただけると思います。最近、私達は様々なシーンでこのカテキンという言葉を目にするようになったのではないでしょうか?このカテキンの効能効果を利用して、茶系飲料を初めとした、消臭剤やエアコンのフィルター、抗菌グッズに至るまで、私達の暮らしの中に広く用いられるようになってきました。
また、同じ表からもわかっていただけるように、カテキン以外にも多くの成分を含んでいます。
ちなみにβ−カロチン(体内でビタミンAにかわる)、ビタミンC、ビタミンE等の主な成分の含有量を他の食品と比べた表があるのでご覧になって下さい。「茶」の中にいかに沢山の量が含まれているかがわかっていただけると思います。

緑茶の成分
効能
カテキン類
(お茶の渋味
成分)
発ガン抑制作用、抗腫瘍作用
突然変異抑制作用、抗酸化作用
血中コレステロール低下作用
血圧上昇抑制作用、血栓防止作用、
血糖上昇抑制作用
抗菌作用(食中毒防止)
抗インフルエンザ作用
虫歯予防
口臭予防(脱臭作用)など
カフェイン 覚醒作用(疲労感や眠気の除去)
利尿作用、強心作用
ビタミンC ストレス解消、風邪の予防
カロチン 発ガン抑制作用
γ-アミノ酪酸
(ギャバ)
血圧降下作用
フラボノイド 血管壁強化、口臭予防
多糖類 血糖低下作用
フッ素 虫歯予防
ビタミンE 抗酸化作用、老化抑制
 テアニン
(アミノ酸の一種)

緑茶のうま味成分
カフェインのきっこう作用

 

お茶の水溶成分
お茶の水溶成分
(桑野和民著『食べる緑茶バイブル』日東書院肝より)

お茶、野菜中のβ-カロチン含有量
お茶、野菜中のβ-カロチン含有量
「四訂日本食品成分表より」

お茶、野菜中に含まれるビタミンC含有量
お茶、野菜中に含まれるビタミンC含有量 「四訂日本食品成分表より」

お茶、野菜中のビタミンE含有量
お茶、野菜中のビタミンE含有量
「四訂日本食品成分表より」

但し、別の水溶性成分の表を見てみてください。「茶」には水溶性成分と不溶性成分があり、通常私達が喫茶のスタイルで味わう場合には、摂取できない成分があって、その割合が実に7割もあると言われています。しかもそれらは茶殻の中に残ってしまったまま、捨てられているというわけです。ですから抽出液であるお茶を飲むだけでは、β−カロチン、ビタミンE、たんぱく質や食物繊維など水に溶けない成分を摂取することが出来ないということになります。つまり、これらの豊富な成分を無駄なく全部摂取する為には、茶殻ももしくは茶葉のまま丸ごと食べることが一番よいというこがわかっていただけると思います。しかし「お茶を食べる」といっても実際にはどうすればよいのでしょうか。それには色々な方法があります。図からもわかっていただけるように3煎入れたお茶の中には、含まれる成分のおよそ3割しか溶け出していません。

あとの7割が茶殻に残ってしまっているわけです。そこでこの茶殻にちょっと酢しょうゆをつけて召し上がってみて下さい。お好みによってかつをぶしを掛けていただいても結構です。まるでほうれん草のおひたしを食べているみたいでちょっとした一品になります。また、電子レンジを利用して乾燥させ、電動ミルで細かく挽いててんぷらの衣につけていただくもよし、スープに混ぜたり、小魚やのリ、ゴマなどといっしょに荒めに挽いて、ふりかけにすればいろいろなものにかけて利用していただくことが出来ますので是非一度お試しになってみて下さい。あと見逃してはいけないのは、ビタミンCが豊富に含まれている為、女性の皆さんにとっては美容にも効果が期待できるというわけです。こんなにすばらしい効能効果ですが、皆さんが普段利用しているペットボトルの茶飲料とリーフ(茶葉)タイプのお茶では、その内容成分に大きな差があるのをご存知でしたか?
新日本婦人の会発行の新聞に掲載されていた記事の中の静岡県環境衛生科学研究所のデータによると緑茶の旨味の成分であるテアニン等の総アミノ酸は急須で入れたお茶のほうがペットボトル緑茶の 2.0〜6.1倍、同じく総カテキン量は4.4〜7.4倍、カフェイン含有量は1.9〜3.2倍、ただし、ビタミンCだけは、ペットボトル飲料に食品添加物(酸化防止剤)として加えてある為、逆に1.2〜5.2倍含まれている。
100ml当たりの価格を比べてみても急須で入れるお茶の11.1円に比べ、28.3円と割高になって不経済であることがわかります。また、飲み終わったあとの茶殻を食品として用いたり、乾燥させて脱臭剤代わりに用いたり、肥料にしたりとその利用方法の多様性はペットボトル茶飲料では到底真似の出来るものではないでしょう。またいまだにその回収率が50%に満たず、市町村によっては、まだまだリサイクルの方法も確立されていないところも多く、環境への負荷もますます大きくなっているのではないでしょうか?

 
このペットボトル飲料の大量消費からくるごみの問題など、将来的な地球環境にとってもあまり望ましいことではないような気がします。これらのことからもおわかりいただけるように、決して急須にこだわらなくても良いと思います。ご自身の最も使いやすい器を使って、要はリーフタイプの茶葉を使いゆっくりと淹れていただくことが大事だと考えます。
 
やはり急須で淹れなきゃ損! 急須でいれた緑茶と、ペットボトル緑茶の比較
急須でいれたお茶と、ペットボトル緑茶の比較
(静岡県環境衛生科学研究所より)


「喉が渇けば 水を飲み、心が乾けば お茶を喫む」やはり、ほっとした和やかな気持ちにしてくれるのは、リーフで入れたお茶以外にないと思うのは私だけでしょうか?リーフタイプのお茶を使って、どうかおだやかで健康的な毎日をより美しくお過ごしください。

「とっておきの中国茶で楽しむ夏の午後"特別中国茶会"」

いよいよ8月。子供達にとっての楽しい夏休みもまさに後半戦突入と言った感じですね。今年は梅雨の頃から全国的に降水量が少なく、ところによっては、農作物の作柄に影響が出ているところもあると聞いていますので、特にお茶への影響が気になるところです。宮崎では、連日とても暑い日が続いています。暑さもまだまだこれからが本番です。皆さんも体調管理にはくれぐれも気をつけて元気にこの夏を乗り切って下さい。先月も書きましたが、どうしてもこれだけ暑いと冷たいものばかりをとりがちになってしまいますが、たまには熱いお湯で出した日本茶で心も体もリフレッシュして下さい。どうしても熱いものが・・・とおっしゃる方は是非一度、以前ご紹介しました「冷茶」をお試し下さい。
お湯で出したものをさっと氷にくぐらせて作るも良し、市販の冷茶用のポットを使い、冷やしたお水にそのまま茶葉を入れて20〜30分おいて作るも良し、皆さんのお好みに応じて召し上がってみて下さい。
 

さて、今月のコラムは、“とっておきの中国茶で楽しむ夏の午後”と題して、7月23日(土)に行われました宮崎美老園主催の「特別中国茶会」の模様をお伝えします。今回はシェラトン・オーシャン・リゾート1Fの中国料理「藍海」の一番奥の部屋を利用しての16名様限定のお茶会でした。それは今回の開催趣旨と関係があります。今回は宮崎美老園が主催と言うことで、特にいつも以上に私が厳選に厳選を重ねた普段なかなかお目にかかれないような貴重な、そして高価な、そして何より美味しい秘蔵茶のお茶ばかりを取り揃えてのとても豪華な茶会にしたいと思っていました。それゆえ、茶葉の数量もごく限られた量しかないものも多く、いつものような40名近い人数ではどうしても行えなかった為、このように人数を限らせていただくことになりました。

 
下:右の普通サイズの餅茶と比べると宮廷小餅茶の大きさが分かります。

その為、お料理の品数についてもいつものように沢山お出しすることが出来ませんでしたが、それでもタン・シェフが腕によりをかけて作っていただいたものばかりでご参加の皆様にも喜んでいただけたのではないでしょうか。「宮崎美老園店主のこだわりの・・・」「秘蔵茶で楽しむ・・・」といったキャッチフレーズで「ワンランク上の中国茶会」を目指し、今回の茶会をご案内した手前、茶葉選びには、いつも以上に大変苦労しました。

 【本日茶会メニュー】
  1. 炒飯
  2. 焼ソバ
  3. マーラーカオ(中華風蒸しパン)
  4. 特製クッキー
  5. 杏仁豆腐
今回のお料理は、少し軽めにと言うことでタン・シェフにお願いしましたが、それでも左のようなメニューをご準備いただきました。
いつもの茶会と比べると、どうしてもボリューム感では比較になりませんが、一品一品の美味しさはさすがでした。
 

まずは、私の自己紹介。それが終わって最初にご紹介したお茶は、とても珍しい茶樹の花(通常茶樹の花は、 8〜11月に白い花を咲かせます)のお茶で菊花茶のように、花を乾燥させただけのシンプルなものなのですが、樹齢約300年の中国大葉種の老木の茶の花びらで作った大変貴重なお茶で、知人の鳳儀(フォン・イ)さんに特別に分けていただいたとても珍しいものです。初めて封を切った時にそのほんのりとした甘い香りに驚きました。茶の花自体は何も珍しくないのですが、それを乾燥させてお茶にするなんて考えもしないことでした。ほのかな蜜を思わせるような甘さを感じさせるお茶です。終了後に頂いたアンケートでも、印象に残ったお茶の一つと回答された方の多かったお茶の一つです。

  茶花茶
▲樹齢約300年の茶の老木から作られた
茶花茶

ここで参加者の皆さんには、一度お食事をしていただき、炒飯と焼きソバを召し上がっていただきました。


皆さんがお食事をして頂いている間に、今度は二番目のお茶の準備に取り掛かります。次に用意したお茶は、これも今回の特にお奨めのお茶の一つである岩茶極品武夷水仙
水仙種で作られた岩茶でその味わいは、一度飲んだら忘れられないといっても決して大げさではないほど、岩韻をしっかりと持った岩茶で、私自身も岩茶が好きで数多くの岩茶を試してきましたが、これほど岩茶らしい岩茶は今まで飲んだことがないほどすばらしい、今回の茶会の自慢の一品でした。このお茶も鳳儀(フォン・イ)さんに特別に分けていただいたもので、これを中国工藝美術師の李群氏の奥様である諸亭圓さん(正式には[ネ者][女亭]圓と書きます。)等、作家の方の作られた茶壺でじっくりとお入れしたのですが、茶壺に茶葉を入れ、上から熱湯を注ぐとあたり一面に深みのある素晴らしい香りが立ち込めてきました。
ここでその香りの素晴らしさを皆さん直にお伝えできないのがとても残念です。
お食事を召し上がって頂いた後に、飲んで頂いても、その素晴らしい味わいを十分堪能していただけるほどしっかりとした香りと味のお茶であったと思います。

  武夷水仙2005春
▲岩茶極品武夷水仙2005春茶

次のお茶は、「中国雲南省 宮廷小餅茶( 1998年熟茶)」で、これは餅茶を普[シ耳]茶(プーアール茶)専用刀で解して召し上がっていただきました。餅茶をその場で解して飲んでいただく機会はなかなかありませんので、これも参加者の皆さんには新鮮で印象に残ったと思います。味のほうも8年物の熟茶でありながらその味わいは、気に入って下さった方も多く、しっかりとしていました。また、お料理との相性も良かったと思います。

  宮廷小餅茶
▲宮廷小餅茶

その次ぎのお茶は、今度は台湾のお茶で「翆峰高山金萱茶( 2005年春茶)」(すいほうこうざんきんせんちゃ)といって、梨山で作られた、こちらも希少なお茶です。このお茶の特徴は、金萱茶特有のあのバニラの香り、乳香が特に顕著で、これほどしっかりとした乳香をもった金萱茶も今まで飲んだことがないくらい、素晴らしいものでした。
また、初めての試みで茶壺のグレードの違いによって、同じお茶を入れても味の違いがでてくることを確かめる飲み比べなども行ってみましたが、こちらも皆さんに大変興味を持っていただけたようです。

  翠峰高山金萱茶2005春
▲翠峰高山金萱茶2005春茶

1時間半の間に今回のように5種類ものお茶をご紹介するのは、なかなか大変です。今回の最後にご紹介したのは、日本でもこのお茶のファンの方がとても多い鳳凰単叢。中でもその生産量が少なく、高級なものとされる「烏[山東]単叢(うーとんたんそう)で香りによる分類は、今まで耳にした事の無い杏花香(きょうかこう)という杏の花のような香りのお茶で、しかも広東省内のコンテストで金奨をとったという、希少価値の高い珍しいお茶です。
これも私自身初めてのお茶でしたが、飲んでみて納得しました。とても上品で爽やか、しかもまさに甘酸っぱい杏を思わせるような香りと、どっしりとした存在感のあるその味わいは、さすがにコンテストで金奨を取っただけのことはあります。
ただ残念なのは、今回ご紹介したお茶のそれぞれが素晴らしすぎる為、少々このお茶のすばらしさがかすんでしまった感すらあります。特に最後までご紹介する順番に悩んだ岩茶極品武夷水仙の岩韻のすばらしさがずーっと後を引いていたのではないかと思います。出来れば、今回ご紹介しましたお茶の一つずつをもっとじっくり楽しんでいただけたらよかったというのが正直なところです。この烏[山東]単叢岩茶極品武夷水仙は、今回のお料理はもちろんですが、デザートのマーラーカオやクッキーの濃厚な味わいにも実によくマッチしていました。

  烏山東単叢金奨
▲烏山東単叢杏花香

特別中国茶会
 

アンケートの回答結果からも分かるように、ご参加いただいた皆さんに今回の「特別茶会」を十分満足していただけたようで、私自身もとても喜んでいます。
機会がありましたら、皆さんも宮崎美老園の中国茶会へ是非ご参加ください。
この「特別茶会」を開催するにあたり、並々ならぬご支援を頂きました中国料理「藍海」の長友マネージャーとタン・シェフに感謝いたします。ありがとうございました。

 【茶会茶葉リスト】
  1. 中国雲南省産 中国大葉種老木の茶花茶 (2004年)
  2. 中国福建省 岩茶武夷水仙(2005年春茶)
  3. 中国雲南省 宮廷小餅茶(1998年熟茶)
  4. 台湾 特級翠峰高山金萱茶(2005年春茶)
  5. 中国広東省 烏[山東]単叢杏花香(広東省第六届名優茶質量競賽 金奨受賞茶)

「ゆたかな香りとしっかりした味わいの児湯茶はいかが」

早いもので今年もいよいよ後半戦です。例年ですとまだまだ、宮崎は、下旬頃までうっとうしい梅雨の季節が続きます。6月が空梅雨で雨が少なかったので、梅雨もこれからが本番かもしれません。

こんな季節だからこそ緑茶のすっきりとした味と香りで爽やかに活き活きと過ごしたいものですね。先月ご紹介したように、是非「冷茶」にして味わってみてください。先月発売の冷茶用の香り高いお茶もたいへん好評です。

さて、今月は、宮崎のなかでも県外ではまだまだ知られていない「児湯茶(こゆちゃ)」についてご紹介してみたいと思います。「児湯茶」は宮崎市から北へ国道10号線を車で走ることおよそ40分。北に尾鈴山麓を控え、東には太平洋の日向灘が広がる風光明媚な児湯郡でつくられます。この児湯郡は、航空自衛隊新田原基地のある新富町、野球やラグビーといったスポーツが盛んで、 日本の福祉事業の先駆者であり、「孤児の父」と呼ばれている石井十次の生まれ故郷である高鍋町、またこの高鍋町は 希少生物の宝庫と言われている高鍋湿原のあることでも良く知られています。

  宮崎県マップ
それから武者小路実篤が作った理想郷「新しき村」があり、石井十次の精神を受け継いで作られた「石井記念友愛社」のある木城町、私が昨年度より非常勤講師をさせていただいている宮崎県立農業大学校があり、 全国各地から農業を志す人々が集まり拓れたことから川南合衆国と呼ばれ、畜産を中心に全国でも有数の農業生産量を誇ってい る川南町、最も北に位置していて、最近、美味しいワインが出来ることでよく県外にも知られるようになってきた都農町があります。この中でも特に新富町高鍋町川南町木城町を中心に茶畑が広がり、県内でも有数の茶どころとなっています。茶畑は、標高およそ50〜200mの台地にあり、優良品種である「やぶきた」を中心に「さえみどり」「おくみどり」などが多く栽培されています。南国の温暖な気候と素晴らしい自然環境で育まれた「児湯茶」はそのゆたかな味と香りが高く評価され、全国茶品評会において最高の栄誉である農林水産大臣や産地賞を数多く受賞しています。
 
新富町ホームページ:http://www.town.shintomi.miyazaki.jp/
高鍋町ホームページ:http://www.town.takanabe.miyazaki.jp/
木城町ホームページ:http://www.kijo.jp/
川南町ホームページ:http://www.town.kawaminami.miyazaki.jp/
都農町ホームページ:http://www.town.tsuno.miyazaki.jp/tsuno/
 
上:児湯茶農協遠景 下:以前の入札会場
上:児湯茶農協遠景
下:以前の入札会場
  近年、大型機械化栽培も進められ、消費者ニーズにあった新しいお茶作りの中心にあるのが、児湯郡茶農業協同組合です。私も5〜6歳の頃、よく父親が児湯茶農協で行われる茶の入札会に連れて行ってくれていましたので、入札会場の近くを流れる小丸川の土手でよく遊んだ記憶があります。この児湯茶農協も、現在、組合員数37名、1戸の平均茶園面積は、4.5haで、そのほとんどが自園自製を行っており、今年で組合創立59周年を迎えるお茶だけの専門農協です。
近年、宮崎県の荒茶生産量は、約3千数百tで推移し、全国第4位の生産量を誇っており、その内、児湯茶農協の取扱量は、約450tと全体のおよそ15%ほどを占めています。児湯茶農協では児湯郡で作られたお茶の中より厳選されたものを「小売茶」として販売し、その他荒茶(まだ仕上がっていない茶)として静岡、九州各地に出荷しているそうです。
 
20数年前、私が家業を継いでしばらくは、茶農協で独自に荒茶の入札会も行われおり、落札した荒茶を当店でも火入れ加工していました。言葉で表現するのが非常に難しいのですが、私がみる「児湯茶」と特徴は、“大地のにおいと力強さの中にもほのぼのとした何か懐かしさを感じさせるような素朴さを持つ香り高く滋味のある味わい”といったところでしょうか。私の大好きな県内産地の一つです。以前は、釜炒り製玉緑茶や蒸し製玉緑茶の生産量も多かったのですが、市場の志向性に伴い、最近では煎茶の生産量が圧倒的に多くなって来ているそうです。  
▲味も香りもすばらしい児湯茶
また形状なども以前のカチッとしたものから蒸しが強く、形状もやわらかいものへと変わってきています。しかし、昔と変わらず、今も香り高く、滋味のある美味しい児湯茶を当店にも供給していただいています。
 
児湯茶農協工場内部 児湯茶農協工場内部 児湯茶農協工場内部
▲児湯茶農協工場内部 ▲児湯茶農協工場内部 ▲児湯茶農協工場内部

 

児湯茶農協の参事、川越弘利さんは「これからも県内外の他の茶産地のお茶に負けないような美味しい児湯茶をお届けし、児湯茶のブランドをもっと多くの消費者の皆さんに知っていただきたい」と力強く語って下さいました。

組合員の皆さんもまだまだお若いですし、これからの「児湯茶」の発展が楽しみです。
  児湯茶農協の司令塔・川越参事さん
▲児湯茶農協の司令塔・川越弘利さん

「夏は涼しく!美味しい冷茶はいかが」

夏は涼しく!美味しい冷茶はいかが   いよいよ6月。うっとうしい梅雨の季節を迎えますね。こんな時こそ緑茶のすっきりとした味と香りで爽やかに過ごしましょう。
今月は、「夏は涼しく!美味しい冷茶はいかが」と題して冷たいお茶のご紹介です。「冷たいお茶」といって、皆さんが最初に思い描くのはペットボトルのお茶ではないでしょうか?確かにペットボトル入りのお茶は、いつでもどこでも気軽に手軽に飲めて便利ですが、結構高くついているのをご存知ですか?それからあのペットボトル。飲み終わったらほとんどポイと捨ててしまっていますよね。
特にこれから暑くなって、様々なペットボトル飲料を飲む機会が多くなると思いますが、そこで毎日捨てるペットボトルの量を考えてみてください。相当な量になるのではないでしょうか。そこで、もっと「体と環境にやさしい生活」のご提案です。ペットボトルでしか味わえないと思っている冷たいお茶を家庭で手軽に簡単に、そして何よりも環境にやさしく経済的に出来るとしたら皆さんどうですか?
今月はそんな耳よりなお話をしてみたいと思います。前にもお話したと思いますが、お隣の中国や台湾では、暑いからといって冷たいものを飲んだり食べたりしてはいけないという考え方があるそうです。それはもともと人間は体温が一定で、もし、冷たい飲食物を取って体が冷えてきたら、元の体温に戻そうとして本来別のところで使われるはずのエネルギーが使われてしまい、その結果、使われるべきところのエネルギーが足りなくなり、体内でエネルギーのバランスが崩れ、体調を崩してしまう。と言う考えがあるのだとか。特に女性は、小さな頃から母親やお祖母さんから、冷たいもののとりすぎを厳しく注意をされるといったことを聞いたことがあります。
確かに暑いからといって冷たいものばかり取っていては逆効果。まして糖分の多い清涼飲料水ばかり飲んでいると「脚気」の原因にもなるそうです。
かといって暑い時に暑いものはどうも、といった方にぴったりなのが「冷茶」です。お茶の栄養成分も気軽に取れて健康にももってこいです。今月は体にも環境にもやさしい美味しい「冷茶」の簡単な作り方をご紹介したいと思います。
 
美味しい冷茶の作り方−水出しポットミニ(700ml)を使って−
1.お好みの茶葉10g(ティースプーン約5杯)をポットへ。 2.冷水をポットに入れて、待つことおよそ20分。 3.まろやかで旨みのある美味しい冷茶の出来上がりです。

1.水出しポットミニ(700ml入り)にお好みの茶葉15g(ティースプーン約7杯)を入れて下さい。

  2.冷水をポットに入れて、待つことおよそ20分。   3.まろやかで旨みのある美味しい冷茶の出来上がりです。

お休み前に同様にして入れたものをポットのまま一晩冷蔵庫へ。
朝起きたら美味しい冷茶をすぐにお召し上がりになれます。

一晩かけて作った冷茶は、濃い目に出来ていますからお好みに応じて冷水を加えて薄めるか、氷を入れてお召し上がりください。
お好みに応じて冷水を加えて薄めるか、氷を入れてお召し上がりください
 
【注意事項】
  1. 使用する水は、ミネラルウォーター、もしくは一度必ず沸騰させたものを冷ましてお使いください。

  2. 出来上がった冷茶は、風味を損なわないうちに出来るだけ早めにお召し上がりください。低温で抽出したお茶は、カテキンの抽出量が少ないので痛みやすくなりますので、冷蔵庫で保管し、出来ればその日のうちにお召し上がりになる事をお奨めします。

  3. 茶葉の量を多くしたり、長めに抽出していただくと濃い目のお茶を作る事が出来ます。

 
冷茶を作るのに便利な水出し用のポットをお使いになれば、簡単に冷茶をお作り頂くことが出来ます。耐熱ガラスで出来ていますので、熱いお湯もお使いいただけます。
 
夏の涼
  水出しポット(大きいサイズ)   水出しポット(ミニサイズ)
  水出しポット
大きいサイズ(とって付き) 1000ml
1,260円(税込価格)

  水出しポット
ミニサイズ 700ml
840円(税込価格)

「第二回五ヶ瀬釜炒茶手炒り体験会」

今月は、昨年に引き続き行われました、「第二回五ヶ瀬釜炒茶手炒り体験会」の模様をお伝えしたいと思います。去る 4 月 23 日(土)に五ヶ瀬町桑野内にある興梠(こうろぎ)洋一さんのお父様である緑さんの木工体験工房「いっそ」にて、昨年より多くの参加者を得て開催されました。参加者は、遠くは広島、久留米から、そして、県内は宮崎市、延岡市、地元の五ヶ瀬町からも多くの皆さんが参加され、大盛況でした。まずは腹ごしらえという事で、皆さんが楽しみにしておられた興梠さんのご近所の皆さんもお手伝いして準備してくださった、地元の素材を使った「振る舞い料理」のおもてなしです。

写真でもお分かりのようにとても豪華な料理の数々で昨年より更にバージョンアップした感じです。地元の方々の厚いおもてなしの心がひしひしと伝わってきます。「ジャンボいなり」(勝手にこのように私が命名させていただきました。)のなんとお皿の上からこぼれんばかりの大きさ(普通のいなり寿司の 3 〜 4 倍あるような大きさ)に参加者の皆さんもびっくり。興梠さんのお母様の作られた「よもぎそうめん」もなかなかのものでしたし、「手作りコンニャク」、「たけのこのみそあえ」、「煮物のしいたけ」などはぷりぷりしていてなんともいえない食感です。
今年新登場のお茶を使ったデザートは、地元で出来た釜炒茶と紅茶の入った「パウンドケーキ」や「クッキー」、その他にも「アップルケーキ」、「おはぎ」等など、どれをとってもとても美味しく皆さん大喜びでした。男の私でさえお腹いっぱいになってしまうボリュームでした。腹ごしらえが終わるといよいよ作業開始です。

まずは主催者の興梠洋一さんから今日のスケジュールの説明です。実は今日、私が担当させていただいて「釜炒茶のルーツをたずねて〜中国緑茶」と題しての特別講習が最後に組まれていました。

  豪華な昼食でまずは腹ごしらえです。
▲豪華な昼食でまずは腹ごしらえです。
手炒り釜炒茶で使う生茶葉
▲手炒り釜炒茶で使う生茶葉
まずは生葉の「荒炒り」からスタートです。熱く熱した昔ながらの平べったい鉄釜に生葉を投入するとぱちぱちと音がします。そしてしばらく熱さをこらえながら炒っていくとなんとも言えない香ばしい香りがたってきます。最も高い温度で行われるこの作業がもっとも過酷で且つ重要な工程なので気を抜くわけにはいきません。この工程で味と香りが決まってしまうといわれています。時折慣れない私たちは手が釜底に当たって大変熱い思いをしますが、ここはガマンガマン。釜に覆いかぶさるように生葉を炒っていきますので、中腰の姿勢のまま、20分くらいでしょうか?スポーツトレーニングをしているみたいで、今度は腰の痛さをこらえながらの作業が続きます。ほんの20分と思われるかもしれませんが、これがなかなかどうして大変な作業です。最初は、大勢の皆さんが釜の周りで交代しながら行っていくのですが、最後の2〜3釜になるといつの間にか皆さんの姿は近くにありませんでした。(笑)でも久しぶりに良い運動をさせていただきました。
 
まずは名人がお手本を 今度はみんなの番です 火傷しないように気をつけて いよいよ本番!荒炒りです。

▲まずは名人がお手本を

▲今度はみんなの番です ▲火傷しないように
気をつけて
▲いよいよ本番!
荒炒りです。
 

「荒炒り」が終わると、次は「揉捻」というお茶の葉を揉む作業です。ここでしっかり揉んでおかないと美味しいお茶が出来ません。これにも要領があり、ただむやみに力任せに揉んでしまうとお茶の葉がぼろぼろになって粉になってしまいます。手の中で転がすようにゆっくりと、しかし、しっかりと揉んでいきます。揉み具合は、時間もある程度の目安になりますが、やはり目で見てその塩梅を判断していきます。
揉み終わったら今度はホイロと呼ばれる竹篭の上に揉んだお茶を載せ、下から炭火で「乾燥」させることおよそ 20 分、また更に釜で炒る作業を三回ほど繰り返して荒茶の完成です。その後「選別」して、粉や茎などを取り除き、更に「仕上げ炒り」してようやく完成品の出来上がりです。

 
一生懸命揉んでね だんだん上手になってきましたね 中腰の姿勢は堪えます なかなかミナエおばさんのように上手くはいきませんね

▲一生懸命揉んでね

▲だんだん上手になってきましたね ▲中腰の姿勢は堪えます ▲なかなかミナエおばさんのように上手くは
いきませんね
 

今回は仕上げの合間を利用して、先述のような「釜炒茶のルーツをたずねて〜中国緑茶」というミニ講座を開催させていただきました。ご存知のように「釜炒茶」、正式な名前は、「釜炒り製玉緑茶」といい、「蒸し製玉緑茶」と区別されます。この「釜炒茶」のルーツは、以前にもご紹介しましたように中国の炒青(しょうせい)緑茶にあり、 15 世紀の半ばごろに初めて日本に伝わったといわれています。その日本の釜炒茶も佐賀の嬉野製と宮崎・熊本の青柳(あおやぎ)製の大きく 2 通りに分けられ、その伝播の仕方にも諸説ありますが、ここでは省略させていただきます。

  特別講習会の様子です
▲特別講習会の様子です
講座の中では、その伝播の仕方も含めた歴史について、更には本場中国の2005年産明前の獅峰龍井茶(しほうろんじんちゃ)と同じく明前の東山碧螺春(とうざんへきらしゅん)の二つのお茶の飲み比べ、それから簡単な中国茶の紹介ということで青茶の梨山烏龍茶と工芸茶の茉莉元宝を皆さんに楽しんでいただきました。同じように作られる炒青緑茶でも本場中国のものと五ヶ瀬の「釜炒茶」では味・香りにも大きく違いがあることを受講していただいた皆さんにはご理解いただけたのではないかと思います。でも皆さんのご興味は、むしろ青茶と工芸茶のほうに注がれていたようでしたが・・・。
 
茶摘までもうすこしです
▲茶摘までもうすこしです

結構大変な作業です。
▲結構大変な作業です。
  更に今回の体験会は、最近設立された「NPO法人五ヶ瀬自然学校」のイベントの一環でした。興梠さんがこの副理事長をされている関係もあり、今年は共催のような形での開催でした。ですから途中、お茶作りに飽きた小さな子供たちは、五ヶ瀬自然学校の杉田英治理事長による「手作り凧揚げ」の企画に参加。思い思いに自分たちで凧を作ってあげるというプログラムに大喜びでした。
この五ヶ瀬自然学校は、最近、地元の宮崎日日新聞でその活動の様子が記事で紹介されていましたが、五ヶ瀬や近隣の地域の豊かな自然の中で様々な遊びを中心としたイベントを通じて、自然とふれあい、自然のすばらしさを子供から大人まで広く知ってもらい、その中からすばらしいその自然を守っていく大切さを学んでほしいという趣旨の元、健全な青少年育成を目指して活動をしています。今回の「手炒り釜炒茶体験会」のほか、カヌー教室を兼ねた「五ヶ瀬川クリーン作戦」といった、これからも多くの企画が予定されています。興味のある方はぜひ参加してみませんか?
詳しくはNPO法人五ヶ瀬自然学校 理事長杉田英治さんまで。この趣旨に私も大いに賛同し、支援していきたいと思っています。
NPO法人五ヶ瀬自然学校
〒882-1201 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字鞍岡6452乙
TEL:0982-73-6355 FAX:0982-73-6356
E-mail:ag1967@gray.plala.or.jp
 

それから、今回この体験会に、実は私の娘たちも参加させたのですが、それには大きな理由がありました。最近は、「スロースタイル」という言葉に代表されるように、人々が今までの便利さを追及した生き方の中から生じてきた、実に様々な問題点に気づき始め、今までの何か「スピード」を重視した時代から、今度は「質=クオリティ」を重視した時代へとようやく社会全体が移行し始めてきたような気がします。
そんな中、「食」の世界にも大きな変化が生まれてきました。いわゆる「スローフード」といった考え方です。その住んでいる地域で生産される「食材」のすばらしさや安全性を重視していこうとする、この考え方に私自身も大いに共感するところです。「茶」を見た場合、まさにその考え方にぴったりのすばらしい「素材」であることにいろいろと勉強を重ねるごとに最近おおいに気づかされてきました。私も含め、宮崎美老園ではこれからもこのような考え方をもとに安全で美味しい「お茶」を皆様にお届け出来ますよう、今まで以上に頑張っていきたいと思っています。
話が少々それてしまいましたが、今現在、私たちが毎日口にしている食べ物や飲み物がどのようにして私たちの日々の食卓に上がってきているかについて、もちろん小学校の社会科などの学習を通じて、今の子供たちは学んでいるとは思いますが、その詳しい過程までとなるとなかなか実際に目にすることは残念ながらないのが現状ではないでしょうか?
特に町に住んでいる子供たちにとっては、それはとても難しい問題です。今回、出来上がった「お茶」を目にすることはあっても、お茶畑で栽培されている、あのお茶の葉がどうすれば飲めるようなお茶になるのかを実際に自分たちでその作業にかかわることで子供たちに理解させたいと思ったのが、今回娘たちを参加させたきっかけでした。私たち大人と同じように熱い鉄釜の中で生葉を炒ったり、竹ざるの中で一生懸命、ただひたすらに美味しいお茶を作るためにお茶の葉を揉む作業に汗を流したことで、昔の人々のお茶作りの苦労や毎日このようにして美味しいお茶が飲めるありがたさのようなものを肌で感じることが出来たのではないかと思います。
何もかもが便利になり過ぎて来た今日、私たちが食したり、飲んだりするものがどのようにして作られるのかを子供たちに教えることはとても大事なことだと思います。先人の知恵と苦労がいっぱい詰まった「手炒り釜炒茶」。この体験が子供たちにきっと何かを感じさせてくれたに違いありません。

 

今回、このすばらしい企画をご準備いただきました興梠さんご一家、また地元の皆様、五ヶ瀬自然学校の杉田さんに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また、参加された皆さんも本当にお疲れ様でした。

これからも実際に自分自身で生葉から、飲むお茶を作り上げるまでを体験できる、このような体験会を引き続き、興梠さんと企画し皆様にご紹介していきますので、ぜひ一度参加してみて下さい。

 

「静岡川根日本茶手揉み研修」

今月は、少々前のことになってしまいましたが、2002年5月9日に全国でも有数の茶産地のひとつ静岡県川根町で行われた「日本茶の手揉み研修」に参加したときの模様をご紹介したいと思います。
日本茶インストラクターの資格を取得して始めて参加したのがこの研修でした。

改めて「日本茶」を勉強する中で、現在の製茶の「原点」とも言える「手揉み」の技術。もちろんこの伝統的製茶技法について、知ってはいたものの実際に体験した事がなく、世界緑茶協会の「手揉み茶研修」が開催されると知るやいなやすぐに参加の申し込みをしました。このコラムでご紹介しようと思いながら、随分と時間が経ってしまいましたが、私の日本茶をはじめとして中国茶、紅茶と年毎に本格化する「茶」に対する勉強のスタートは、まさにここから始まったといっても過言ではありません。

さすがに遠く離れた九州からの参加申し込みに世界緑茶協会の担当の方も最初は驚かれたようでした。珍しがられたのは、協会だけではなく当日、その研修の模様を取材にこられた地元テレビ局も同様で、私が遠方からわざわざ参加していたことに大変興味をもたれたようで、インタビューまで受けてしまいました。これについては後でまた詳しく触れるとして、まずは、川根町までの経路についてお話したいと思います。宮崎から空路で東京へ1時間半、東京から新幹線「ひかり」でおよそ1時間の所要時間で次は静岡へ。ここで一泊して翌日の朝静岡から今度はJRで金谷へ。

  車窓から茶畑を眺める
▲車窓から茶畑を眺める

昔懐かしいSL
▲昔懐かしいSL
金谷から懐かしいSLが今も現役で走っている「大井川鐵道」に乗り換えて川根町へ向かいます。川根温泉・笹間渡駅まで電車でおよそ40分。金谷から乗った大井川鐵道沿線は、至る所に黄緑色のジュータンを敷き詰めたような、摘採適期を迎えた茶畑が広がっています。電車は徐々に山深く分け入っていき、次第に人家もまばらになってきます。大井川の上流に向かってさかのぼっていくようで川幅も少しずつ狭くなってくると同時にその風景もすばらしくなっていきました。車窓から茶畑や風景を眺めながら、あらためて、歌の歌詞ではありませんが「本当に遠くまで来たものだ」と思ったのを今でもはっきり覚えています。その時は分かりませんでしたが、今になって思えば、その時の思いは、後に台湾の梨山での「烏龍茶製茶研修」、五ヶ瀬での「釜炒茶手揉み研修」「紅茶製造研修」、中国浙江省杭州の茶葉研究所での「中級評茶員講座」に参加をした時に感じた事と全く同じでした。中国の杭州茶葉研究所も龍井茶で有名な梅家塢という山間の茶どころの中にあります。良質のお茶が取れる名産地と呼ばれている所が、国や地域は違えども、いずこも人里離れた山深い、そこまで行くのに今の交通手段を用いても何時間もかけてでないといけないような場所にあるという立地上の共通性のようなものがあることに今更ながらに、「なるほど」と、ひとりで感心している次第です。よくいままで聞いていた、「良いお茶は山深い霧が立つようなところで生産される」といったような事が実際によくわかるような気がします。
 
 
諸注意
▲諸注意
茶摘
▲茶摘
一芯二葉
▲一芯二葉
  午前10時に集合。当日の参加者は15名くらいで珍しいことに全員男性、年齢も20〜70代くらいと幅広い年齢層の皆さんでした。まず、はじめに行われたのは本日の研修の流れと注意事項についての説明でした。特に気をつけなければならないのは、下記の7項目との事でした。
  1. 手に化粧品(クリーム等)をつけると、茶目に臭いが移るのでつけない。
  2. 自然仕立園では頂芽をさけて側芽を摘む事。
  3. 一芽一芽の大きさをそろえること(5cmくらい)
  4. 爪でちぎるとその部分が赤くなり、内質が落ちるので「折り摘み」する。
  5. 茶摘籠にたくさんつめないこと。
  6. 摘んだ芽を手の中に長い間握っていない事。
  7. 傷のある葉や裾の方の小さな芽、力のない芽は摘まない事。
次ぎに具体的な【茶葉の摘み方】ですが、
  1. 一芯二葉で折り摘み
  2. 芽が大きく、軸太の場合には、一芯二葉と一芽をそろえる
  3. 長さは5センチくらいにそろえる
 
の 3 点に注意しながら、早速近くの茶畑へ移動し、皆さんと一緒に茶摘みのスタートです。「丁寧に」という言葉が頭に浮かぶので、どうしても慎重になってしまい、思うように茶摘みが進みません。 15 分ほどかけてようやく摘んだ量は、なんと小さなかごの底がようやく隠れる位。たったそれだけでもう腰が痛くなり、なんとも情けない話です。摘み取った茶葉を今度はいよいよ大きなセイロのような蒸し器で蒸して発酵を止めます。大まかな流れをご照会すると次のようになります。
 

蒸し まず、生葉を400gほど蒸し器の中にいれ、20〜30秒、蒸気が強く吹き出してきたら、蓋を取り、長い箸で10秒ほど手早く中の茶葉をかき混ぜ、再び蓋をして、数秒後、蓋で仰ぎながら、蒸気の臭いをかぎ、青臭がとれ、芳香が出始めたと同時に蓋を二、三回打ちつつ、蒸しかごを下ろし、蒸した葉を冷却台に移して冷やす。
下揉み 1.葉振るい(約40分)
これは揉みのプロセスを容易にする為に茶葉表面の水分を取る作業。
2.回転揉み(約60分)
これは揉みのプロセスを容易にする為に茶葉表面の水分を取る作業。
焙炉(揉みの操作を行う台で高さが75cm、横幅160cm、縦幅88cm前後の長方形の台で表面に和紙が張ってあり、下の熱源の熱を利用しながら蒸した茶葉を整形し乾燥させるための台のこと)の上の助炭面で茶葉に適度な力を加えて、回転させながら揉んでいく作業で軽回転(約40分)と重回転(約20分)の二段階がある。

3.玉解き(約5分)
回転揉みの段階で出来る茶のかたまりを解きほぐす作業。
中仕上げ
(約40分)
玉解きを終わった茶を炉外に取り出し、浅い中火かごに薄く広げ、水分の均一をはかり仕上げ揉みをし易くする作業。
仕上げ揉み
(約70分)
1.揉切り(約30分)
仕上げ揉みの第一段階で「中揉み」と呼ばれ、葉によれ形をつけながら乾燥させる作業。
2.転繰(でんぐり)揉み(約40分)
茶の形状を整え、特に針状に伸す事を目的とする作業で、(イ)散らし転繰(約20分)と(ロ)強力転繰(約20分)の二つに分けられる。
こくり
(約40分)
茶の形を整え、光沢を出させる最終段階の作業。
乾燥
(120分以上)
数回反転しながら十分乾燥させ、その後冷却して完成。
  蒸し▲蒸し
葉ぶるい
▲葉ぶるい
回転揉み
▲回転揉み
転繰揉み
▲転繰揉み
乾燥
▲乾燥

 
一度手揉みの作業を始めたなら最後の乾燥まで決して手を休めてはいけないという重労働です。一台の焙炉(ほいろ)に4名ずつつき、そこに指導してくださる手揉み保存会の方が1名張り付いて指導して下さいました。
まず、一台の焙炉で4kgほどの蒸した茶葉を使います。保存会の方の説明通りにやっては見るもののなかなか上手く行きません。特に難しかったのがいくつかある「揉みの作業です。下揉みの中の回転揉みは茶葉を右に左に助炭の上でまさに転がすように揉んで行くのですが、力を入れて茶葉を回転させていくうちに焙炉の熱もあって汗びっしょりになってきます。2名ずつ交代で行っていきますが、手を休めてしまうと茶葉が乾燥していき、揉みにくくなっていくと同時に茶葉が崩れて粉になってしまいます。
 
また、最初の「葉振るい」の段階の助炭面の温度は約110℃くらいで最後の乾燥段階では約60℃ほどまで徐々に温度を下げながら作業を続けていきます。途中交代で昼食をとらせてもらう以外はほとんど休憩無しの大変な作業です。冒頭にお話したように休憩の時、取材に来ていた地元テレビ局の取材を受けました。やはり九州宮崎からの今回の参加が珍しかったらしく、「どうしてこんなに遠いところまで?」という質問がありましたが、当時、「勉強の為、九州は八女などの産地へ赴き、玉露や抹茶が実際に作られる様子を視察に行ったり、遠くは、中国の浙江省杭州に宮崎県西臼杵地方の釜炒茶のルーツともいえる龍井茶の製造を見るために出かけて行っていましたので、まだ国内ですし、近い方です。」といったような事とか、「実際に茶摘みからこうして手揉みでお茶を作る体験が出来てとても勉強になりました。」といったこと、「今のような機械のなかった時代のお茶作りの大変さが良く分かりました。」といった事を女性リポーターの方にお答えしたように覚えています。
午前10時から始まり、終わったのは午後の4時ごろですから、なんと6時間もかかってようやく一台の焙炉で800gほどの手揉み茶が出来上がりました。本来なら茶摘みや手順説明の時間を除いても6時間半ほどかかる作業工程ですが、スケジュールの関係で少し短縮してもこれだけの時間がかかりました。生葉から少しずつお茶の形になっていく様はとても不思議な感じさえし、自分達で仕上げた針のように真っ直ぐに出来上がったお茶には本当に感動してしまいます。将に値段のつけようがないと言うのはこのことでしょうか?これほど手間隙かけて作ったお茶は、自分で飲むことさえもったいないと思える程です。今はほとんど機械で行われますが、それによって大幅に時間が短縮され、量産も可能になったことは、もちろんですがこのような人の手の動きをよく機械で行えるようになったものだと感心しきりでした。もっとご紹介したいことがたくさんあるのですが、コラムスペースの関係で今回は「手揉み茶」の概要のみの説明になってしまいましたが、少しは「手揉み茶」についてご理解いただけたでしょうか?機会があれば是非、このような「手揉み茶」の体験をしてみるのも面白いと思いますよ。
  流れ説明
▲流れ説明

回転揉み
▲回転揉み

 
宮崎美老園では、今回ご紹介した伸煎茶ではありませんが、今月4月23日(土)に五ヶ瀬の興梠さんのところで、九州の一部地域にしか残っていない「釜炒り茶」の手揉み体験会を計画しています。ご興味のある方は是非参加してご自分で実際に「釜炒り茶」を作ってみませんか?
お申し込み・お問い合わせは、【宮崎美老園】0985-22-2836までお気軽にどうぞ。

「シェラトン新年中国茶会」

2005 新年中国茶会
▲2005 新年中国茶会
  少々遅くなってしまいましたが、今月は、1月に開催されました「シェラトン新年中国茶会」の模様についてご紹介させていただきます。

シェラトン・オーシャン・グランデで開催される中国茶会も今回で3回目となりました。毎回多くの皆様にご参加を頂いて、大変ご好評を頂き、本当に有難うございます。リピーターのお客様も増え、毎回ご参加のお客様もいらっしゃいます。定員がいっぱいで、残念ながら、参加ご希望をお断りしなければならない場合もあり、大変心苦しく思っています。主催者である、シェラトンの中国料理「藍海」のマネージャー長友様とも協議し、もっと多くの皆様にご参加いただけるようにと準備を進めているところです。また、開催の時間も昼食の時間帯に合わせてとのご要望も多く寄せられていますので、そのあたりも随時調整していただけるようお願いしているところです。
毎回毎回タンシェフの作る美味しい点心の数々に負けないよう、お茶のほうも厳選したものばかりです。美味しいお茶はもちろんのこと、希少なお茶など、普段決して召し上がる機会のない珍しいお茶も必ず1〜2点はセレクションの中に加え、皆様に喜んでいただいています。ご参加いただきました皆様のご期待も回を増すごとに大きくなってまいりますので、それに応えられますよう更に頑張ってまいりたいと思います。   シェラトン・オーシャン・グランデ展望フロアーからの眺望
▲シェラトン・オーシャン・グランデ展望フロアー
からの眺望
 
ホテルシェラトン・オーシャン・グランデ URL http://www.seagaia.co.jp は、もちろんご存知の方も多いと思いますが、宮崎市の北東に位置し、日向灘を臨む広大な松林の中に広がるシーガイア・オーシャン・リゾートの中心をなし、45階建(高さ154m)という日本有数のスケールを誇る最高級のリゾートホテルです。かつてサミットの外相会議が行われた時にも利用されましたし、皇室の皆様が御来県の際のご宿泊先にもなっています。また、昨年、タイガー・ウッズが優勝をした、あの有名な「フェニックス・ダンロップ・ゴルフトーナメント」、最近では、サッカー日本代表やJリーグ、そしてプロ野球ソフトバンクホークスがキャンプを行う際に選手の宿泊にも利用されていますし、多くの国際会議も開催されています。
 
茶会会場の様子
▲茶会会場の様子

茶会会場の様子
▲茶会会場の様子
  タン・シェフが準備してくださった点心はといいますと、大きく鹹点心(かんてんしん)と甜点心(てんてんしん)の二つに分かれます。鹹点心の「鹹」というのは、「からい」という意味で、小籠包(しょうろんぽう)等をさし、もう一方の甜点心は、「甘い」点心、つまり馬拉羔(マーラーカオ・中華風蒸しパン)のようなデザートタイプの点心です。
今回の鹹点心は、大根餅、ニラ饅頭、揚げワンタンなど6品と、これだけでもお腹がいっぱいになってしまいそうなボリュームです。甜点心はというと、先ほどの馬拉羔(マーラーカオ・中華風蒸しパン)、クリーム入り饅頭、ココナッツケーキなど5品、合わせて11品という豪華なメニュ−です。今回もまたまたタンさんの力の入ったメニューの数々です。
 
それに対してお茶のほうはといいますと、大きくこちらも二つに分けて、さっぱりとした軽い味わいのものと重厚感のあるどちらかというと飲み応えがあって後に余韻が残る、そんなお茶を選んでみました。今回は、まず、デザートティーに八宝茶(はっぽうちゃ)をチョイスして見ました。皆さんも一度は召し上がった事があるのではないでしょうか?棗(なつめ)やクコ、菊花、緑茶などの漢方材料と氷砂糖の計8種類の入った甘い飲み物で、滋養強壮にとてもよい保健飲料といった感じです。次ぎに皆さんの良くご存知の工藝茶を2種類。毎回毎回ご紹介していますが、決してダブらないよう特に気をつけています。今回は「ハート」の形をした「茉莉元宝」、中から千日紅の花が中央に、そしてその両脇からジャスミンの花が連なって出てくるという、とてもキュートな工藝茶です。もうひとつは「丹桂瓢香」といって、オレンジ色の百合の花が緑のお茶の中から顔を出すと同時に、小さな金木犀(きんもくせい)の花が無数に飛び出してくるという、それはゴージャスな工藝茶の2種類をご準備させていただきました。どちらも新年にふさわしい豪華な工藝茶です。 05'新年茶会茶葉リスト
▲05'新年茶会茶葉リスト

今回の設えの様子
▲今回の設えの様子
 
次ぎにご紹介したのは、皆さんがとてもご興味を持っていらっしゃる「白茶」の代表格である「白毫銀針」です。ご存知のように淡い味わいのお茶ですのでお出しするタイミングがとても難しく、今回もどこで出すのか大変迷ったお茶です。結局は皆さんにお料理を召し上がっていただく前に、ということで三番目のお茶としてご紹介してみました。正直なところ今回お淹れする順番が難しかったのが次の3種類のお茶でした。本来なら、先ほどご紹介しましたお料理には、濃厚な味わいのものが多いので、プーアール茶や木柵鉄観音など重厚な味わいのお茶をセレクトしたかったのですが、以前にもご紹介した事がありますので今回は今までにご紹介した事の無いような珍しいものをということで、実は昨年の10月頃より準備をしていました。昨年中国杭州に「評茶員」の資格を取得に行った際にも気をつけていたのですが、やはり杭州は緑茶がメインになり、本当に美味しい「西湖龍井」は入手してきたのですが、以前に緑茶はご紹介したことがあるので、今回は敢えてラインナップには加えませんでした。
 
そこでひとつ珍しい、そして皆さんにきっと気に入っていただけるだろうというお茶を以前から見つけていました。そのお茶は、「貴妃茶」という名前の台湾のお茶です。これは皆さんがよくご存知の、あの「うんか」という、普通なら害虫として扱われ、防除の対象になる「虫」の力を借りて作られる「東方美人」というお茶に似た製法をとります。つまり、「うんか」によって食害された茶葉を使って、それを発酵させて作られるのですが、「東方美人」のような細長くよれたような形、いわゆる条型ではなく、むしろ凍頂烏龍のように丸く揉捻された半球もしくは全球型といった形をしています。以前これと同じようなお茶を4年ほど前に台湾で見つけて飲んだことがありましたが、「東方美人」のようであり、またそうでも無くといったとても特徴のあるお茶です。その甘く芳醇で蜜のような、そしてほのかに蘭の花を思わせるような優しい香りと味わいは絶品です。発酵が「東方美人」より弱めなのか湯温も「東方美人」より少し低めの温度でかつ抽出時間も短めで入れたほうが美味しいようです。これは高級な「東方美人」を入れるときに似ていますね。   皆さんの茶の香りを楽しんでいただいています
▲皆さんにお茶の香りを楽しんでいただいています

「岩茶北斗」を淹れる
▲「岩茶北斗」を淹れる
 
即売コーナーも設置されました
▲即売コーナーも設置されました
  あとは、「梨山烏龍茶」の中でも特に高級なものと「岩茶北斗」の2種類ですが、料理との組み合わせを考えて、結局は、料理の味でその風味が楽しめなくなる前にということで「梨山烏龍茶」を最初に、迷いに迷ったあげく、「岩茶北斗」を次に、最後に「貴妃茶」という順番で今回はご紹介させていただきました。あとの3種類のお茶はどれをとってもメインになり得るどれもすばらしいお茶で、その味と香りを十分にご堪能いただく為に、出来ればそれだけで召し上がっていただきたいお茶ばかりです。
 
自分で申し上げるのもおかしいのですが、こんなに豪華なお茶会がしかもこんな低料金では、よそでは決してないといつも思います。それほどタン・シェフの作るお料理も美味しいですし、お茶のほうも負けてはいません。今回は特に「新年茶会」ということもあったのですが、毎回美味しくて豪華なお料理とこちらも美味しくてすばらしいお茶との競演が今年もまた予定されています。
「次はいつですか?」とよく多くの皆様からのお問い合わせをいただきますが、次回開催は、5月の予定になりそうです。次も皆様にご満足いただけますよう、私が自信を持ってお奨めするすばらしいティーセレクションの数々で多くのご参加をお待ちしております。どうぞお楽しみに。」

「中国杭州中級評茶員養成研修(後編)」

先月は、茶園での品種の勉強についてご報告しましたが、今月はいよいよ座学の様子や鑑定・審査実習の様子、そして街の茶藝館の様子についてご紹介します。


  さて、茶園で実際に茶葉を見ての品種の勉強からスタートした今回の養成研修でしたが、翌日からは早速講義が始まりました。しかし、さすがに朝8時半から夜の9時過ぎまでの毎日の授業はとてもハードでしたし、何よりも言葉がわからないのが大変でした。
評茶員授業の様子
▲評茶員授業の様子
「鉄観音」品種の茶樹
▲「鉄観音」品種の茶樹
もちろんのことですが、中国語での講義が通訳して頂いてからしか理解出来なかったり、テキストも漢字で書いてあるのですが、簡体字がわからないがために全体が理解できない、あのもどかしさと言ったら表現の仕様がないほどです。
しかし、わからないはずの中国語が終わりの頃になると正確ではないにしても先生方がどのようなことに付いてお話されているのかがぼんやりとながらもわかってくると同時に、簡体字もアミノ酸カテキンカフェインと言った専門用語等は、頻繁にテキストに出て来るので次第に覚えてきて、最初は真っ暗な部屋の中に急に入った時のような感覚だったのが、だんだんその暗さに慣れてきて、ぼんやりとながらも部屋の様子がわかってくるあの感覚に似たものを感じました。そうなってくると難しい講義もだんだん面白くなってくるものですね。
 
一日の講義が終り、ホテルに帰っても遅いですし、疲れていて出かける元気もありませんでしたが、初日と三日目には他の参加者の皆さんたちと地元で人気のある茶藝館に行ってみることが出来ました。
茶藝館といっても日本の喫茶店のような感じではなく、何百人も入れるような大きなもので、まずはその広さに驚かされます。初日に訪れた「青藤茶館」はその代表格のようなお店でひとテーブルに先に6品ほどの基本的なお茶請けが出され、その後は各自でビュッフェ形式で好きなものを好きなだけチョイスして食べることが出来ると言うスタイルを取っていました。
和茶館前で林氏と
▲和茶館前で林氏と
茶館というより、むしろレストランのようで普通、私達から見ると食事メニューにあるような点心からデザート、フルーツと言った具合に様々な品々がお皿やボウルに山のように盛られてありました。
店内を見回すと通路が広く、窓際がテーブルごとに仕切られているのですが、その仕切りも壁と言うより日本の欄間のようで、それゆえ開放感のある雰囲気が感じられたのかもしれません。店内は照明が落とされていてとても落ち着いた感じです。
お客さんも若いカップルからグループ客、そして家族連れなど様々で、年代はというと子供からお年よりまでありとあらゆる幅広い年齢層のお客さんで一杯でした。そして各自が思い思いに食事や会話を楽しんでいるようでとても賑やかでした。
もう一軒のお店はというと、名前を「和茶館」といい、杭州でもこれまた人気のある茶館だそうで、ビルになっている建物のワンフロアの広さが「青藤茶館」とは違い、それほど大きくなく、いくつかの部屋に仕切られていて、グループ向けと言った感じのつくりでした。その反対側はテーブル席になっていたようです。
調度品はアンティークな感じなのですが全体的な雰囲気はとてもモダンで、とてもセンスのよい綺麗な感じの茶館でした。
どちらもとても清潔感のある感じの良い茶館で杭州にいかれたら是非立ち寄ってみられると良いでしょう。「和茶館」をはじめとする多くの茶館が夜遅くまで営業しているようです。
「青藤茶館」では、「安吉白茶」を、「和茶館」では「大紅袍」(こちらは1名分が88元)を注文しました。どちらも美味しかったのですが、「大紅袍」の方は、高級茶藝師の女性が入れてくれたこともあったのでしょうか、それはそれはとても美味しく、後で知ったところによるとこの「和茶館」で使われている水はあの有名な「虎跑泉(こほうせん)」という二頭の虎が穴を掘って作ったという伝説のある泉から毎日汲んできているということで更に納得がいきました。
今回時間の関係で回ることが出来なく、とても残念だったのですがこの他にも沢山の茶館がありますので是非次の機会には茶館巡りでもしてみたいものだと思います。
青藤茶館茶請け 青藤茶館店内 和茶館にて高級茶藝師による茶藝実演

▲青藤茶館茶請け

▲青藤茶館店内 ▲和茶館にて高級茶藝師による
茶藝実演
 
評茶員授業風景▲評茶員授業風景  話は、評茶員の講座に戻りたいと思います。授業の内容は、大きく分けて「茶」に関する知識についての講義の部分と実際にお茶を見たり、淹れての鑑定・審査の実習のふたつです。「茶」に関する知識の部分の講座では中国茶の概況に始まり、化学や効能効果、流通に関する法的問題、審査・鑑定の方法論、茶葉の標準などなど。
内容もとても濃く、今まで受けてきたどの講義よりも専門的且つ多岐にわたるもので、中国茶の奥の深さ、歴史の長さを感じずにはいられませんでした。
さすがに中国のトップクラスの教授陣による今回の養成講座だと改めて感心させられました。
それから忘れてはならないのが、今回のメインである茶葉の鑑定・審査です。
日頃、日本茶を見慣れているはずの私ですが、なかなか勝手が違って大変でした。緑茶もある中国茶ですから日本茶の見方と基本的には同じはず、と高をくくって望んだ今回の研修でしたが、実習開始早々てこずる羽目に。
まず鑑定審査をする道具が違う為にどうもいつもと勝手が違います。あと、日本茶と同じく、外観と内質のふたつで審査するのですが、同じ緑茶でも蒸製の日本茶の見方と炒青緑茶ではかなりの違いがありました。
宮崎には「釜炒り製玉緑茶」があるのですが、これとて中国の炒青緑茶とは違ってきます。品種の違い、茶葉のどの部分で作られるかによる違いなどで見方も大きく変わってきます。
それととても興味深かったのは、お茶を評する時に使う言葉が明快であること。つまりこのような表現を用いたら必ずこのグレード(等級)のお茶であるということがはっきりと決まっていると言うことです。
この他にももっともっと詳しくお伝えしたいところですが、残念ながら一度にすべてをお伝えすることはとても出来ませんので、いつかまた機会がありましたら、是非ご紹介をさせていただきたいと思います。
これを読んで頂いて中級評茶員養成研修の様子が少しはお解り頂けたでしょうか?皆さんも機会がありましたら、是非現地でいろいろな茶葉を見せていただきながら中国でもトップクラスの先生方に直に中国茶について教わってみられてはいかがでしょうか?
評茶員鑑定審査実技の様子 茶鑑定審査にかかせない鑑定杯セットと見本盆 特別に分けていただいた西湖龍井茶

▲評茶員鑑定審査実技の様子

▲茶鑑定審査にかかせない
鑑定杯セットと見本盆
▲特別に分けていただいた
西湖龍井茶
 
今回のこの研修では、今まで日本茶で勉強してきた知識に更に専門的、且つ詳細に新たな知識を加えることが出来て私自身も大いに勉強になりましたし、日本茶と中国茶の違いはあれど、同じカメリア・シネンシス科の仲間であるがゆえに共通する部分がとても多く、とても興味深く講義を受けることが出来ました。そして今回何よりも有意義だったのは、多種多様なお茶の数々を実際にみることが出来たこと、更には、国家標準としての等級別のお茶(龍井茶)をそれぞれ比較しながらみることが出来たことは、今回の杭州で研修を受けた最も大きな収穫の一つではなかったかと思います。
中国茶に関して勉強し始めてから4年目になりますが、まだまだその奥の深さを計り知れないでいます。
川の大逆流で有名な銭唐江
▲川の大逆流で有名な銭唐江
今回のこの機会を新たなスタートとしてこれからも中国茶についての勉強を更に深めていくことが出来ればよいなと思っています。今回お世話になりました中国茶葉研究所兪永明先生劉栩先生周智修先生を初めとする多くの先生方と今回のこの研修の機会を作っていただいた華泰茶荘林聖泰氏に心より感謝申し上げたいと思います。
これは番外編になりますが、茶葉研究所の近くのレストランで他の受講生の皆さんと先生方を囲んでわいわい言いながら頂いた料理の美味しかったこと、実は毎日ここで必ず2食(昼食と夕食)を食べていたので、先生方がずいぶんとメニューの内容に気を配って下さり、お店の人と毎日相談しながら出して頂いていました。受講生全員が元気に最後まで頑張って、無事研修が終えられて中級評茶員の資格を手に出来たのも、陰での先生方のこんな心配りがあったればこそと改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
とっても楽しく元気な受講生の皆さん 劉先生と 龍井茶を使った有名料理「龍井蝦」

▲とっても楽しく元気な
受講生の皆さん

▲劉先生と ▲龍井茶を使った
有名料理「龍井蝦」
 次回3月のコラムはシェラトンでの新年茶会の様子についてお伝えする予定ですのでどうぞお楽しみに。

「中国杭州中級評茶員養成研修(前編)」

新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを頂き誠にありがとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。今年は酉年。鳥が大空を羽ばたくように大きく飛躍できる年に是非したいものです。

さて、今月は、昨年11月に中国の杭州市にある中国茶葉研究所で開催されました「中級評茶員養成研修」に参加して参りましたので、その時の様子についてご紹介したいと思います。

「評茶員」とは、中国政府認定の「茶」に関する国家資格の一つで、「茶」の品質の審査・鑑定に必要な大事な資格です。
昨年、取得した中級の「茶藝師」の資格、そしてこの「評茶員・評茶師」、更には龍井茶で有名な中国緑茶の大半を占める製造方法である、炒青緑茶を作る技術者に求められる「炒茶師」の資格があるそうですが、残念ながらこの「炒茶師」の資格はまだ完全には確立されていないとのことでした。
中級評茶員養成研修の受講証
▲中級評茶員養成研修の受講証
先ほどの「評茶員」には、3ランクがあり、「初級」「中級」「高級」と進むにつれ、お茶に関する知識と審査・鑑定に求められる技術も徐々に高度になり難しくなって行きます。更に研修の最後にも難しい試験が待っています。
これらの研修と厳しい試験とを乗り越えて、初めて「評茶員」の資格を付与されるわけです。更にこの上にはもっとレベルの高い「評茶師」資格があるとのことで審査・鑑定の奥の深さを思い知らされます。
今までも日本において「初級評茶員」資格取得の研修があり、若干資格を持っている方々がいらっしゃいますが、今回私がチャレンジしたのは更にその上の「中級評茶員」です。
開講式で中国の先生に言われたのは、最近お隣の韓国も先月のコラムで紹介しましたように健康・ダイエット指向の高まりから「緑茶」ブームだったりする関係で、中国に来てこの資格を取得する人々が出てきているけれども、それはすべて「初級」レベルで、「今回の中級レベル評茶員養成研修を受ける外国人はあなた達が初めてです」というお話でした。つまり、最後までしっかりと勉強をして、試験に無事合格すれば、中国人以外の外国人としては、日本はもちろんのこと「世界」で初めてこの資格を持つことになると言う事を聞き、大きなプレッシャーで本当に身が引き締まる思いがしました。

今回の研修は、11月15日から20日までの日程で開催され、参加者は私を含めて総勢24名。そのうち男性は2名、あとは皆女性の方ばかりです。成田国際空港からANAの杭州直行便で約3時間のフライトで杭州へ。
ここは浙江省の省都で、陸路だと上海から車で南西方向へ約2時間半のところにあります。昔から水と緑に囲まれたとても美しい街といわれ、あのマルコポーロをはじめ、多くの文人達がその美しさを称えた詩歌をたくさん今日に残しています。その杭州市の町の南西の山の中に今回私達がお邪魔して研修させていただいた中国茶葉研究所があります。中国でお茶に関して最も権威のあるあの中国茶葉学会もこの中にあります。
研修スケジュールは、毎朝6時起床、6時半から朝食を食べて8時にはホテルを出発。西湖の近くにある百合花飯店(リリーホテル)から梅家塢(ばいじゃう)茶文化村を通って、茶葉研究所まではバスで片道30分程かかる道のりです。そして朝8時半から午前中の授業が始まり、11時過ぎに昼食。12時半から午後の授業開始、そして夕方の5時ごろまで続きます。その後に早めの夕食をとって今度は夜の授業が始まります。終わるのは、夜の9時〜9時半頃。なんと1日12時間以上の研修で、こんなに勉強したのは高校生の時以来ではないでしょうか?それからバスでホテルまで約30分。ホテルに着くのは毎晩9時半〜10時頃と毎日がこのスケジュールで進み、頭も体ももうくたくたです。正直なところ、「どうしてこんなにしんどい思いをしてまで今更勉強しなければならないのだろうか?」と途中何度思ったことでしょう。その度に今回一緒に参加している皆さんのことを思い、茶業に携わっている人間は私を含めて今回3名しかいません。その中で日本茶関係者は私だけでした。他の方はと言うとOLや主婦の方々ばかりで専門家の私が音を上げる訳には絶対いきませんでした。
さて、研修の様子に移る前に杭州の街の様子についてご紹介しましょう。まず朝の通勤時間帯の様子はと言うと、これはどこも同じです。人や車、そして中国名物!?の自転車がせわしげに行き来しています。日本と違うのは自転車の数。すごい数の自転車に乗った人々が、信号が青になったと同時に走り出す様は、まさに大きなマラソン大会のスタート時のようです。しかもすごいのは車の間を縫うように走るそのテクニック。見ている方が冷や冷やさせられますが、当の本人たちは慣れたものです。良くこれで交通事故が起こらないものだと妙に感心しながらバスの車窓から眺めていました。
市街地を一歩出ると広大な茶畑が▲市街地を一歩出ると広大な茶畑が
梅家塢村入口に続くトンネル

▲梅家塢村入口に
続くトンネル

梅家塢村入口の立派な石造りの門
▲梅家塢村入口の
立派な石造りの門
中国訪問はこの10年間で4回目ですが、来る度にどんどん発展していく様は目を見張るばかりです。
10年ほど前に比べると車の数がとても多くなっているのに気が付きますが、かといって自転車が減っているかというとそうでもないようです。ついこの前までは人口が12億人といわれていたのが今では13億人とのこと。日本とほぼ同じくらいの人口が増えた計算です。しかも人口が都市部に集中する傾向が更に強まっていると言いますから、交通が過密になっていても決して不思議ではないわけですよね。
今回特に目に付いたのはエンジン付きの自転車です。とは言いながらもせっかくエンジンが付いているのにほとんどの人は人力で走っていました。
時々、散歩をしたり、体操をしたり、太極拳をしている人々を見かけます。やはりこれこそが中国といった感じです。
10分も走ると人影も徐々にまばらになり、市街地から一歩出るとそこはお茶の産地らしくそこら中に茶畑が広がっています。
そうです、ここはあの有名な龍井茶の故郷です。
次第に周りに山が近づいてきます。そして後はずーっと茶畑が両側に広がる山間の道が続いていきます。
出来て間もないような真新しい、長くて立派なトンネルを抜けるとそこは龍井茶の産地として有名な梅家塢(ばいじゃう)村です。
こちらも大層立派で大きな石造りの門が私達を出迎えてくれます。ここは、2003年10月に中国政府の補助を受けて作られたばかりの立派な農業型リゾート地で、農家が茶館を併設し、茶館経営を始めたとか。

しゃれた感じの茶館がずらりと並び、まるで高級別荘地のようです。
週末ともなると美味しい龍井茶を求めて、杭州市近郊はおろか中国全土、果ては世界中から観光客が集まって村中が車や人々でいっぱいになるのだとか。
普段は道路も交通渋滞が起こると聞いてもにわかには信じがたいのんびりとした村の風景です。
庭先に出て朝食を取っている人、近所の人と椅子にかけてお茶を飲みながら歓談している人、皆思い思いに朝のひと時をゆっくりと過ごしているさまは今まで通ってきた市街地の様子とは対照的です。
こんなのんびりとした光景を毎朝横目にしながら茶葉研究所に通いました。ですから、今回中国のどこに行って何を見てきたのかと聞かれたら「山の中の茶畑」というしかないような、なんとも珍しい旅でした。

茶館を併設した梅家塢村の農家(1)
▲茶館を併設した
梅家塢村の農家(1)

茶館を併設した梅家塢村の農家(2)

▲茶館を併設した
梅家塢村の農家(2)

梅家塢農家

▲梅家塢茶畑

肝心の研修はと言うとこれがとてもハードなものでした。
到着したその日からカリキュラムが組まれており、開講式が終わったら、春の茶藝師養成講座の時にも日本にお見えになった兪永明(ようえいめい)先生のご指導のもと、早速、茶品種の勉強がスタートです。
普段はなかなか入ることが出来ないであろう品種茶園へ案内してくださいました。
幅20m?長さ200m?位の長方形の敷地の中にお茶の樹がびっしり植えられています。
兪先生によると一列ごとに違った品種がそれぞれ10株ずつ植えられており、中国全土にある茶樹の品種がすべて集められているとのことでした。その様子は将に壮観です。もちろん寒さに弱い品種もありますからそれは別の場所で保存されているとのことでした。
先生は、中国においては、茶品種研究の第一人者というだけあって、皆が同じように見える茶樹を次から次に解説してくださいました。それぞれの茶樹の名前、特徴、どんなお茶を作るのに適しているのかなどなど。私達も真剣です。
茶葉研究所遠景 茶葉研究所前にて 品種園茶畑 兪永明先生による品種説明

▲茶葉研究所遠景

▲茶葉研究所前にて ▲品種園茶畑 ▲兪永明先生による品種説明
でも今回の参加者の皆さんは、さすがに2〜4年ほど中国茶について勉強してインストラクターコースを卒業したり、現在勉強中の皆さんだけあって熱心にメモを取ったり、品種ごとの特徴をつかむ為に茶葉を覗き込んだり、一つ一つの茶樹の写真を撮ったり、そして次から次へと様々な質問も飛び出します。
旅の疲れをほとんど感じさせないほど皆さん真剣な眼差しで先生のご説明に聞き入っていました。
「これは毛蟹。」「これは鉄観音。」「これが政和大白種」etc. 
知っているお茶の品種名が出てくると、「なるほどこんなお茶の樹からあのお茶が作られるのだ」「生茶葉の状態で産毛の多いものが白茶に使われるのだ。」と今まで漠然としていた知識同士が頭の中で次から次へと繋がって行き、自分の頭の中で、霧が晴れて視界がはっきりしていくように今まで理解出来ていなかったことが解ってきて、ついつい嬉しくなってきます。
今まで知っていた中国茶の品種は台湾の「青心烏龍」「金萱」「鉄観音」そして以前こちらで見たことのある「龍井43号」くらいのもので、「龍井茶」用の品種だけでも「龍井長葉種」や「龍井円葉種」などいくつもの品種があること、先ほどの白い産毛もそうですが、「こんなお茶を作るからそのためには生葉の時から様々な条件が求められる」こと、などなど。いつのまにか旅の疲れはどこかへ行ってしまっていました。
常日頃日本茶の品種を見慣れているはずの私にとっても中国茶の品種を見ることはとても新鮮な感じです。
とても貴重な経験をさせていただきました。
茶品種「毛蟹種」

▲茶品種「毛蟹種」

茶品種「龍井43号」

▲茶品種「龍井43号」

茶品種「アッサム大葉種」

▲茶品種「アッサム大葉種」
この続きは来月へ。2月は実際の研修の様子や街の茶藝館の様子などについてご紹介したいと思います。

「韓国伝統茶藝を訪ねて 【後編】」

今月は先月に引き続き、お隣の韓国のお茶事情についてお伝えしていきたいと思います。

先月は、釜山市内にある釜山女子大学へお邪魔して学生さんたちによる韓国伝統茶藝を見せていただいた時の様子を中心にご紹介させていただきましたが、今月は、韓国の皆さんが日常生活の中でどのようにお茶を召し上がっているのかについてもっと深く知るために、釜山市内から車で北へおよそ1時間半ほどのところにある梁山市で三楽茶藝園を主宰しておられる金周泳先生のお宅を訪ね、先生方が教えていらっしゃる伝統茶藝を見せていただいたときの様子などをご紹介していきたいと思います。
まつり開催中で多くの人々で賑わう
▲まつり開催中で多くの人々で賑わう
名刹梵魚寺
今月は先月に引き続き、お隣の韓国のお茶事情についてお伝えしていきたいと思います。

先月は、釜山市内にある釜山女子大学へお邪魔して学生さんたちによる韓国伝統茶藝を見せていただいた時の様子を中心にご紹介させていただきましたが、今月は、韓国の皆さんが日常生活の中でどのようにお茶を召し上がっているのかについてもっと深く知るために、釜山市内から車で北へおよそ1時間半ほどのところにある梁山市で三楽茶藝園を主宰しておられる金周泳先生のお宅を訪ね、先生方が教えていらっしゃる伝統茶藝を見せていただいたときの様子などをご紹介していきたいと思います。
まつり開催中で多くの人々で賑わう
▲まつり開催中で多くの人々で賑わう
名刹梵魚寺
途中、私たちは1330年近い歴史を誇る韓国唯一の禅寺である梵魚寺(ぼんぎょじ)を訪れました。当日はお寺のお祭りが開催されており、多くの信徒の方で賑わっていました。この禅寺は、678年に新羅の義湘大師が創建した韓国で最も古い名刹です。両側を松の木が覆う参道を登っていくと最初に現れる山門が四足一柱門です。横から見ると四本の柱が一列に並び、まるで一本の柱で山門を支えているかのように見えるところからこう呼ばれているのです。残る二つの山門をくぐっていくと本堂の大雄殿があります。この大雄殿は豊臣秀吉の軍が朝鮮を侵略した壬辰倭乱(文禄の役)で消失した後、1717年に再建されたものだそうです。
有名な梵魚寺の四足一柱門▲有名な梵魚寺の四足一柱門
有梵魚寺にて記念撮影▲梵魚寺にて記念撮影 信心深い韓国の人々に混じって私たちもお参りし、旅の無事をお祈りしてきました。昼食は、特別にこちらの信徒の皆さん方と精進料理を体験させていただく事が出来ました。一汁一菜という、とても質素な内容の食事を修行中のお坊さんの指導を頂きながら作法に則っていただきます。さすが韓国だと思ったのは、お漬物にキムチがあることで、ここが日本の精進料理との大きな違いですね。
お祭りで賑わっていた梵魚寺を後にして梁山市の三楽茶藝園へ。私達一行がバスで到着すると玄関で金先生がにこやかな笑顔で出迎えてくださいました。先生のお宅の茶室は私が当初想像していたものとは違い、畳30畳ほどの広々とした洋風の広間でした。先生が私たちの為に朝早くからわざわざお宅の近くで集めてきてくださった紅葉した木々の葉や木の実などが綺麗に床の上にディスプレイされていました。まさに茶室の中は秋一色といった雰囲気です。そして辺り一面に漂うお香の優しい香りに気持ちもほっと安らぐのを感じました。
温かいおもてなしの心が伝わってくる季節のディスプレイ▲温かいおもてなしの心が伝わってくる季節のディスプレイ
金周泳先生とお弟子さん達▲金周泳先生とお弟子さん達 温もりを感じさせる木製の床の上に座布団が向かい合わせに整然と並べられており、会員の皆さんとともにその上に正座して先生とのご挨拶です。3名のお弟子さんたちも韓国伝統茶藝を披露してくださる為に先生の後ろに控えていらっしゃいました。こちらの正装の色なのでしょうか?先生は濃い上品なグレーのチマチョゴリをお召しで、先生以外の皆さんはアイボリーの白っぽいチマチョゴリを着ていらっしゃいました。
グレーのチョゴリとアイボリーの落ち着いた色合いのチョゴリが見る側に落ち着きを感じさせてくれていました。
金先生のご挨拶の後に早速お弟子さん達による茶藝が披露されました。長年お稽古を続けていらっしゃるのでしょう。流れるようなお手前がとても印象的でした。
お茶のほうも韓国中部で作られた釜炒茶とのことで外見は宮崎の釜炒茶とそっくりなのに驚きました。とても優しく上品な味わいのお茶でした。
3種類準備していただいたお茶請けも大変美味しく、中でも小豆が入ったお餅のようなしっとりと甘いお茶請けはとても気に入りました。

一通りお手前が終了したところで今度は金先生自らがお抹茶のお手前をご披露してくださいました。このお抹茶も韓国で作られるのものをお使いとか。
抹茶は日本固有のものと考えていただけにこれは意外でした。お茶の色合いこそ日本のお抹茶にはかなわないものの味の方はしっかりしていました。
先生方は中国・台湾・日本とのお茶を通じた交流も持たれているとのこと。茶文化がアジアで共通に持たれていることをとても嬉しく思いました。また、先生は竹爐茶文化会梁山市支会長もお務めになっていらっしゃるとのこと。
私達が頂いたお茶「心自閨iしんじかん)」

▲私達が頂いたお茶
「心自閨iしんじかん)」
お茶請け

お茶請け

お茶請け

▲お茶請け
三楽茶藝園社中によるお手前 三楽茶藝園社中によるお手前 三楽茶藝園社中によるお手前 三楽茶藝園の皆さんと記念撮影

▲三楽茶藝園社中によるお手前

▲三楽茶藝園社中によるお手前 ▲三楽茶藝園社中によるお手前 ▲三楽茶藝園の皆さんと記念撮影
 
韓国茶藝の発展にもとても尽力されていらっしゃいます。金先生のお宅で韓国伝統茶藝を体験させていただいた私たちは金先生のご案内で近くにある著名な焼物の先生の工房へ。先生は生憎日本の展示会においでになっておりお留守とのことでしたが、すばらしい作品の数々を見せていただくことが出来ました。その日の夜は金先生もご一緒に先生お奨めの焼肉屋さんで美味しい本場韓国焼肉料理に舌鼓を打ちました。
金先生自らのお抹茶のお手前▲金先生自らのお抹茶のお手前
翌日はお昼過ぎの高速艇「ビートル」で帰国の途に着かなければならないので朝8時に梁山市のホテルを出発。幸い渋滞にもかからず、予定よりも早く到着したので龍頭山公園へ。
釜山タワーから市街地の中心部を望む▲釜山タワーから市街地の中心部
を望む
釜山のランドマークでもある高さ120mの釜山タワーからは市内全域が一望できます。眼下に見える釜山港を行きかう船の多さに驚かされます。さすが国際港だけはあります。まだ、船の出港までに時間があったので次に訪れたのは「国際市場」です。ここには置いてない物がないくらいなんでも揃うと言われるだけあって、家電品、衣類、食器、食品etc.・・・。中でも私たちには珍しかったのが、キムチをはじめとする韓国料理には欠かせない唐辛子などの香辛料を始めとする韓国食材のお店です。籠いっぱいに盛られた真っ赤な唐辛子の山は圧巻でした。
今回短い期間でしたが、「韓国のお茶事情を学ぶ、韓国伝統茶藝研修の旅」はお蔭様で多くの収穫を持って無事に終了する事が出来ました。近くにありながらも違ったさまざまな文化を有する隣国「韓国」。お茶に関する事でさえまだまだ知らない事がとてもたくさんあることを思い知らされた旅でした。最後に旅行中を通して大変お世話になりましたガイドの權さん、現地旅行社の朴課長さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
今回の視察で大変お世話になったガイドの權(クウォン)さんと▲今回の視察で大変お世話になった
ガイドの權(クウォン)さんと
今後もますます見聞を広め、日本の茶業の発展に少しでも貢献していければ、そして何よりお茶についての正しい知識を皆様方にお伝えしていければと考えています。これからも「茶」にまつわる様々な、そしてホットな情報をお伝えしてまいりますのでどうぞご期待ください。
さて、次回の平成17年新春1月号のコラムは、先日中国杭州市にある中国茶葉研究所で行われた「中国茶中級評茶員養成研修並びに資格取得のための試験」参加の様子についてご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに。

「韓国伝統茶藝を訪ねて 【前編】」

▲釜山女子大学内の韓国茶博物館

今月と来月の2回に分けて、お隣の韓国のお茶事情についてお伝えしていきたいと思います。

紅葉の始まる韓国の釜山へ韓国伝統茶藝をこの目で見ようと訪ねたのは10月の半ばのことでした。まだまだ日中は暑いものの朝夕はめっきり冷え込むのはほとんど日本と変わりません。8年前の96年に訪れた時より更に都市がきれいになったような印象を受けました。釜山だけでも人口が350万人とのこと。韓国でもソウルに次ぐ大都市です。今回は博多港より高速船ビートルで約3時間。一眠りしているうちにあっと言う間に到着です。
今回、私が会長を務めている※西日本ミドリチェーンの「秋の研修旅行」の訪問先として韓国を選んだのには大きな理由がありました。
実は最近韓国で若い女性の間を中心としてダイエット・健康志向が高まり、緑茶がブームになってきているとの話を耳にしたのです。今まではと言うとご存知の方も多いと思いますが、韓国で飲まれているお茶は、コーン茶(とうもろこし茶)、杜仲茶、柚子茶、または様々な穀類などを混ぜ合わせた漢方茶と呼ばれているものが中心だったそうです。中国でも日本でも緑茶を中心に飲まれているのに、その中間に位置しているお隣の韓国で何故、今まで緑茶が飲まれていなかったのかという素朴な疑問がありました。

それはどうも宗教と深い関係があるとのこと。朝鮮時代であった15世紀頃より、それまでの朝鮮の宗教の中心であった仏教から儒教に大きく移行していった歴史に大いに関係がありました。それまで「茶」は仏教と非常に関係の深かったのが儒教への移行と共に「茶」の喫茶の習慣も次第に廃絶されていったというのがその理由です。また一説によると先述した「とうもろこし茶」や「漢方茶」と呼ばれる「伝統茶」が主流を占めたからという説もありますが、是非、今回の訪問でそのあたりについて実際に確かめてみたいと思っていました。
まず、最初に訪れたのは、釜山女子大学。ここは韓国で唯一、茶道の専攻学科が創設されていると案内してくださった徐先生がおっしゃっていました。まず、案内されたのは、韓国の茶道にまつわる茶器をはじめとした道具やその際に用いられた衣装などの貴重な資料が収蔵されている資料館でした。それぞれの時代の茶器が整然と並べられ、時代と共に「茶」というものがどのような変遷をたどっていったのかが良くわかるようになっていました。
韓国の茶器のみならず、中国や日本で使われている茶器も同時に展示されていて、一見違ったように見えるそれぞれの道具ですが、その中に明らかに共通するものも見て取れ、「茶文化」と言うものが中国から派生し、更には韓国、そして日本に伝わって行ったということをよく理解することが出来ました。
▲伝統茶藝体験
 

▲案内してくださった釜山女子大の徐先生

▲釜山女子大の学生さんと記念撮影 ▲釜山女子大の学生さんによる伝統茶藝<その壱> ▲釜山女子大の学生さんによる伝統茶藝<その弐>
 
次に案内していただいたのは、韓国の伝統茶藝を披露するための茶室、といっても日本の茶室のような限られた空間ではなく、能舞台を思わせるような広々としたものでした。私達の前にはそれぞれ茶器が準備してあり、後で実際に味わうことができるようになっていました。先生の韓国伝統茶藝についての一通りのご説明があった後、いよいよ茶藝のデモンストレーションの始まりです。
伝統音楽の流れる中、韓国の民族衣装チマチョゴリを着た4名の女子学生さんが整然と並んで入場。舞台上でひざまずいての独特な挨拶の後、2名が向かって左側の客席へ、正面の2名の内、左側の学生さんが日本の茶道で言うところの茶釜からひょうたんで作った柄杓で茶器へ湯を移し、まずは茶器を温めます。
 

▲韓国伝統茶藝茶器セット

▲宮中で着用されていた衣装 ▲四仙花郎茶藝(新羅時代) ▲青磁茶器のいろいろ
 
▲茶藝体験
次にお茶壺より茶葉を取り出し急須に入れ、また茶釜から例の柄杓でゆっくりと湯をすくい、急須へ。しばらくして今度は中国茶の工夫茶藝の要領で酒器の片口のような形をした器へ一気に茶湯を注ぎます。その後に湯飲みに注ぎ分けて終了。茶湯を注ぎ終わった湯呑みを茶托に載せ、向かって右側に座っていたアシスタントの学生さんが茶席へとお茶を運んでいきます。
客役の2名の学生さんは運ばれてきたお茶と準備してあった茶請けを頂きます。2煎まで淹れて客席に運んで一連の茶藝が終了。学生さんたちが緊張しながらも流れるような動作でお手前をするしぐさはとてもきれいでした。

その後に今度は私達の前に来て、同様の手順でお茶を入れてくれました。お茶は宮崎にも伝わる「釜炒り茶」ですが宮崎のそれとは少々違いがありました。
それは宮崎の「釜炒り茶」と比べると水色と味がうすく、形状もしっかり丸く揉捻されていないと言うこと、それと香りが釜炒りでありながら落ち着いたおとなしい感じの香りでした。緑茶は韓国でも少量ながら栽培生産されているとのこと。
品種の違いなのか、また栽培地の標高や気候の違いからくるものなのか、あるいは生産技術の違いからくるものなのかははっきりしませんが、同じ釜炒り製法でも全く違った風味を持つ緑茶に大変驚きました。お茶請けは甘いお餅の中にとうもろこしやが練り込まれた「お餅」と「ゆべし」の中間のようなお菓子とでもいえばよいのでしょうか。
▲伝統茶藝が行われる茶室
とてもお茶に合い美味しく頂きました。最後に恥ずかしがっていた学生さん達に無理にお願いして一緒に記念撮影をして釜山女子大を後にしました。
▲多くの人で賑わうチャガルチー市場 夜は海鮮料理で有名なお店での夕食後、釜山の観光スポットのひとつであるチャガルチー魚市場へ、ちょうどお祭り期間中とのことで多くの釜山市民や観光客で賑わっていました。祭り期間中、新鮮な魚介類が格安で手に入ると言うことでどのお店も一杯です。美味しそうなにおいがあちらこちらから漂ってきます。店に併設されている屋台では、早速料理されたばかりの魚介類を肴に至る所で宴会が催されていました。夜遅くまでこうした賑わいが続くのだとか、もし機会があれば是非立ち寄ってみて、釜山市民の皆さんの日常の生活に触れてみるのも良いかもしれませんね。
今回の視察旅行の収穫はとても大きく、一度にはご報告出来ませんので続きは次回にしたいと思います。 
次回は釜山市の北、梁山市にある茶藝の金先生のお宅を尋ね、韓国の近代茶藝を体験させて頂いた時の様子を中心に韓国茶藝の最近の様子についてご紹介したいと思います。どうぞ次回もお楽しみに。   (つづく)
▲生簀にはたくさんの魚介が
※西日本ミドリチェーン・・・北は東京から南は奄美大島までの各地域の熱心な茶業者が情報交換や互いの業務発展を目的に作られた団体で、今年で創立40周年を迎える。年に2回研修会や視察旅行を行いながら会員相互の研鑚に務めている。

第2回「シェラトン秋の中国茶会」


▲今回ご準備いただいたポスター

 9 月末には台風 21 号が上陸し、今年 8 個目の台風上陸となりました。それまでは大した被害も無かったものの、今回の 21 号で当社の橘通本店のシャッターが強風で吹き飛ばされて壊れたり、看板を照らしていた 3 基の照明が壊れ落ちたりと大きな被害が出ました。大型化する台風、そして日本に上陸する回数が増えているのも世界規模の温暖化現象からくる異常気象の一つの表れなのでしょうか?今年の台風で被害を受けられた多くの皆様、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、いよいよ 10 月。秋本番ですね。行楽の秋、味覚の秋、読書の秋 etc. ・・・

お茶も格段に美味しく感じられるようになってくる季節です。この時期だけの「秋摘み茶」はもうお試しいただけましたでしょうか?美味しいお料理やお菓子と一緒に美味しい宮崎美老園のお茶はいかがですか?また、読書しながら高級煎茶でほっとくつろいでみるのもいいですね。
 今月のコラムは、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで行われました中国料理「藍海」主催「秋の中国茶会」の模様をご紹介します。この「中国茶会」も今回で二回目。毎回多くのご参加を頂き本当に有難うございます。前回を上回る人数の皆様にご参加いただきました今回の「秋の中国茶会」。なんと言っても皆さんの楽しみは中国料理「藍海」(らんはい)のタン・シェフの作る美味しい飲茶の数々とそれに合わせて私が選ばせていただいた中国茶とのコラボレーション。
▲今回のメニュー表


▲会場の全景です


▲タン・シェフとともに

 特に今回はご参加いただいた皆様にもいくつかのお茶を実際に淹れて頂きましたが、いかがだったでしょうか、美味しく入れていただけましたか?今回の飲茶メニューも本当に豪華でしたね。実際に食べてみることが出来なかったのが非常に残念でしたが、皆さんの笑顔がその美味しさをしっかりと物語っていました。

当日のお品は、チャーシュー入り饅頭、ゆば巻き、ふかひれ入り餃子、小龍包、大根餅 etc. と全部で 8 〜 9 品はあったのではないかと思います。それに対して用意したお茶は、工芸茶 4 種と龍珠香片、特級安渓鉄観音、菊花茶、プーアール茶 20 年もの生茶、岩茶鉄羅漢。特に今回のお奨めは、安渓鉄観音の特級品、プーアール茶 20 年餅塊茶、そして岩茶の鉄羅漢。

まずは皆さんの大好きな!?工芸茶と花茶をウェルカムティーに、そしてお食事を召し上がっていただく前に安渓鉄観音の甘く清々しい香りと味わいを楽しんでいただきました。鉄観音茶と聞いて皆さんが思い浮かべられる今までのイメージとはぜんぜん違った甘く清々しい香りと味わいに一応に皆さん驚いておられたようです。特に飲み終わった後にいつまでも後を引く音韻をしっかり楽しんでいただけましたでしょうか?

それから 9 月・ 10 月と言えば菊の季節、中国では重陽の節句の時には酒盃に菊の花びらを浮かべて邪気を払い、長寿を願ったとか。疲れ目や熱さましに効果があるとして、中国では良く用いられている菊花茶を召し上がっていただきました。初めての方も多かったようですがそのさっぱりとした後口を気に入っていただいた方も多かったようです。脂っこいお料理の時にはぴったりですね。

皆さんにお食事を召し上がっていただきながら、いよいよプーアール餅塊茶 20 年もののご紹介です。ちょうどこの位の年月が経ってくると生茶も渋みが薄れ、味にまろやかさが加わり、落ち着きが出てきて美味しくいただけるようになってきます。そのあたりの微妙な味わいの変化も今回見ていただきたかったところです。何かと難しいプーアール茶の解釈の仕方ですが、製造の歴史や種類による作り方の違い等など、出来るだけわかりやすく解説してみましたが、いかがでしたか?

最後に岩茶鉄羅漢のご紹介です。古くから多くの病を治してきたと言い伝えられているこの鉄羅漢。名前のように岩茶の中でも特に力強く深みのある味と香り、それからなんと言ってもその岩韻の顕著さが「岩茶」と言うものを理解していただくにはもってこいではないかと言うことで今回選んでみました。


▲皆さん真剣に聞き入ってくださっています。


▲プーアール茶を淹れる。

 プーアール茶と岩茶が飲茶ととても相性が良いと言う理由のほかに、寒さに向かうこれからの季節、体を温めてくれるお茶というのも理由の一つにありました。お茶とお料理との相性というものを実際に召し上がって頂くことで、より理解していただけたのではないでしょうか。もっとゆっくりとお茶とお料理とを楽しんでいただけると良いのですが、毎回 1 時間半という短い時間なのでそれが出来ず、いつも申し訳なく思っています。また、今回は偶然にも大陸のお茶ばかりになってしまいましたが、次回 12 月に開催される時には、是非、清香(甘く清々しい新鮮香)系の台湾茶あたりのご紹介をしてみたいと考えています。普段なかなか飲むことが出来ない珍しいお茶、高級なお茶を楽しめるのもこのお茶会ならではの楽しみですよね。次回の「中国茶会」もどうぞお楽しみに。

第1回 五ヶ瀬紅茶製造体験研修ツアー

虫の声に秋の気配を感じる今日この頃です。猛暑が連日続いた今年の夏、そして夜遅くまでのTVでのオリンピック観戦とお疲れの皆さんも多いのではないでしょうか?こんな時には、冷たい飲み物の摂り過ぎに気をつけて お茶でリフレッシュ、健康な毎日を過ごしてください 。

8月はアテネオリンピックでの日本代表選手たちの目を見張るばかりの大活躍に日本中が大いに沸きあがりました。 ほとんど一日中といってよいほど流れていたオリンピックのテレビ中継も終わり、何か急に寂しくなったような気がしますね。それにしても今回の日本選手団の活躍は見事でした。過去最高のメダル獲得に多くの日本国民が感動し、勇気をもらう事が出来たのではないでしょうか。


▲この茶葉が紅茶に・・・。
さて、今月は、先月 8 月 22 日(日)に行われた「第 1 回紅茶製造体験ツアー」についてご紹介をさせていただきます。

  今回行われたのは、4月下旬に「釜炒茶の手炒り体験」を開催した五ヶ瀬町桑野内地区にある興梠さんの製茶工場です。 最近、西臼杵(にしうすき)郡の五ヶ瀬町をはじめ日之影、高千穂では三番茶や四番茶を使った紅茶の製造が盛んになってきました。宮崎美老園でも昨年から販売させていただいている「宮崎紅茶」の人気が急上昇中です。まだお試しで無い方は是非一度お試しになってみてください。

 この地方で作られる紅茶は、この地方特産の「釜炒茶」を作っている日本茶の「やぶきた品種」等で作るところに特徴があります。この他にも「やまなみ品種」「タカチホ品種」などなど。品種の違いによる味の違いも実に様々で面白いものがあります。ご存知のようにもともとは中国種から派生している日本茶の品種で作られる紅茶は、アッサム種で作られるインド・スリランカや他地区で作られる本来の紅茶と比べ、茶葉に含まれるタンニン成分が少ない為、渋みが少なく砂糖やミルクを入れないでそのままストレートで飲んでいただくことが出来ます。その香りは蜂蜜のようなほのかな甘さを感じさせるやさしい風味を持っています。 一般的に言われるところの紅茶をイメージして飲むと少々物足りないかもしれませんが、「慣れてくるとむしろ日本茶のように何杯も飲めて病みつきになってしまう」とお客様からの反応も上々です。 これが「宮崎紅茶」の人気の秘密なのでしょうか?   この「宮崎紅茶」は、むしろ中国紅茶に近いと考えていただくとよりわかり易いのではないかと思います。このコラムをご覧の多くの方は、「えっ、中国に紅茶があるの?」と思われるかもしれませんね。意外と知られていない中国の紅茶ですが欧米ではとても有名なんです。祁門 ( キーマン ) 紅茶と言う名前を聞かれた方も多いのではないかと思いますが、この紅茶は中国の安徽省(あんきしょう)と言うところで作られる中国の代表的な紅茶の一つです。実はこの紅茶は、世界三大紅茶の一つでインドのダージリン、スリランカのウバと並び有名な紅茶です。紅茶のお好きな方は良くご存知だと思いますが、トワイニング紅茶の黒缶のベースはこの祁門 ( キーマン ) 紅茶です。他にも松の木で薫煙してつくられる、スモーキーな味と香りが特徴の正山小種(ラプサン・スーチョン)といった独特な紅茶も良く知られています。
 

▲出来上がった紅茶
 
 
釜炒り前のお茶の生葉 まずはお手本 最初の釜炒り後の茶葉
▲一晩萎凋させた茶葉 ▲いよいよ発酵させていきます ▲発酵スタート ▲発酵の様子がよく分かります。

さて、今回のご参加の皆さんは、ほとんどが宮崎市からのご参加でしたが、遠くは広島からご参加いただいた方もいらっしゃったりとお茶に対する関心の深さと熱心さに正直驚かされました。

まずは、前日に前もって摘み取られていた「やぶきた品種」の生葉を一晩かけて萎凋(茶葉をしおらせること)させ発酵に備えます。

次第次第に発酵して茶色っぽく変化していく茶葉の色に参加者の皆さんはとても驚いた様子でした。揉捻し、更に発酵させ、最後に乾燥させて出来上がりです。このように文章にすると簡単なのですが、この発酵の程度を見極めるのが大変難しく、その日のお天気や気温に大いに左右されます。同じように作ったつもりでも味わいに違いが出来ているのにまた皆さん驚きの連続でした。今回、日本茶のおよそ8割を占めるといわれる「やぶきた品種」で今度は、「発酵」という過程を経ることによって、日本茶とはまるで別の紅茶が出来上がる過程を参加者の皆さんにも十分理解していただくことが出来たのではないでしょうか。

今回も全面的に協力してくださった興梠洋一さんとご家族の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。今度はどんな企画を立てようかと今から思案中です。どうぞ皆さんもお楽しみに!

釜炒り前のお茶の生葉 まずはお手本 最初の釜炒り後の茶葉
▲途中に行われた広島の倉田さんによる「ぶくぶく茶」のご紹介です。 ▲紅茶の発酵工程 ▲紅茶の発酵工程2 ▲参加者の皆さんも発酵していく様子に驚いていらっしました。
 

「紅茶の製造体験研修」についてはこの辺にして今回はこの五ヶ瀬町の魅力についてもご紹介してみようと思います。ご存知のようにここ五ヶ瀬は九州のちょうど真ん中、人間に例えると「おへそ」に当たる位置にあります。山深いこの地方はまだまだすばらしい自然が数多く残されているとてもすばらしいところです。そんな自然とのふれあい、自然の楽しみ方もこれまた盛り沢山です。残念ながら、いまだ私はスキーを経験した事が無いのですが、近くには日本最南端のスキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」があり、冬場は県内外の多くのスキーヤーで賑わうことは意外と知られていません。この話はまた次の機会にするとして、今回は「夏場の五ヶ瀬の楽しみ方」をご紹介しましょう。

 実はこのあたりは澄んでいてとても綺麗な川が流れています。ここで今回カヌーを体験してきました。 指導していただいたのは地元でカヌー教室やツアーを企画していらっしゃる「自然屋川人」の杉田英治・千佳子さんご夫妻です。ライフジャケットのつけ方から始まり、パドルの使い方、乗船の仕方と一通り教わった後に早速川面に漕ぎ出します。最初はぎこちなかった私の子供たちも杉田さんの上手な指導の下、徐々に様になってきます。途中、カヌーを休んで、川に流された時の脱出方法やレスキューロープを使った救助方法をそれぞれが実際に行いながらマスターしました。最後はホワイトウォーターに挑戦、ターンの仕方などなど、まさに本格的な講習内容に大人から子供まで大満足でした。外にもゴムチューブの浮き輪を使って川を流れ下ったり、大岩からの水面ダイブなど大人の私たちも童心に帰って大いに楽しむ事が出来ました。是非皆さんも五ヶ瀬にカヌー体験に行って見ませんか?もしかすると病み付きになってしまうかもしれませんよ。それから夏場でしたら、近くにある「うのこの滝」も必見です。急な階段で上り下りが大変ですが、すぐ滝つぼの近くまで降りていく事が出来て滝つぼに勢いよく流れ落ちる水しぶきの迫力を身近に感じていただけます。まだまだ魅力いっぱいの五ヶ瀬町ですが、残念ながら一度にご紹介しきれませんので、また次の機会にしたいと思います。研修後のオプショナルツアーも充実した今回の「紅茶製造体験研修」。ご参加いただいた皆さん本当にお疲れ様でした。ご自身で作っていただいた紅茶をまたじっくりと味わってみてくださいね。

▲子供たちは瞬く間に上達していきます。
▲様々な川遊びが楽しめます。
▲今回お世話になった「自然屋川人」の杉田さんご夫婦
▲近くから見る「うのこの滝」は迫力満点

シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 第1回「夏の中国茶会」

▲会場となった展望フロアーから、トムワトソンゴルフコース、オシャンドーム、青く広がる日向灘を見下ろす。写真上方にはうっすらと青島の姿も。

 今月は、去る7月24日(土)宮崎市にあるシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで開催された第1回「夏の中国茶会」の模様についてご報告したいと思います。

 今回初めて、シェラトン内にある「中国料理 藍海」さんの主催により「夏の中国茶会」が開催されました。当初、主催者側では20名様程度の中国茶会を予定されていましたが、反響が大きく、定員を軽くオーバーしてしまうほどの予約が殺到、急遽、会場をレストラン内から最上階の43F展望フロアーに移しての開催となりました。眼下にはトムワトソンゴルフコース、オーシャンドーム、そして水平線まで見渡せ、青く広がる日向灘と最高のロケーションでした。

 一つ気懸かりだったのは、定員を増やしたものの、スペースの関係で36名様に限定させていただいた為、今回ご参加いただけなかった方が多数いらっしゃったのでは?ということです。その皆様には大変申し訳ありませんでした。また、次回このような機会がありましたら是非ご参加いただけたらと思います。

 今回は、「夏の中国茶会」と銘打ち、マレーシアから招聘されたタン・シェフの作る美味しい点心の数々と中国茶の競演を参加者の皆様に楽しんでいただきました。はじめてこのお茶会のお話を頂いた当初より当日使用する茶葉の選定にはとても頭を悩ませました。当日のお料理の内容が最終的に決まったのが4日前。メニューの内容を見て驚きました。なんとも豪華なメニューの数々にタン・シェフの今回の「中国茶会」に対する力の入れようがひしひしと感じられました。私の茶葉の選定にもおのずと力が入ったのは言うまでもありません。


▲今回ご準備いただいたポスター
▲当日のメニュー表
(クリックすると拡大します)
 当初、4種類のお茶のご紹介を計画していましたが、メニューの品数が増えた為、最終的に10種類のお茶を選ばせていただきました。もちろん実際に参加者の皆様に召し上がっていただけたのは、6〜8種類でしたが、今回は時間も1時間半という短時間でもありましたし、何よりもタン・シェフの美味しいお料理と私のお淹れした中国茶を一緒にゆっくりと楽しんでいただくことが大きな目的でしたので、その意味においては、今回頂いたアンケートの結果からも分かるように皆様にも大いに喜んでいただくことが出来て、ほっとしてるところです。
 「何よりも本当の美味しい中国茶を参加された皆様に知って頂きたい」という一念から只々高価なお茶というだけでなく、本当に内容のある茶葉をセレクトしたいという気持ちでいっぱいでした。特に今回使用した緑茶の「黄山毛峰」、青茶の「東方美人」と中茶杯銀賞受賞の「鳳凰単叢蜜蘭香」は、その香り、味どれをとっても大変すばらしいもので、選定に当たっても大いにこだわったものばかりです。「黄山毛峰」は中国の北京にあるお茶の研究機関の方から頂いたもので、その黄山毛峰特有の馥郁としたやさしく柔らかな味わいは言葉では言い表わせません。 ▲話がついつい宜興の茶壺にまで及んでしまいました。
▲会場の様子  また、「東方美人」はというと今年の6月に出来たばかり4点ほどの中から味と香りのバランスの良いものをセレクトしてみました。特にこのお茶の後を引く蜜のように甘い味と香りを是非ともじっくりと味わっていただきたい一品でした。最後にお出しした「鳳凰単叢蜜蘭香」は飲み慣れた銘柄ではあるものの、さすがに中茶杯銀賞を受賞しているだけのことはあります。最初はそれほど感じない山韻(鳳凰単叢特有の後を引く味と香り。飲み終えた後にのどの奥から湧き上がってくるようなすばらしい味と香りの余韻)が、時間が経てば経つ程どんどん膨れ上がってくるような、そんな力強さを感じさせるようなお茶でした。
青茶と比較するととかく印象が薄くなりがちな緑茶ですが、「獅峰龍井茶」と「洞庭碧螺春」もその味と香りは前に紹介をしたお茶にも決して引けを取らないとてもすばらしいものでした。参加された皆様のご感想はいかがでしたでしょうか?
 中国茶の場合には、昔も今も「お茶との出会い」というものを非常に大切にします。今回皆様に喜んでいただけるような、すばらしい「お茶との出会い」の場を作れたことは私にとっても大変嬉しいことです。今後もこのような「中国茶会」を是非とも企画してまいりたいと思っていますので皆さんどうぞお楽しみに。次回も今回に負けないような更にすばらしいお茶との「出会い」の場を作ることが出来るように頑張ってまいります。最後に今回多くのご支援頂きましたシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 中国料理「藍海」のタン・シェフ並びに長友マネジャーに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。 ▲当日は、中国茶・中国茶器の即売会も行われ、多くのお客様で賑わいました。

童謡詩人野口雨情先生と宮崎茶

 「烏なぜ啼くの 烏は山に 可愛い七つの 子があるからよ…」 という歌いだしで始まる「七つの子」や、 「シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで こわれて消えた…」 という歌いだしで始まる「シャボン玉」の作詞者で有名な童謡詩人野口雨情先生のことは皆さん良くご存知の方も多いと思います。 大正の中頃より北原白秋や西条八十(さいじょう やそ)らとともに童謡の隆盛の為に尽力されました。先生はこのほかにも「赤い靴」「兎のダンス」「こがねむし」「青い目の人形」「あの町 この町」「十五夜お月さん」「証城寺の狸囃子」・・・と列挙に暇がないほど多くの童謡や民謡、流行歌を残されています。また、全国の学校を回り、多くの校歌も残しておられ、今日もなお歌い継がれているものもたくさんあるそうです。
野口雨情先生の写真
野口雨情先生

  それほどにも有名な野口雨情先生が作られたという歌が宮崎美老園には残されています。それは宮崎のお茶の美味しさを詠まれたもので当店の「銘茶のしおり」にも載せさせていただいています。

『召しておいでよ 日向のお茶は 神代ながらの味がする』

「宮崎に来たら是非飲んでいらっしゃい 宮崎のお茶は 神代の時代から受け継がれている懐かしくて素朴な美味しさがありますよ」  とでも訳せばよいのでしょうか。

もっと上手く訳せると良いのですが・・・。どなたかまた是非教えてください。

この歌、それではいつ頃作られたのでしょうか?詳しいことはわからないのですが、昭和 20 年に亡くなるまで、先生は何度か九州を旅されています。その中でも昭和 17 年に宮崎を実に長い時間をかけて北から南、東から西と隈なく旅された足跡が残っています。それは記録に残る校歌や民謡から辿ることができます。

  その内のいくつかを見てみると、県北より岡富尋常小学校(現在の延岡市立岡富小学校)、第一富高国民学校(現在の日向市立富高小学校)、岩脇村立平岩国民学校(現在の日向市立平岩小学校)、組合立福島高等女学校(現在の県立福島高等学校)、第一北方国民学校(現在の串間市立北方小学校)など多くの学校の校歌を作詞しておられ、そのうちの延岡市立岡富小学校、日向市立富高小学校、日向市立平岩小学校では今もなお校歌として歌われているということです。どのような歌かは確認していませんが、この他にも日南の弁甲節や都城の都城小唄など多くの作品が県内各地に残されています。

 このような事実からおそらくその時に祖父と何らかの形で面識ができ、作っていただいたのではないかと思われます。しかし、これはあくまで想像の域を脱し得ませんが・・・。宮崎美老園の創業年と先生の生年 1882 年(明治 15 年)が同じというのも何かの偶然でしょうか?「もしかしたらそのことが作っていただくきっかけになったかもしれない」などとつい想像してしまいました。野口雨情先生の作ってくださった歌が残っているだけでも光栄なのにそれが宮崎のお茶を愛でたものであるだけに大変貴重なものといえます。これからも大事に受け継いでいきたいと思います。

話は少々変わりますが、このような逸話が他にも残っています。

それを紹介する当時の新聞記事が下のものです。

  これは昭和 10 年 1 月 の新聞のもので 、これによると祖父の森伝三郎が秋月種樹氏(あきづき たねたつ)【徳川幕府の 14 代将軍徳川家茂(いえもち)の侍読(学問を教える先生)や 明治天皇の侍読となって学問を講義し、 後の 1882 年(明治 15 年)、故郷である高鍋に戻り、余生を送られたといわれま
す。】に書いていただいた屋号を看板にして店頭の屋根に飾ったということが記載されています。ここでも秋月種樹氏が故郷の高鍋に帰ってこられた年と宮崎美老園の創業年が同じということにも何か不思議なご縁を感じざるを得ません。また、なによりもこれらの高名な文化人の方々と交流があったことや当店のお茶を飲んでいただいたということはこの上も無く光栄なことです。まだまだ多くのエピソードが残っていますが、またの機会に改めてご紹介出来ればと考えています。

釜炒り茶の機械による製茶法


今日のテレビのニュースによると、いよいよ九州も梅雨に入ったようだとか…、またうっとうしい季節が始まりますね。こんな時には、お茶で爽やかに元気に過ごしたいものです。 さて、そんな時にぴったりのさわやかですっきりとした味と香りが特徴の「五ヶ瀬の釜炒茶」を先月に引き続きご紹介したいと思います。一番茶をほとんど終え、二番茶の準備にお忙しい五ヶ瀬の興梠洋一さん方でのお茶づくりの様子をご紹介します。

 前回の「手炒り」に対して今回は「機械」による製茶の様子です。前回からちょうど 1 ヵ月程経った 5 月 27 日に伺った時、興梠さん方では、一番茶がほぼ終わり、場所によっては二番茶に備えて、ご家族総出での茶園の手入れ、刈り番茶の製造のまっ最中でした。

▲興梠さんの茶畑

▲茶摘風景 ▲綺麗に摘み取られ二番茶に備えます ▲興梠さんの茶工場
  一番茶の摘採後、後から出てきた「遅れ芽」を綺麗に摘み取り、二番茶の品質向上のために行う大事な作業です。この摘み取られた茶葉を使っての俗に言われる「刈り番茶」の製造を見せていただくことができました。まずは生茶葉の摘み取りです。庭木の剪定に使われる電動のバリカンを大きくしたような機械で摘み取っていきます。持たせてもらうと思ったより軽めの機械でしたが、これでもずっと抱えての作業はやはり重労働です。摘み取られた茶葉は一度大きなコンテナに移され、そこからベルトコンベアーに乗って最初の炒り葉機に運ばれていきます。後は揉捻の各段階を経て、水乾、締め炒り、乾燥という工程を経て荒茶が作られ、更にこれの茎を取り除いたり、粉を取ったりして仕上げ茶が作られていきます。今回は「刈り番茶」でしたが、工程の流れについては、一番茶も同様です。

▲摘み取ったばかりの生茶葉.

▲釜炒り作業 ▲揉捻機 ▲水乾機
▲茶園の状況を説明してくださった興梠緑さん  今回のこの訪問の大きな目的は、前回体験した釜炒茶の 手炒りの作業工程 と通常行われている 機械工程 の比較でした。煎茶の製茶工程は見る機会はあっても、また同じ宮崎にいながら(五ヶ瀬までは宮崎市から車で片道 約 3 時間半という遠方にあります。高速を使うとゆうに福岡まで行くことが出来る所要時間です。)釜炒茶の本格的な製造を見る機会はなかなかありません。こうして実際に見せていただくことで釜炒茶について更に詳しく知ることが出来たのは大きな収穫でしたし、何よりも今回はお父様の緑さんやお母様の茂子さんからも興梠さんのところでお茶を作り始めた当時のご苦労や、今も頑なに洋一さんに引き継がれているお茶栽培から製造に至るまでのこだわりについて改めて聞かせいただくことにより、興梠さんのところで作られる品質の高い「釜炒茶」ができる、その“わけ”がよく理解できたような気がしました。

第1回五ヶ瀬釜炒り茶手炒り体験ツアー

興梠さんの茶園から遠く阿蘇を眺める「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」本当に新緑が目にまぶしい季節がやって来ましたね。昨年の 6 月からスタートしました、このコラムも今回で 12 回目。あっという間に一年が過ぎ、月日が経つのが本当に早く感じられます。第 1 回目は「五ヶ瀬の釜炒り茶」のご紹介でしたが、偶然にも、一年間の最後の締め括りになる、今月のコラムでも五ヶ瀬での「第 1 回手炒り釜炒り茶体験ツアー」についてご紹介をさせていただくことになりました。 4 月の下旬から 5 月にかけて、つつじの花がそこかしこに咲き乱れ、そびえ立つ山々の新緑が目にまぶしい宮崎県西臼杵(にしうすき)郡五ヶ瀬町桑野内地区は、昨年の 6 月のコラムでもご紹介しましたように標高およそ 600 メートルにある空気の澄んだ、とても見晴らしの良い高地に広がり、遠く西には雄大な阿蘇の外輪山を一望することが出来るとても素晴らしい所です。 今回、またお邪魔をさせていただきましたお茶農家の興梠洋一さんの茶園では、本格的な茶摘みのシーズンをもうすぐそこまで控えた、柔らかでやや黄色みを帯びたうす緑色の新芽たちがすくすくと育っていました。
まずは釜炒茶についてのお勉強です。まずは釜炒茶についてのお勉強です
さて、 4 月 23 日(金)〜 25 日(日)の日程で開催されました、今回の「第 1 回釜炒り茶手炒り体験ツアー」、実は昨年より温めていた計画で、興梠さんご一家のご協力を得てようやく実現しました。

 初回ということで、私と興梠さんの友人知人を中心にお声かけてをし、遠くは東京から 4 名、広島から 1 名、久留米から 1 名、そして私の計 7 名での参加となりました。このうち私を含めた 5 名は、釜炒り茶の手炒りは初めてということで、まず、到着した初日の夜に興梠さんを囲んでの勉強会を開催。
「釜炒り製玉緑茶」の歴史、特徴、煎茶との製造工程の違いなどなど、熱心に勉強して本番に臨みました。

 翌 24 日、いよいよ手炒り体験当日。この日は絶好のお茶づくり日和!

 前もって摘み取ってあった茶葉を、 1 回に釜炒りする分ずつ計って小分けし、それをこれも前もって熱していた釜に投入すると、ぱちぱちと音を立てて、白い煙が立ち昇ります。しばらくするとなんとも芳しい香りがあたり一面に広がってきます。
 熱さを我慢しながら真剣に生葉を炒っていき、頃合いを見計らって、今度は竹で編んだ敷物の上で炒った茶葉を揉む作業です。

▲皆さん作業手順の説明に真剣に
聞き入っています
釜炒り前のお茶の生葉 まずはお手本 最初の釜炒り後の茶葉

▲釜炒り前のお茶の生葉

▲まずはお手本 ▲最初の釜炒り後の茶葉 ▲皆さん一生懸命揉んで下さいね
やさしく、しかし、しっかりとお茶が手の中で転がるように揉んで行きます。頭ではわかってはいるものの実際にやってみるとこれがなかなか難しい作業です。
 この工程が終わると次は軽く乾燥。乾燥が終わると今度はこげた茶葉や大きな茎を取り除く作業が待っています。これもとても根気の要る作業です。 それが終わると、また釜に入れて炒ります。 20 分程炒ったら冷まし、これを 3 回程繰り返します。
 この後、ふるいで粉を取ったり、大きな葉や茎をとって最後に仕上げ炒りをして完成です。
 釜で炒る工程が進めば進むほど、形が丸く釜炒茶らしくなっていくのを目の当たりにして感動を覚えずにはいられませんでした。

揉んだ後の茶葉 何度も釜で炒っていきます 仕上げ炒りです 立派な手炒り釜炒茶の完成です

▲揉んだ後の茶葉

▲何度も釜で炒っていきます ▲仕上げ炒りです ▲立派な手炒り釜炒茶の完成です
最後に自分たちの手で作った手炒りの釜炒茶を試飲してみて、昔の人達はこんなに手間隙かけて大事に大事にお茶を作っていたのかと感心させられました。手製の釜炒茶の香ばしく清々しい香りと喉越しの良い爽やかな味わいが、いつしか腰の痛さや長時間の作業から来る疲れをもすっかり忘れさせてくれました。  参加された皆さんも「こんな体験は二度と出来ないかも」「とても楽しかった」と大いに喜んで下さいました。作業の一つ一つを手取り足取り懇切丁寧にご指導下さり、 また昼食に地元で取れた新鮮な山の食材を使った珍しい、しかも、手作りのとても美味しい料理の数々を準備してくださって、参加者一同大感激でした。 こんな貴重な体験をさせていただいた興梠洋一さんご一家、洋一さんのご両親、瞳さんのご両親、そして洋一さんのおばさん、皆さん本当に有難うございました。また参加された皆さんも本当にお疲れ様でした。
 手炒りでの製茶は、今年は今回限りですが、同様の工程を今度は機械を使っておこないます。このように実際に体験することで、手作業のどの部分が機械作業ではどの工程になるかなど、釜炒り茶についてさらに深く理解が出来たような気がします。その後すぐに同じ畑の茶葉を使った機械製のお茶を作っていただきましたが、手作業が機械製になっても興梠さんのお茶づくりに対する熱意と情熱には何ら変わるところはありません。今年も皆さんに興梠さんが愛情込めて作った美味しい釜炒り茶をお届けしてまいりますのでどうぞお楽しみに。

初夏の薫りに誘われて・・・さあ、新茶の季節が始まります

ここ宮崎では、日増しに春めいて暖かくなってきました。桜もちょうど見頃で県内の桜の名所もにぎわっています。いよいよ4月ですね。 入学、就職といった新しいスタートの季節です。新たな門出のこの季節、そう、新茶のシーズンの始まりでもあります。4月5日には、鹿児島からの走り新茶が初入荷します。 そもそもこの新茶という言い方、春にその年初めて摘んで作られるお茶のことをさすのですが、一番茶(鹿児島南部の一部地域では、4月の上旬、静岡などの主要産地では4月の下旬から5月の上旬に最盛期。寒冷地では5月中旬から下旬に摘採されて作られるお茶)全体をさしていうこともあります。

その摘採の最盛期を旬と呼び、その旬の前に摘まれて作られる新茶のことを、旬よりどのくらい早いかで走りと呼んだり、大走りと呼んだりしています。中国緑茶の新茶、4月5日ごろの清明節以前に摘まれて作られる明前の龍井茶などと同様、生産量も限られている初物ということで珍重されています。

立春から数えて八十八日目をよく八十八夜(5月の2日頃)と呼び、その前後(4月下旬〜5月上旬)に摘まれて作られるお茶は、特に香りがさわやかで旨味がのってとても美味しくなります。今までしっかりと蓄えられた栄養分をたっぷり含んだやわらかい新芽の部分を一芯二〜三葉(先端のまだ葉が開かずに芯のようになった部分とその下の開いている葉二枚〜三枚)で摘み取り作られる新茶は、ほのかに甘味を感じさせる、やわらかくてまろやかな味わいが特徴です。この旬だけしか味わうことが出来ない新茶独特の風味を是非お試しください。

宮崎では、もう4月も下旬頃になると春の陽気というより、初夏を思わせるような陽気に変わってきます。まさに新茶のさわやかな香りは、初夏の薫りといえますね。皆さんもこの初夏の薫りを是非お楽しみください。今年の宮崎の新茶の最盛期は、今のところ4月下旬から5月上旬の予定です。五ヶ瀬地方など山間部では、5月の上旬から本格的な摘採期に入る予定になっています。

宮崎美老園では、皆様に喜ばれる新茶詰め合わせギフトも多数品揃えしております。日頃お世話になっているあの方この方へのご進物に、また、季節の粋なご挨拶に是非ご利用ください。

おすすめ新茶
野路乃梅 稀鳳
(1kg入)100g×10袋
※税込10,500円を
特別価格 税込9,450
1kg入)100g×10袋
※税込21,000円を
特別価格 税込18,900
(500g入)100g×5袋
※税込5,250円を
特別価格 税込4,725
500g入)100g×5袋
※税込10,500円を
特別価格 税込9,450

香樹 特選野路乃梅
1kg入)100g×10袋
※税込8,400円を
特別価格 税込7,560
1kg入)100g×10袋
※税込15,750円を
特別価格 税込14,175
500g入)100g×5袋
※税込4,200円を

特別価格 税込3,780
500g入)100g×5袋
※税込7,875円を

特別価格 税込7,088

限定品
初摘み白折茶 初摘み深蒸茶
500g入)100g×5袋
※税込4,200円を
特別価格 税込3,780
500g入)100g×5袋
※税込6,300円を
特別価格 税込5,670

あの噂の「凍頂烏龍茶」と便利「ワンプッシュ・ティーサーバー」

ここ宮崎では、随分と暖かくなり、本格的な春の訪れが感じられるようになってきました。あと1ヶ月で南の鹿児島の方からは新茶の便りが聞こえてくる時期を迎えます。宮崎では、フラワーショウの開催など春のイベントが目白押しです。この季節は気候もぽかぽか陽気に包まれ、気持ちも何だかうきうきとした気分になってきますよね。

 さて、今月は中国茶の中から、さわやかなこの季節にふさわしい「凍頂烏龍茶」をご紹介します。この「凍頂烏龍茶」、台湾で生産されるお茶の中でもひと際有名なお茶ですのでご存知の方も多いのでは?台湾の南投県は鹿谷郷で作られるお茶でとても香りが良く、その香りは清々しい花の香りにたとえられます。味はほんのりとした甘味があり、とてもまろやかです。台湾の観光土産に皆さんが良く買って帰られるのがこのお茶です。実はこのお茶に関して、昨年の今頃、ちょっとした騒ぎがあったのをご記憶の方も多いのではないでしょうか?テレビの番組でこのお茶が「花粉症」に対して効果があると報道されたが為に、ちょっとしたパニック状態になり、日本国内では品切れが相次ぎ、皆が台湾の茶業者に問い合わせるものですから、台湾では、「いったい日本で何が起こったんだ?」と不思議がられたとか。その後、今度は例の「新型肺炎SARSに対してこのお茶に予防効果がある」と台湾大学の先生が発表したものですから、今度は台湾国内でまた品薄状態になったようです。これに便乗して粗悪品が出回ったり、ニセモノまで登場する始末で、「花粉症」で困っている方々やお茶を純粋に楽しもうとする方々にとっては本当に迷惑な話ですね。なにやらお茶に含まれるカテキンの一種でメチル化カテキンと呼ばれる成分や抗アレルギー成分のストリクチニンが、花粉症やアトピーなどのいわゆる「アレルギー症状」を緩和させる働きがあるとTVで紹介されたのがそのきっかけでした。そもそもなぜ?「凍頂烏龍茶」だけがそんなに騒がれるのか、他にも同じ品種で作られたお茶があるのに、と思ったものでした。また、もっとそれらの成分を多く含む「べにふうき」などのお茶の品種も日本国内にあるのですが、あいにくまだ量産されていないために市場ではほとんど流通していないのが現状です。鹿児島県の徳之島をはじめとして全国各地で栽培されるようになってきましたが、市場に出てくるのには後数年かかりそうです。今後入荷するようになったら、このHPでいちはやくご紹介していきたいと考えています。そうは言っても「花粉症」で悩んでいる方にとっては、藁をも掴む思い。私の知り合いには、この「凍頂烏龍茶」が体に合うのか、症状が治まったという話も聞きましたが、「ただこれだけで」と言うことはないのではないかと個人的には思います。あと、日本茶の品種で「やぶきた」と静岡在来種の交配によって国立野菜・茶業試験場で育成され、1974年に登録された「おくみどり(茶農林32号)」という品種があります。このお茶の特徴は、味・香りともに優れ、煎茶をはじめ、玉露用としても使われることで知られています。この「おくみどり」品種にもこれらの有効成分が多く含まれているとの研究報告がなされていますので、その点から言えば、当店の「釜炒り茶おくみどり」でもよいのではないかな、と思ったりしています。また、どなたか試されることがあったら是非教えてください。

 話題が「凍頂烏龍茶」からそれてしまいましたが、先にお話しましたように、「花粉症」と切り離しても、この季節にふさわしいさわやかな香りとほんのり甘くまろやかな味わいのこのお茶を是非一度お試しになってみませんか?さわやかな香りのスタンダードタイプとほんのり芳ばしい香りが素敵な熟香焙煎タイプの2種がありますので、皆さんのお好みに応じてお選びください。グレードによってお値段もさまざまですが、お手頃なお値段でしかも普段飲んで頂くには十分な味と香りのものを今回ご紹介させていただきました。

 また、あわせて「凍頂烏龍茶」を手軽に楽しんでいただくのに便利な「ワンプッシュ・ティーサーバー」もご紹介させていただきます。中国茶はもちろんのこと、日本茶、紅茶と、どんなお茶を入れていただくのにも大変便利な茶器です。蓋を開けて茶葉を底が隠れる位いれて、お湯を注ぐだけ。後は時間がたったら黒い蓋の部分から出ているボタンを押すだけで美味しいお茶がティーサーバーへ注がれる仕組み。とても手軽にお茶が入れられますし、なんと言っても茶殻の後始末がし易いのがうれしいですね。私の家庭では、テーブルの上に常時この「ワンプッシュ・ティーサーバー」が置いてあり、子供が自分達で日本茶を入れて飲んでいます。ポリカーボネートとガラスで出来ていますので、お湯で洗っていただくだけでどんなお茶でもOKです。一度使い始めたら手放せない本当に便利な茶器ですよ。是非皆さんご自身でその便利さを確かめてみてください。

 今回はご贈答用としてもお使いいただけるように、「凍頂烏龍茶」と「ワンプッシュ・ティーサーバー」の特別セット(化粧箱入り)もご用意しました。もちろん単品でのご注文でも結構です。

ご注文・お問い合わせはお気軽にどうぞ。

凍頂烏龍茶
スタンダードタイプ
凍頂烏龍茶スタンダードタイプ
50g袋入り 735円

凍頂烏龍茶
熟香焙煎タイプ
凍頂烏龍茶熟香焙煎タイプ
50g袋入り 735円

ワンプッシュ・ティーサーバー
ワンプッシュ・ティーサーバー
蓋を開け、茶葉をいれてお湯を注ぐだけ。しばらく蒸らしたら、上のボタンを押すだけで手軽に美味しいお茶が誰にでも入れていただけます。


凍頂烏龍茶とワンプッシュ・ティーサーバー特別セット
凍頂烏龍茶とワンプッシュ・ティーサーバー特別セット
限定商品 限定100セット
キャンペーン特別価格
  3,000円(税込み・送料別)
  通常 4,042円(税込み・送料別)

凍頂烏龍茶はスタンダードタイプと熟香焙煎仕立てタイプの2通りから選べます。ワンプッシュ・ティーサーバー単品の通常価格は3,000円です。

第1回日本茶インストラクションコンクール

今月のテーマは、去る1月24日(土)に開催されました第1回日本茶インストラクションコンクール南九州ブロック大会でのインストラクションの内容を中心にご紹介してみたいと思います。 実は私もコンクールに参加し、その結果は、準優勝にあたる優秀賞を頂くことが出来ました。出場者は熊本から2名、鹿児島から2名、宮崎からは残念ながら私一人の参加でしたが、それぞれ熱き戦いの結果、最優秀賞には熊本県代表の人吉市の立山茂さんが、「マイペットボトルのお茶をつくろう」という小学生向けのテーマでインストラクションを実施、見事その栄誉に輝き、11月に静岡で開催される世界お茶まつり会場で行われる本選に南九州代表として参加することが決まりました。立山さん本選でも是非頑張ってきてください。

当日は、「僕は日本茶のソムリエ」の著者として知られる高宇正光氏、フードプロデューサーとしてご活躍の世界緑茶協会副会長の徳永睦子氏、インストラクション研修の第一人者でいらっしゃる金子孝弘氏を審査員にお迎えして、多くの報道関係の皆さんも取材に訪れ、「日本茶のソムリエ」に対する関心の高さがうかがわせる中、熊本県人吉市にある東西コミュニティーセンターで開催されました。

それぞれの持ち時間20分の間に各出場者がそれぞれに設定したテーマに沿ってインストラクションの技を競いました。私は、「日本茶の魅力について考える」というテーマのもと、「日本茶(緑茶)の美味しさの秘密ってなあに?」という命題で、中学生を対象にしたインストラクションを実施。

そもそもずーっとずーっと昔のこと、中国で最初にお茶が人々の口にされるようになったのは、今のような飲み物としてではなく、実は薬だったという簡単なお茶の歴史から入り、日本茶(緑茶)、烏龍茶、紅茶、それぞれ全然別のものに見えるこれらのお茶も元をたどれば、同じツバキ科の「茶」から作られていて、その違いは、実は、「発酵(はっこう)」という作用によって形成されていること。

「発酵」もほとんどの食品が麹菌や乳酸菌などの微生物による「発酵」によって出来ているのに対して、お茶のそれは微生物の働きによる「発酵」ではなく、空気中の酸素によって引き起こされる「酸化発酵」によるものだという解説。

更に実験による同じお茶からその主要な成分である旨味・甘味をつかさどるテアニン、渋みのもとになるカテキン、更に、苦味のもととなっているカフェインを別々に抽出し、このそれぞれの味のバランスによって日本茶の不思議な味の魅力が作り出されているということ、そしてそれらの成分が味を構成しているのみならず、私達の健康にとって、なくてはならない大切な働きをしていることが最近の様々な研究によってあらためて解明されている事を紹介し、「日本茶(緑茶)の魅力」についての再認識を会場の皆さんと一緒に行おう、という組み立てでインストラクションに臨みましたが、残念ながら、本番ではタイムオーバーしてしまい、最後のカフェインの抽出が出来ず、その結果がとても悔やまれてなりません。

今回のこのコンクールに参加して、「限られた時間内で、大切な事柄を平易な言葉を用い、受講生に対して如何に解り易く伝えることが出来るか?」、といったインストラクションを行うに際してはもっとも重要かつ当たり前の事の難しさを改めて痛感しました。

これからも今回の貴重な体験を生かしながら、更にお茶全般に関する知識を蓄え、インストラクション技術に磨きをかけていきたいと思っています。そしてなによりも日本茶のみならず、中国茶や紅茶についても、中国茶インストラクーの立場から、さらには紅茶コーディネーターとして、それぞれのお茶のすばらしさを余すところなく皆さんに伝えていきたいと考えています。

これからもどんどん「お茶」全般に関する楽しい情報、為になる情報などご紹介してまいりますのでどうぞお楽しみに。

ソムリエの技を競う〜日本茶インストラクター
コンクールの模様
コンクールの模様を伝える
地元テレビのローカル番組


インストラクション風景1
インストラクション風景2
インストラクション風景3
コンクールでの
インストラクション風景


日本茶インストラクション優秀賞
いただいた優秀賞の賞状


ペットボトルに入ったお茶から抽出されたテアニン、カテキン、カフェイン
それぞれ別々に抽出した成分
(左からテアニン、カテキン、カフェイン)
日本茶インストラクターとは
(詳しくはこちら)

将にこれは芸術品!中国工芸茶の楽しみ方

今年も皆様に喜んで読んでいただけるコラム作りに努めてまいりたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願い致します。

今月のテーマは、新年のスタートにふさわしく、おめでたい席にぴったりの「中国工芸茶」です。中国工芸茶を分かり易くひと言で言うならば、「茶葉が開く様子を楽しむお茶」といえるでしょう。茶葉を糸で縛って作られるこのお茶は、中から菊の花や梅の花が飛び出してくる、とてもユニークなもので、お祝いの席やパーティーにはもってこいのお茶といえます。女優の米倉涼子さんが出ていた中国緑茶のテレビCMにも登場していたのでご存知の方も多いはず。種類もとても豊富でその形も様々です。

最近では、緑茶ベースのものが多い中、白茶がベースになっているものも登場してきました。そのひとつひとつに様々な趣向が隠された「中国工芸茶」は将に芸術品と言っても過言ではありません。これからも私たちを「あっ」と言わせてくれる楽しい「中国工芸茶」から目が離せませんね。

中国工芸茶のおいしい淹れ方
1 背の高い耐熱性のグラス、もしくはティーポットを準備し、
茶葉を入れます。
------------------------------------------------------
2 次に、必ず一度沸騰させたお湯を冷ましてください。
お湯の温度は80〜90℃位 が良いでしょう。
------------------------------------------------------
3 お湯を茶葉に直接当てない様にゆっくりと注ぎます。
3〜5分で飲み頃になります。
茶水の量が半分近くになったら、さし湯をして下さい。

錦上添花茶葉 後方左から銀圓茶、黄山緑牡丹
錦上添花茶葉 後方左から銀圓茶黄山緑牡丹
前方左から珠梅雪蓮茉莉一点紅
茉莉繍球
黄山緑牡丹(こうざんりょくぼたん) 珠梅雪蓮(しゅばいせつれん)
黄山緑牡丹   珠梅雪蓮
5個入り 1155円
茶葉がまるで牡丹の花のように開いていきます。
  3個入り 1365円
お茶の中から梅の花が飛び出してきます。
     
銀圓茶(ぎんえんちゃ)   茉莉一点紅(まりいってんこう)
銀圓茶   茉莉一点紅
3個入り 1365円
お茶の中から梅の花が飛び出してきます。その様子は見ているだけで楽しくなります。
  5個入り 1365円
お茶の中から真っ赤な千日紅の花が飛び出します。千日紅の紅い花がアクセントになったとてもおしゃれな工芸茶です。
     
錦上添花(きんじょうてんか)   茉莉繍球(まりしゅうきゅう)
錦上添花   茉莉繍球
3個入り 1155円
茶葉の中から菊の花が連なって飛び出します。新しい門出に更に花を添える”と言う意味があるのだとか。
  10個入り 1365円
ジャスミンの香りのお茶が花のように開きます。
     
海貝吐珠(うみかいとしゅ)    
海貝吐珠    
3個入り 1365円
二枚貝のような形の茶葉の中
から、菊と梅の花が出てきます。
   

秋摘み茶

「秋摘み茶」の水色皆さん、「秋摘み茶」ってご存知ですか?

それは、秋口に芽吹いてきた今年最後の柔らかい新芽を摘んで作った、まるで新茶のような風味豊かなお茶の事なんです。実はそれもそのはず、この時期ちょうど一番茶の収穫期である4、5月と同じような気候になるためか、新茶のようなやさしい風味になるんですね。

年に1度、この時期にだけ作られる限定品なのですが、毎年、このお茶が入荷するのを楽しみに待って下さっているお客様が年々増えています。また一度お買い求め頂いて、「美味しかった」と再度ご来店頂くお客様もたくさんいらっしゃいます。昨年も「もうありませんか?」という多くのお客様にお断りをしなければならず、大変申し訳なかったと思っています。

「秋摘み茶」の茶葉の様子このコラムでご紹介するのが遅くなってしまいましたが、今年もおいしい「秋摘み茶」が入荷しています。ワインのボジョレー・ヌーボーではありませんが、この時期ならではの「旬の味わい」を是非一度お試しになってみませんか?数量も例年そんなに多くは入荷を致しませんが、出来るだけ多くの皆様に「秋摘み茶」の豊かな味わいをお楽しみ頂けますよう、今年は頑張って、例年より多めに仕入れてはおりますが、季節限定、数量限定品ですので、どうぞ早めにお買い求め下さい。

もし万一品切れになりました節は、誠に申し訳ありませんがどうかご容赦下さいませ。〜12月一杯の季節限定販売になっております。

全国茶品評会入賞茶と九州茶品評会釜炒り製玉緑茶一等一席(農林水産大臣賞)受賞銘茶

今年も全国茶品評会(全品)と九州茶品評会(九品)出品茶の入札会が無事終了しました。

全国茶品評会(全品)とは、文字通り、全国より選りすぐりのお茶が一同に集い、その優秀さを競うお茶のコンテストのことです。九州茶品評会(九品)は、同様に主として九州各県からの自慢の逸品が勢揃いする大会です。

茶農家さんが同じお茶を全国茶品評会と九州茶品評会のどちらにも出品されることもありますし、全国茶品評会だけ、九州茶品評会だけということももちろんあり、どちらが権威があるとか、一概に論じることはできませんが、どちらの品評会の出品茶も甲乙つけられないすばらしいものばかりです。

「九州茶品評会入札会」の様子まず出品されたお茶は、外観と内質の二つの観点から厳しく審査され、総合得点でその順位が競われます。どれも茶農家の皆さんが丹精込めて肥培管理から摘み取り・加工に至るまで丹精込めて作ったお茶ばかりで、その順位をつけるのには大変難しいものがあります。特に上位になればなるほど、その優劣をつけるのは難しく、総合得点一点差で等順が変わったり、席順が変わったりすることも珍しくありません。
 
全国茶品評会受賞茶・煎茶
全国茶品評会受賞茶の外観 全国茶品評会受賞茶の水色 全国茶品評会受賞茶の茶殻
外観 水色 茶殻
 
全国茶品評茶
限定商品 全国茶品評会受賞銘茶
 50g 2,625円

全国茶品評会受賞の煎茶も艶のある濃緑色の外観に、爽やかな香り、何と言ってもその深みのある旨味と甘みの
バランスの良さは、さすが品評会茶の気品と風格を感じさせます。是非ゆっくりと贅沢に味わって頂きたいお茶です。

その全国品評会受賞銘茶(煎茶)も限定数量ですが入荷しています。
「九州茶品評会釜炒り製玉緑茶の部」、一等一席(農林水産大臣賞)受賞銘茶
外観 水色 茶殻
外観 水色 茶殻
 
さすがに一等一席のお茶などは、将に芸術品といっても過言ではありません。外観審査における形状(かたち)、色沢(茶葉のいろ)と内質審査における水色(抽出液のいろ)、香り、滋味(あじ)と、どれをとっても申し分のない出来栄えです。

五ヶ瀬の興梠洋一さん(詳しくは、6月のコラムをご覧下さい)のお茶が全国茶品評会において見事一等三席。そして更には、九州茶品評会(釜炒り製玉緑茶の部)において、グランプリつまり、最高位の一等一席(農林水産大臣賞)を200点満点で見事受賞されました。 また、同時に奥様の瞳さん名で出品されたお茶も1点差の199点で一等二席(農林水産賞生産局長賞)受賞とご夫婦で一位と二位を独占という、大変すばらしい成績を収められました。「洋一さん・瞳さん、農林水産大臣賞と農林水産賞生産局長賞受賞、本当におめでとうございます。将に作り手であるお二人の、ほのぼのとしたやさしさが伝わってくるような、とても美味しいお茶ですね。これからもどうか、もっともっとすばらしいお茶を作っていってください。楽しみにしています。」
 
九州品評会釜炒り製玉緑茶の部 一等一席受賞銘茶
限定商品 九州茶品評会
釜炒り製玉緑茶の部

一等一席受賞銘茶

20g入り 2,100円
実は今回特別に興梠洋一さんご自身より、お手元に少しだけ残しておかれた同じお茶を無理にお願いして分けて頂きました。
写真からもお分かりのように、その色沢は、鮮やかな濃緑色で、香りはやさしく釜炒茶独特の爽やかさをもち、味は濃厚な旨味と甘みを併せ持つ、本当にすばらしいの一言に尽きるお茶です。

こんなにすばらしいお茶ですが、今回皆様にお届けできるのは、残念ながら限定数量400gのみになります。「これぞまさしく本物中の本物」と呼ぶにふさわしい釜炒茶の味わいを是非一度、皆さんご自身でお試しになってみて下さい。
 
美味しい品評茶(煎茶・釜炒り製玉緑茶)のお召し上がり方
>> こちらをクリック

日本茶の「やぶきた」品種で作ったとても珍しい「宮崎紅茶」

「宮崎紅茶」の外観と鑑定の様子 先月のコラムでもご紹介しましたように、日本茶も中国茶も紅茶も、もとは同じ「茶」という樹から作られます。それぞれの製造過程の中に「発酵」という段階が有るか無いか、また、その程度によって、それぞれのお茶の味や香りといった特徴が作り出されてきます。



 世界の三大紅茶といわれるインドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、そして中国の「キーマン」に代表される紅茶は「発酵茶」に分類されます。発酵の程度をパーセントで表すならば、100%発酵させたお茶です。



 紅茶というと、三大紅茶にあるようにインドやスリランカを思い浮かべると思いますが、意外と知られていないのが中国紅茶です。「祁門(キーマン)」の他にも「正山小種(ラプサン・スーチョン)」やプーアール茶の産地で有名な雲南省で作られる「雲南工夫紅茶」、陶芸の町として有名な宜興で作られる「宜興紅茶」等が有名です。

一般的には、渋みの中にも甘さがあり、甘みのあるフルーティーな香りが特徴です。また、「正山小種(ラプサン・スーチョン)」のように松の木で燻煙し、着香した独特の風味を持つ紅茶もあります。その他の世界的な産地にはアフリカやインドネシアなどが知られています。そのような紅茶。実は以前は日本でも作られていました。しかし、良質で安い輸入品に押され、昭和30年頃をピークに徐々に生産量が減り、今ではほとんど作られなくなってしまいました。

「宮崎紅茶」の水色 そのような中、宮崎県北部に位置する日之影町の熱心な若手茶生産家、甲斐さんが作った、とても珍しい紅茶があります。しかも「べにほまれ」などの紅茶品種ではなく、「やぶきた」という日本茶の品種で作られたこの紅茶は、渋みが少なく、蜜のような甘い香りが特徴です。有機農法茶園で丹精込めて作られた茶葉を原料として、紅茶本来のオーソドックス製法をもとに、この地方独特の「釜炒り茶」の製造方法を加味するという独自の製法によって、風味豊かな紅茶が出来上がりました。ある知り合いのティーインストラクターの方は「アッサム紅茶に似ていますね。」と言われました。確かに水色は深みがかった赤色を呈していますが、味、香りは渋みの中にも甘さを感じさせ、フルーティーな香りを持つ「祁門(キーマン)紅茶」などの中国系の紅茶に似ているような気がしますが・・・。皆さんはいかがでしょうか?本来の紅茶とは一味違った、「宮崎紅茶」の味わいを是非一度、皆さんご自身でお試しになってみませんか?








 美味しい「宮崎紅茶」のお召し上がり方


「宮崎紅茶」の美味しいお召し上がり方.汲みたての新鮮な水を沸かし、必ず、一度沸騰させた熱湯(95℃位)をご使用下さい。

.茶葉の量は、1人分約2〜3g(ティースプーン1杯)が目安です。

.お湯の量は、1人分カップ1杯(およそ150cc位)が良いでしょう。抽出時間は、約2分間です。

.出来れば、ストレートで。お好みによりミルクや砂糖を加えて頂いても結構です。

麗しき中国茶の世界へ

 日本茶、烏龍茶に代表される中国茶、そして紅茶。これらは、実は同じカメリア・シネンシスという学名でツバキ科の「茶」という樹から作られているということをご存知でしたか?


カラフルな色調の中国茶器  昨年の6月より「日本茶の美味しい淹れ方教室」を毎月2回のペースで開催するようになり、毎回、受講してくださる方々にこのことをお話させて頂いていましたが、私自身、日本茶以外、紅茶については学生の頃、非常に興味を持ち、美味しいお店を探して回っていましたので、自分で言うのも何ですが、多少の知識は持っているつもりです。しかし、中国茶に関しては、烏龍茶が半発酵して作られているということは知っていても、それ以上のこととなると全くと言ってよいほど知らないことに改めて気付きました。



有名な先生の作による茶壷はやはり違います<br />
(写真右:李昌鴻先生作)  昨年の3月。東京の中国茶館で出会った一杯のお茶。それが私を中国茶の世界に引き込むきっかけを作りました。

その名も鳳凰単 ( ほうおうたんそう )蜜蘭香( みつらんこう )。甘くフルーティーな香りと味わいが特徴の青茶です。今から22年ほど前、当時では珍しく、「色種」、「水仙」、「鉄観音」という3種類のリーフティーを販売していたものの、缶ドリンクやペットボトルの烏龍茶の味しか知らないといっても過言ではない私の烏龍茶に対するイメージを大きく変えたのが、まさにこのお茶との出会いでした。



 1000種類以上あると言われている中国茶の世界。その中で更に「緑茶」、「白茶」、「黄茶」、「青茶」、「紅茶」、そして「黒茶」の6種類。これに「花茶」を加えての7種類に大きく分類されます。また、加えて毎年のように新しい名前のお茶が登場しています。 



蓮のデザインが可愛らしい磁器の茶器セット  日本茶インストラクターとして、「茶」を語る上で、中国茶や紅茶についてもしっかりと勉強して行かなければならないことを痛感しました。その後、中国茶アドバイザー、紅茶コーディネーターの資格を修得。現在も月に一回上京しながら、更には去年一年で台湾2回、中国2回と現地に赴き、茶畑や工場を視察したり、台湾では徹夜で自分自身の梨山烏龍茶を製茶して来たりと、今度は中国茶インストラクター目指して目下猛勉強中です。勉強し、深く知れば知るほど、その奥深さやすばらしさに気づかされることばかりです。



本社店舗内中国茶コーナー 宮崎美老園では県内トップクラスの品揃えと豊富な知識で皆様からのあらゆるご要望にお答えすべく、更に努力を続けて参ります。皆さんも麗しき中国茶の世界を是非一度覗いてみませんか。日本茶とは一味違ったすばらしさを今度はあなたご自身で発見されるに違いありません。



 今後、宮崎美老園のホームページ上にも中国茶のページを増設し、さまざまな情報を皆さんにお届けしようと只今準備中ですので、どうぞお楽しみに。

美味しい冷茶を楽しむ【その2】

 いよいよ暑い暑い本格的な夏がやってきましたね。暑くて寝苦しく、睡眠不足になったり、体力を消耗してとかく体調を崩しやすいこの季節を何とか元気に乗り越えたいものです。

そこでこんな時にぴったりの飲み物があります。そう緑茶です。今、注目を浴びている緑茶成分のひとつ、カテキンには食中毒の予防効果やまた、皆さん良くご存知の様にビタミンCには 強い紫外線にさらされるこの季節にお肌を守ってくれる効果があります。他にもビタミンAやE、様々なミネラルも豊富に含まれることが様々な研究によってわかっています。



 しかし健康に良いとわかっていてもこの時期、熱いものはちょっと…という方に7月に引き続き、今月は「美味しい冷茶の楽しみ方〜その弐〜」ということで茶葉をそのまま冷水で抽出する方法をご紹介します。カテキンなどの効果を引き出す為にはお湯で抽出したお茶を氷で急冷するほうが良いのですが、その場合とはまた違った風味を楽しむことが出来ます。



 低温で抽出することによって、苦味や渋みの成分であるカフェインやカテキンの抽出を押さえ、テアニンの旨味や甘味を引き出すことが出来るわけです。今回は宮崎美老園の推奨銘茶「野路の梅」と新製品の五ヶ瀬の「本格釜炒茶 やぶきた」を使って美味しい冷茶の作り方をご紹介します。この釜炒茶、冷茶にぴったりなので是非一度試してみてください。

 まずはじめに水ですが、ペットボトルのミネラルウォーター(もちろん軟水です)もしくは、水道水を利用する場合には、一度必ず沸騰させたお湯を冷ましてから、作りたい冷茶の分量ほど準備してください。
------------------------------------------------------------
 次にお茶の葉ですが、ほのかな甘味を求めるならば煎茶。清涼感のある
清々しい香りとさっぱりとした喉越しの良い味を求めるならば釜炒茶が良いでしょう。
 茶葉の量は、使用するポットの底に小山が出来るくらいが良いでしょう。
濃い目のお茶を作りたい場合は、その1.5倍くらいの茶葉を入れます。衛生面が気になる方は、一度お湯を入れ、湯洗すると良いでしょう。その際には軽く湯通しするくらいの感覚が大事です。そうしないと折角の風味を逃がしてしまうことになり,美味しい冷茶が楽しめませんので注意してください。
------------------------------------------------------------
 後は待つこと10〜15分位。長く時間を取れば、それだけ濃く出すことが
可能です。途中で味を見てお好みの濃さで出してください。お湯で入れたときと比べ、苦味、渋みを押さえたまろやかな味わいのお茶の出来あがりです。
  出来あがりましたら、一度別のポットに抽出したお茶を移し、また新しい水を加えて今度はそのまま冷蔵庫の中へ入れておくと良いでしょう。お休み前に同じ手順で最初から入れて冷蔵庫へ入れておけば朝には美味しい冷茶の出来あがりです。
入れはじめ   10分後   出来上がり    
茶葉を入れた様子   入れはじめ   10分後   20分後

→煎茶

←釜炒茶
 これは作り方のほんの一例です。茶葉の量や抽出時間はお好みに応じて色々とお試しになってみると良いでしょう。また、こんな風にすると美味しく出来ましたという方法がありましたら是非ご紹介下さい。
   (ご注意)
   今回ご紹介した様に茶葉を冷水で出す場合には、抽出したお茶の管理に十分ご注意下さい。お湯で出した場合と違って、カテキンの抽出量が少ない為か、傷みが早い様です。 出来れば、作ったらすぐにお召し上がりになることをお奨めします。どうしてもの場合には、必ず冷蔵庫で保管し、出来るだけ早めにお召し上がりください。テストしてみたところ、この時期、常温だと2〜3時間で美味しくなくなってしまいました。
 商品紹介
 新商品 水出し釜炒茶

 
1袋(6gx15パック)1,050円  ※限定品※
ご購入はこちらをクリック  今回使用したお茶
煎茶 「野路の梅」 100g1,050円

五ヶ瀬の
本格釜炒茶 やぶきた」 100g1,575円

美味しい冷茶を楽しむ

いよいよ7月。もうすぐ梅雨も明け、暑い暑い本格的な夏がやってきますね。「暑いときこそ、熱いものを」。昔の人は、暑いからといって冷たいものばかり飲んでいると胃腸をこわしたり、体調を崩してしまうことを戒めて良くこう言っていました。 今でも中国では夏、暑いからと言って冷たい飲料を飲んだりすることはあまり無いといいます。冷たい飲み物を飲んで、体を冷やしてしまうと体を元の体温に戻すために、別に使われるはずのエネルギーがそれに使われてしまい、その結果、体調を崩してしまうことになるのだとか・・・。 そうはいっても本当に暑い時にはどうしても冷たい飲み物が恋しくなりますね。そこで今月のテーマは「美味しい冷茶を楽しむ」です。 冷茶、冷たいお茶というと皆さんがすぐ思い出すのは缶入りやペットボトルの茶飲料ではないでしょうか。しかし、どうも風味がいまひとつと思っていらっしゃる本格派志向のあなたのために、誰にでも手軽に美味しい冷茶を楽しんでいただける方法をご紹介しましょう。

(1)まずは、お好きなお茶をご準備ください。例えば、通常
100g、1000円以上の上級煎茶の場合は、ティースプーン軽く一杯が目安の約2gが一人分の茶葉の量ですが、冷茶の場合は、これより少し多めの約3g、ティースプーン山盛り一杯でも良いでしょう。

(2)お湯の温度は、通常でも結構ですが(お茶の美味しい
入れ方のページ参照
)冷茶の場合には、少々濃いめに
淹れるのがポイントです。
 その為に、通常より少し高めの湯温で淹れてみてください。


(3)抽出時間も少々長めにとって、濃いめに淹れます。
 
(4)涼を演出するために、ガラスのお湯呑みなどにロック
アイスを入れ、後はその上から淹れたての熱いお茶を
注いで下さい。

(5)さあ香りの良い、美味しい冷茶の出来上がりです。

(6)紅茶のアイスティーの作り方と同様、ロックアイスに淹れたての熱いお茶を注いで急冷する「二度取り」をすると水色の変色を押さえるとともに風味が落ちるのも出来るだけ防ぎ、美味しい冷茶を楽しむことが出来ます。
(写真:左) 「二度取り」で急冷したお茶
・「二度取り」で急冷したお茶は、水色も良く
透明感があり、風味が長持ちします。
(写真:右) 普通に冷ましたお茶
・写真では、わかりにくいですが、水色が濁り・やや茶色ぽくなります。

新 製 品 ▼
水出し煎茶(抹茶入り)


一袋( 6g × 15P ) 1,050 円

 

2袋入り・3袋入り詰め合わせもございますので、
どうぞご利用下さい。

・2袋入り 2,100円

・3袋入り 3,150円

五ヶ瀬の釜炒り茶

更新日:2003年5月30日 皆さん、「釜炒茶」ってご存知ですか?正式な名前は「釜炒り製玉緑茶」といって、「蒸し製玉緑茶」と区別されます。普通の煎茶と違って、香ばしい香りと清々しくさっぱりした味わいが特徴です。 また、その形も古代の装飾品の「まがたま」のような丸まった独特な形をしています。中国緑茶で有名な龍井茶(ロンジンチャ)と同じように釜炒りすることによって、殺青する(※1)、いわゆる炒青緑茶で、日本茶の中で「蒸し製」が日本式なら、「釜炒製」は中国式と呼ばれています。 もともとは、中国で用いられていた製法が15世紀半ば頃、九州へ伝わり、現在では宮崎をはじめ、熊本、嬉野などの一部地域に残るだけとなったとても貴重なお茶です。
そんな昔ながらの「釜炒茶」を求めて、5月24・25日の2日間、宮崎県北に位置する高千穂・五ヶ瀬地方を訪ねました。
その中で、永年「釜炒茶」一筋に美味しいお茶づくりをされている興梠洋一・瞳さんご夫妻(※2)に「釜炒茶」の製造方法やお茶づくりにおけるご苦労、五ヶ瀬の「釜炒茶」の変遷などについて、色々とお話を聞かせて頂いたり、工場や茶園も見せていただくことが出来ました。興梠さん本当に有難うございました。
この詳しい様子については、また後日ご紹介させて頂きます。また、今回興梠さんから美味しい
「釜炒茶」を分けていただきましたので、こちらも近い内に改めて商品ラインナップの中に加えさせていただこうと思っていますので、どうぞお楽しみに!!
昔ながらの「釜炒茶」 釜炒茶用製造機械 興梠さんご一家
昔ながらの「釜炒茶」

釜炒茶用製造機械

興梠さんご一家

(※1) 殺青(さっせい)・・・酸化酵素の働きを止め、茶葉を酸化させない様にすること
(※2) 興梠(こおろぎ)洋一・瞳さんご夫妻
実は、奥様の瞳さんと当社の久保幸代は、今年宮崎県内で初めて女性で
日本茶インストラクターに合格。そのご縁もあって今回お伺いをさせて頂きました。

南の海から その7〜奄美・瀬戸内〜

7f152b1f.jpg水中写真でご紹介する、“南の海から”シリーズ。今日は、奄美大島の南部、瀬戸内の海の生き物です。皆さん、「ハリセンボン」という魚をご存じですか?よく宮崎などでも観光地の土産店で剥製が天井にぶら下がっていたりします。

2ハリセンボン



つついたりすると身を守るために全身のとげを逆立てて、そう動物の「ヤマアラシ」や「ハリネズミ」がそうであるように、まるでいが栗の様になります。大きさは、ちょうど、ソフトボール〜ハンドボールくらいの大きさでそれに針が突き立っている様子をイメージして頂ければよいかと思います。


息子とハリセンボンはじめて見たときは、一瞬ひるみましたが、そんなに鋭いハリではないので手袋をしたまま、捕まえて膨らませてみたりしています。(可哀想ですからあまりやってはいけませんが・・・)この時は息子と一緒に潜っていましたので、はじめて見るだろうと思い、早速ハリセンボンを捕まえて(←びっくりさせてごめんなさいね。)息子に持たせてみました。

保護色になったハリセンボンこの時期の奄美の海は、ハリセンボンが異常発生していて、水面をハリセンボンが埋め尽くしているような、なんともおぞましい光景でした。でもハリセンボン自体は、とても愛らしいかわいいやつです。泳ぎもそんなに早くはありませんし、ハリ攻撃という武器があるせいか、近づいても悠然と構えています。
(写真のように周りの様子に合わせて体色を変化させ、外敵から身を守ったりもします。)

2006年01月24日

香ばしい香りのほうじ茶はいかがですか?

8082f760.JPG先日、キムチ鍋の後、部屋に残った匂いを消す為に、お茶葉を焙じて匂い消しをするお話をさせていただきましたが、今日は、ご家庭で簡単にほうじ茶を作る方法をご紹介してみたいと思います。宮崎は土地柄、ほうじ茶をあまり飲みませんが、時には香ばしいほうじ茶もいいですね。刺激も少ないので、ご年配の方や小さなお子様にもぴったりです。夜、緑茶を飲むと眠れないと仰る方にもお奨めです。昔から宮崎に皇室の方がお見えになったときに当店独自の方法でほうじ茶をおつくりしております。
焙じ茶葉まず準備するものは、
1、小ぶりのフライパン(出来れば,油などで汚れていないもの。100円ショップなどで安いものを買ってきて専用の物にしておくとよいでしょう。)
2、緑茶50g(古くなったもの、お口に会わないで残っている茶葉など何でも結構です。)
3、卓上コンロ(通常のガスコンロでもOK!)
4、大き目のスプーン
5、深皿(焙じた茶葉をいれて冷ますための器)
さあ、これで準備完了。早速ほうじ茶を作ってみましょう。
1、まず、ガスに火をつけて強火で焙じます。時折フライパンをゆするか、もしくは、スプーンでかき混ぜて、焦げないように注意します。
2、3〜5分すると香ばしい香りがたち始めるのと同時にうっすらと煙が立ち始めます。ここで火を少し弱めます。 3、緑色の茶葉が、キツネ色に変わったらOK!
4、準備してあった深皿にいれて冷まします。(そのままフライパンに入れたまま冷ましていただいても構いません。)
焙じる-2ここで注意しなければならないことは、決して焦がしてはいけないことです。焦がしてしまうと苦くなって美味しくありません。茶葉を完全にキツネ色にする必要はありません。3割〜4割ほどキツネ色になれば、それでOKです。
焙じる茶と急須お部屋の匂い消しが出来て、かつ美味しいほうじ茶が楽しめる、まさに一石二鳥ですね。是非お試しになってみて下さい。
2006年01月23日

「ホームページ作成セミナー」を受けてきました。

3e293392.JPG今日、明後日と開かれる宮崎商工会議所主催の「ホームページ作成セミナー」、その名も「ホームページ作成“カンタン”作成編」を受講してきました。
“まだホームページを持っていない事業所向け。当会議所のWebFactoryを使って簡単ホームページ作成講座。「専門ソフトの知識なし」大歓迎です”
という、会議所のIT研修会開催のお知らせにあったように非常に簡単でわかりやすいセミナーでした。


ホームページ作成セミナー-2.JPG今までにスタイルシートの勉強でタグなどのことについて勉強した後だったのでそう感じたのかもしれませんが、これでまた様々な知識が新たに加わりそうです。昨年の10月末からの「第二創業塾」の受講に始まり、第1回12月12日(月)〜14日(水)「ホームページ作成〜スタイルシート編」、第2回平成18年1月13日「特別研修〜実践編」、第3回1月16日(月)・18日(水)「ホームページ活用〜“ビジネスブログ編」、第4回の「ホームページ作成“カンタン”作成編」と「第二創業塾」と2回目の加藤先生のセミナー以外は、宮崎県ソフトウェアーの金子先生によるご指導でしたが、お二人とも、とてもわかりやすく懇切丁寧にご指導下さいました。本当にお世話になり、ありがとうございました。


ホームページ作成セミナー-3.JPGお陰様でパーフェクトとまでは決していきませんが、スタイルシートの仕組みやタグのことSEO対策、ブログの活用方法等々、随分と勉強させて頂くことが出来ました。いよいよこれから、今まで勉強したことを実践していかなければなりません。
早速、今週末に予定しているHPのリニューアルオープン目指して、お客様にいかに喜んで頂けるウェブショップを作りが出来るか、またそれを運営していけるか、これからがまさに正念場です。


ホームページ作成セミナー-4.JPG

(出来上がったHPトップページです。本当に簡単でした。)

2006年01月22日

春の訪れを感じる身近な風景

5ca239e5.JPG今日の宮崎は、久しぶりの青空が戻ってきました。肌寒いものの、とても日差しが柔らかく、もう、すぐそこまで春がやってきているようです。その暖かな日差しに誘われて、自宅の庭に出てみると、今まで気がつかなかったそこここに、確かに春の訪れを感じる事が出来ます。
もくれんの花のつぼみが間近な春の訪れを待っています。


庭のタンポポ
足元に小さな春を見つけました。タンポポの花です。


クロガネモチ
空の青にクロガネモチの真っ赤な実の赤色が映えます。

椿
D50の特性を活かして、午後の日を浴びる椿の赤を表現してみました。


紅梅
紅梅の蕾もこんなにふっくらと膨らんでいます。

2006年01月21日

ダイエットの味方!?プーアール茶

37371907.jpg今日は、中国茶コーディネーターとして、中級の教室の開催です。テーマは、プーアール茶。ダイエットに良いと、一時期、女性の間でブームになったことがありましたよね。
中国の清の時代に書かれた、「本草綱目拾遺」や「雲南誌」、「雲南見聞録」などに「脂肪分の消化を助け、酒を醒まし、渇きを止め、風邪を治す」と言った記述があるそうです。
最近では、様々な研究によって血中コレステロール低下作用などが科学的に証明されてきているそうです。
このプーアール茶ですが、この名前は、「普シ耳」という地名に由来しています。
中国雲南省の「普シ耳県」に周辺地域で摘まれたお茶が集められ、ここで茶に加工されて全国に出荷されていたことによると言われています。
そもそもこのプーアール茶は、中国茶6大分類のひとつ、黒茶に属し、一端作った緑茶を麹菌を用いて発酵させて作られる後発酵茶です。
解したプーアール茶

主産地は、西双版納(シーサンパンナ)あたりで、取り分け良質なお茶は、南糯山(なんださん)でとれる茶葉から作ったものだと言われます。
この南糯山の茶樹にまつわる興味深い伝説が残っているそうです。それは三国時代に活躍した諸葛孔明(しょかつこうめい)が兵を率いてこの地に来た時、眼病を患う者達が続出、孔明は、自分のもっていた杖をその南糯山に突き立てると、その杖がみるみる木となり、緑の葉をつけた、それを兵達が摘み、煎じて飲んだところ、瞬く間に眼病が治癒したというのです。

そのようなお話をしながら、20年ものの生餅茶3年ものの南糯山野生茶、くり貫いた柚子の中に28年もののプーアール茶を詰め、5年寝かした柚子プーアール茶を紹介してみました。皆さん、今までもっていらっしゃったイメージががらりと変わったようで、とても美味しいと喜んで頂きました。この柚子プーアールは、今作っている新しい商品ページに載せて見ようと思います。
必ず洗茶して

最後に、美味しくプーアール茶を召し上がって頂くために忘れてはいけないことは、必ず洗茶すると言うこと。茶葉に熱湯を注いで1分ほど蒸らし、その茶湯を捨てます。これを2〜3回繰り返してから飲むことをお忘れなく。プーアール茶は、その製法上、長年寝かせてから作られるため、洗茶しないで飲むとほこりっぽい味がし、美味しくいただけません。

このお茶、数回洗茶したくらいでは、どうってことありません。条件にもよりますが、十回以上はゆうに入れて頂くことが出来ます。
寒いときには、体を温めてくれますし、私は疲れたときによく飲んでいます。

2006年01月20日

今月末、いよいよHPのリニューアルオープンです。

目下急ピッチでHPのリニューアル作業を実施しています。

当初、26日を予定していましたが、少々予定がずれて30日にリニューアルオープンの予定です。
もうしばらくお待ち下さいね。

RC英会話サークル活動開始!

5dd57122.JPG一昨日、青年会議所の現役の新年挨拶会に参加して帰ったら、何と左目の白目の所が内出血しているではありませんか。そういえば、正月明けから左目の周りに痛みがあったのですが、もしやこれと何か関係が・・・。早速病院へ行き診察してもらうことに、眼圧も正常ですし、特に変わった所がなく、結局、「原因不明の左目内出血」という診断結果。そういえば最近、HPリニューアルなどでPCとにらめっこをする機会が多くなっていたのでそれが原因かも。しばらくは程々にして目を休めてやろうと思います。
ブラッドリー

さて、昨日から英会話サークルなるものに参加。同じRC会員で、英会話教室を主宰しているオーストラリア出身のブラッドリー会員に英会話を教えてもらう事になりました。昨今の国際化の中で、そのコミュニケーション手段である英会話の重要性を再認識し、もう一度勉強をし直そうと有志が立ち上がり、本日の第1回開催の運びになりました。まずは、自己紹介からです。「My name is・・・」「I'm a owner of japanese green tea company.」「Now I'm crazy about taking pictures、and watching MLB(American Mejor League Baseball)」etc.
英会話サークル

英会話スクールに結構通っていたものの、ボキャブラリーがどんどん頭の中から失われて来ています。今、勉強しなければ先々後悔しそうなので思い切って参加してきました。最初は、緊張のせいか、なかなか言葉が出なかったものが、後半は皆さん結構話していらっしゃいました、「継続は力なり」この言葉を信じて、これからもますます勉強をしていきたいと思います。

2006年01月19日

鳳凰単叢(ほうおうたんそう)という烏龍茶

1bb1645c.jpg今進めている当社HPのリニューアルオープンを前に、今度新たに商品ラインナップに加わる中国茶のいくつかをご紹介していきたいと思います。今日は、「鳳凰単叢(ほうおうたんそう)」という烏龍茶をご紹介しましょう。
このお茶が日本に紹介されたのは、数ある烏龍茶の中でも比較的新しく、その一度飲んだら忘れることの出来ない独特の味わいで、多くの特に女性ファンを魅了しています。

中国茶と一言で言っても、その数は、ゆうに1,000種類以上あるといわれ、まず、緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の6つに大きく分けられます。さらに茉莉花(ジャスミン)で香り付けされた緑茶や青茶の、通常ジャスミン茶と呼ばれているもの、菊の花、キンモクセイの花、メイクイといって「ハマナス」のつぼみを乾燥させたものなどを「花茶」と呼び、6大分類茶と区別しています。

茶壺でいれる

今日ご紹介する「鳳凰単叢(ほうおうたんそう)」は、一般的に烏龍茶と呼ばれ、親しまれている青茶に属します。このお茶は、広東省潮安県鳳凰鎮あたりで作られ、香りや味のパターンの違いで、20種類以上もの種類に分けられ、取り分け、「蜜蘭香(みつらんこう)」と呼ばれるものは、その優しく甘い香りとマスカットや洋なしを思わせるような味わいで人気です。

香りを楽しむ

飲んで味わう前に、このように聞香杯もんこうはい:香りを楽しむための細長い筒状の器)で香りを楽しみます。
ちょうど次女が会社に立ち寄ったので、急遽モデルになってもらいました。

2006年01月18日

今年もいよいよキャンプシーズン到来!

6bc0292d.JPGいよいよ今年もキャンプシ-ズンが始まります!
以前にも書きましたように、みやざきの2月はプロ野球やJリーグサッカーのキャンプが目白押し。県内各地で数多くのキャンプが始まります。もう野球ファン、サッカーファンにとってはたまりません。
アメリカ大リーグ、ヤンキースの松井選手、ホワイトソックスの井口選手、今年からマリナーズへ移籍が決まった城島選手もここ宮崎でのキャンプに参加していたのを見ているだけに、彼らの活躍はうれしいものがあります。最近ではMLBも一層楽しみになってきました。
巨人のV9時代には、キャンプの宿泊ホテル様からのご注文で、当時の川上監督以下、長嶋選手、王選手ら、選手の皆様に私どものお店から日本茶を送らせて頂いていたのが、今も懐かしく思いだされます。
(写真はいずれも昨年のキャンプ時のものです。)

プロ野球キャンプ2005

ここ数年は、子供たちも大きくなってきましたので、シーズン中に一度は、家族でプロ野球キャンプを見学に行っています。2年前は、娘たちが王監督にサインを頂き、感激していました。お目当ての選手を一目見ようと各球場は、見学者でいっぱいです。
サッカーのキャンプはというと自分自身がサッカーをやっていたにも拘わらず、不思議と訪れたことがありません。今月末には、ジーコ監督率いる全日本サッカーチームのキャンプがW杯向けて行われますので、是非一度グランドに足を運んでみたいと思います。

それでは、今日現在分かっているキャンプ日程をお知らせしたいと思います。ご興味のある方は是非宮崎へ見学にお越し下さい。シーズンに合わせて温泉祭りも開催されますよ。


★読売巨人軍 春季キャンプ決定
  キャンプ期間(予定)
     1軍:平成18年2月1日(水)〜2月26日(日)
     2軍:平成18年2月1日(水)〜2月27日(月)
  休養日予定(1軍、2軍共通)
     2/ 6日(月)、10日(金)、15日(水)、20日(月)
  場 所:宮崎県総合運動公園

★福岡ソフトバンクホークス 春季キャンプ
   日程は、未定 (詳しくは、ホークス宮崎ファンクラブ「鷹将軍」HPまで。)


★サッカー日本代表宮崎キャンプ
  日 程:平成18年1月29日(日)〜2月4日(土)
  場 所:宮崎県総合運動公園

その他の催し

★第6回 宮崎たまゆら温泉かぐらまつり
  期 間:平成18年2月17日(金)〜3月25日(土)
  主 催:同実行委員会

★みやざきフラワーフェスタ2006
  期 間:平成18年3月18日(土)〜5月14日(日)
  開園時間:9:00〜17:00
  メイン会場:こどものくに(宮崎市青島)
  *期間中は休まず営業いたします。

もっと詳しくお知りになりたい方は、リンク集の中にある宮崎市観光協会のHPをご覧下さい。

2006年01月17日

宮崎GG始動!欽ちゃん球団の姉妹球団です

0d2c80e6.JPG宮崎の春といえば、ご存知プロ野球キャンプ!読売ジャイアンツ、ソフトバンクホークス、広島東洋カープ、西武ライオンズ・・・。最近は、サッカーJリーグのチームもキャンプをはるようになりました。今月末には、あのジーコ監督率いるサッカー日本代表もキャンプを行うことが決定しています。
そのキャンプシーズンに先駆け、あのタレントの「欽ちゃん」こと萩本欽一さん率いる茨城ゴールデンゴールズの姉妹球団である「宮崎ゴールデンゴールズが始動!」という地元新聞記事を見つけました。
宮崎GGは、「欽ちゃん球団」でおなじみの茨城GGが、以前近鉄バファローズがキャンプをしていた宮崎県日向市でキャンプを張るようになったことがご縁で昨年9月に設立された県内初の社会人硬式野球クラブチームです。その宮崎GGの練習が日向市で始まり、茨城GGとお揃いの新ユニフォームがお披露目された、というニュース。
監督を務めるのは、元広島カープの片岡さん、今もマスターズリーグで活躍されています。数年前まで子供たちが通う中学校のPTA副会長をしていらっしゃいました。
そのせいもあってとても親近感のあるクラブチームです。これからは、兄貴分の茨城GGに追いつけ追い越せで、この宮崎から全国へおおいに元気を発信してもらいたいものです。
「頑張れ!宮崎GG。」

宮崎ゴールデンゴールズの詳しい情報は、宮崎ゴールデンゴールズ日向応援団公式ホームページまでどうぞ!

2006年01月16日

南の海から その6〜奄美・瀬戸内〜

1a9700e5.jpg久しぶりに水中写真のご紹介です。
これはネッタイミノカサゴと呼ばれる魚で、南の暖かい海に生息します。
中層をひれを広げてゆっくりと泳ぐ姿は、まさに優美そのもの!
見ているこちらのほうもなんだか癒されます。
ミノカサゴの中でもっとも綺麗なのがこのネッタイミノカサゴです。
人間をさほど恐れることも無く、水中写真の被写体にはもってこいです。
ひれを広げた姿は、まるで大晦日の紅白歌合戦の大物歌手のようですね。

水中写真の場合は、水中特有の様々な条件があるのでとても難しいものがあります。
そのいくつかをご紹介すると、
1、被写体が動き回る(これは地上でも被写体によっては同じかもしれませんが。)
2、色が水深が深くなればなる程失われ、40mを越すとほとんどブルー 一色の世界に。
3、水中では、ものが25%ほど大きく見える。(被写体との距離合わせが難しい)
4、内蔵ストロボが使えないことが多い。(目に見えない浮遊物が写りこんでしまう)
5、潮の流れ(撮影時に体を固定できない)
6、機材の水没(ぬれてしまってはどうしようもありません)
など。もちろんこれらを含めた水中写真テクニック以外にも撮影環境の応じたそれなりのダイビング技術(ホバーリング時に必要な中性浮力は必須条件でしょう)が必要になってきます。
魚と同じようにダイビングが出来ないと被写体になる魚の動きについていけませんし、思うような写真をとることも難しくなってしまいますね。
(写真は、奄美瀬戸内・嘉鉄水深15m)

2006年01月15日

冬はやっぱりキムチ鍋!  

b4bbc818.JPG冬といえば、やっぱり鍋料理が恋しくなりますよね。
数ある鍋料理の中でも我が家の一番のお気に入りは、何と言っても「キムチ鍋」です。前日の夜にNHKのテレビ番組「チャングムの誓い」を見たせいもあって急に食べたくなりました。ドラマの最後で説明がありましたが、韓国料理に欠かせない唐辛子が朝鮮半島に伝わったのは、どうも17世紀ごろの話だとか。このドラマもいつも家族で欠かさず見ているお気に入り番組です。
我が家の「キムチ鍋」、ちょっと変わった物を入れます。何だと思いますか?
それは、「シーチキン」市販されている缶詰のものを一缶丸ごと鍋の中へ。
味にこくが出てくるのと、唐辛子の辛さが抑えられてマイルドな味に。実は、これは、一昨年前、韓国に伝統茶芸の視察(この模様はHPのコラムで紹介しています)に行った時に、現地のガイドさんが教えてくれました。
試しにやってみたところ、実に美味しくなったのでそれからは欠かさず入れることにしています。
美味しいのは良いけれど、あと匂いが残るのがちょっと…。イエイエご心配なく!古くなった茶葉を大さじ3杯ほど、フライパンにいれて焙じて見て下さい。
焙じているとけむりが出てきますが、何かでかき混ぜながら焦がさないように、そのまましばらく焙じ続けてみて下さい。(ちょっと難しいかもしれませんが、焦げる一歩手前でとめて下さい。)
不思議や不思議!何と今まで気になっていた匂いが消えてしまいます。我が家では焼肉、キムチ鍋の後は必ずこの方法で部屋をリフレッシュ!是非お試し下さい。

2006年01月14日

第二創業塾無事終了!

2a0813be.JPG昨年10月から開催されていた、宮崎商工会議所主催の「第二創業塾」も12日の最終回を持って無事終了しました。皆さん本当にお疲れ様でした!
このセミナーなんと全部で6回あり、毎回4時間の研修でした。最初は、1回だけと思って参加していたので、6回シリーズと聞いて正直最後まで続ける自信がありませんでしたが、何とか無欠席で終えることが出来ました。
また、最終のセミナーでは成果発表までさせていただき、私にとっては本当に身になる研修でした。これもひとえに講師を務めてくださった加藤先生、毎回運営に尽力くださいました会議所のKさん、それにNさんのおかげです。それから一緒に勉強してきた受講生の皆さんのおかげと感謝しています。そして何よりも忘れてはいけないのが、最初の研修で貴重な体験談をお話くださり、私たちに元気を分けてくださった柏崎の小竹さん。本当に本当にありがとうございました。
ここで学んだ事をしっかり形に、そして何よりお客様方のお役に立つような自社HPを現在再リニューアル中です。どうぞお楽しみに!

(写真は、研修最終日の打ち上げ懇親会で講師の加藤先生を囲んで。皆さんお疲れ様でした。本当にいい笑顔をしていらっしゃいますよ。)

2006年01月13日

宮崎の旨いもの 〜チーズ饅頭

d02b1eeb.JPG最近、宮崎の美味しいお菓子といえば、必ずその名前が出てくるのがこの「チーズ饅頭」です。お店によって、多少の違いがありますが、我が家ではこの写真のような、ちょっとしっとりとした皮のチーズ饅頭が好きです。中身は、クリームチーズとレーズンが入っています。チーズが好きかそうでないかで、評価が変わるお菓子でもあります。

2006年01月12日

我が家も鏡開き

df27a1d1.JPG昨日は、一年の健康と発展を願って、供えた鏡餅を食べる『鏡開き』。我が家でもぜんざいの中にお餅を入れて家族でいただきました。
今年もどうか一年皆が元気で勉学に励めますように!
我が家では、特に妻と子供がぜんざいが好きで、正月以外でも時々つくられています。
これも我が家の大好物!?
特に今年は、昨年このブログを始めるきっかけになった宮崎商工会議所主催、加藤先生による「第二創業塾」。その第一回セミナーで素晴らしいご講演で元気を下さった新潟の小竹食品さんの杵つき餅です。美味しいお餅を頂きながら、このお餅のように粘り強く、Webショップ事業を含めた事業の発展、皆様にさらに愛していただける会社づくりへ決意を新たにしています。

2006年01月11日

心静かに味わう一杯のお茶

771eb8ad.JPG昨日は、十日恵比寿。宮崎美老園本店の所属する商店街の恵比寿講があり、参加してきました。
十日えびすはご存知、商売の神様であるえびす様をお参りし、今年の商売繁盛を願います。恵比寿講はいわば、商売人の新年会のようなものです。
隣接する三商店街が偶然にも会場が同じで最後は、全員で三本締め。「商売繁盛笹持って来い」のにぎやかな掛け声があちこちで聞かれる夜の街でした。

お酒のせいか、昨晩は早めに休み、今朝はちょと早起きして、一人ゆっくりとお茶を入れて飲んでいます。皆さん若山牧水という歌人をご存知ですか?実は、牧水は、郷土宮崎の出身なんです。酒と旅をこよなく愛した若山牧水が、彼にしては珍しく、茶についての歌を残しています。

あかつきの
ねざめ静けき こころもて
すすり あじはふ
茶にしかめやも


(訳)夜明け前の まだ薄暗い頃に
   目が覚めて、静かな心で
   すすり味わう
   お茶以上のものがあろうか
   (いや、お茶が最高である)


そんな牧水と同じような心境で、心静かに今、「野路乃梅」という銘柄のお茶をゆっくりと味わって、今日の一日の始まりに思いをめぐらしています。

是非皆様も早起きして、ゆっくりとお茶をいれ、心静かに味わってみて下さい。
きっと、すばらしい一日になると思いますよ。

2006年01月10日

「フランス近代絵画展」を鑑賞

1309b5de.JPG昨日は、珍しく子供たちが部活や塾が無かったので、家族揃って宮崎県立美術館へ。

1月7日から始まった、ベオグラード国立美術館所蔵「フランス近代絵画展〜知られざるルノワールの物語」を鑑賞してきました。
こう見えても、実は私も以前は油絵を描いていました。イーゼル、キャンバス、油絵の具等、今はすっかりほこりをかぶってしまっていますが・・・。特に印象派の絵が好きで、ルノワールの文字につい釣られ、家族を引っ張っていってしまいました。九州では、宮崎だけの開催とか、多くの絵画ファンが詰め掛けていました。
現在の館長は、高校時代の恩師、この絵画展の開催担当責任者が、同じく高校時代の同級生となんだかご縁も感じる展覧会です。
ルノワール、モネ、セザンヌ、ゴッホ、シャガール、ユトリロ、ゴーギャンなどなど。フランス近代絵画の巨匠の絵がずらり!とても見ごたえのある絵画展でした。
時間があれば、私も是非またいつか描いてみたいものです。

絵画展が開催されている県立美術館、それから県立芸術劇場、県立図書館が広大な敷地の中に集まって、周囲はこちらも広々とした公園になっています。ここは、宮崎のいいとこでもあります。

(写真は、重厚な石造りの県立美術館エントランス風景)

2006年01月09日

フローランテ宮崎のイルミネーション 〜宮崎のいいとこ巡りその1

004915d5.jpgいよいよ今日で連休も終わりですね。今週は第二創業塾で学んできたことについての総決算、成果発表をしなければなりません。今まで学んだ事を自分で確認する意味も込めてしっかり発表してみたいと思います。
しかし、この意気込みとは裏腹にまだ何も発表の準備もしていません。(汗)

さて、今日は、正月2日に行ってきたフローランテ宮崎のイルミネーションのご紹介です。場所は、オーシャンドームで有名なシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートのすぐ近くにあります。
写真好きな知人に「イルミネーションの写真を撮るならあそこに行くといいよ。」と教えられたのがここです。全国にはもっとすごい所があるでしょうが、私の知る限り、宮崎ではここが規模的にも一番良いのでは・・・。
季節には名前のとおり花がいっぱい咲き誇り、花好きの方のみならず、多くの観光客も集まる宮崎の新名所です。
残念ながら、この素晴らしいイルミネーションも本日9日までになっています。

(写真は、園内からエントランスに向かって写したもので構図はここが一番良いようです。残念ながら描写力はポケットデジカメではこれが限界です。)

2006年01月08日

宮崎の旨いもの その1 〜地どり〜

13c90506.jpg宮崎の旨いもの その1 〜地どり〜

宮崎の旨いもの、というと必ず挙げられるのが、地鶏です。実に沢山のお店があり、味もそれぞれのお店の工夫が・・・。好みがありますので、どこが美味しいとは一概には言えませんが、先日、行ってきました「地どりの店 ぐんけい」は、時々TVでも紹介されているので地元ならず、県外でも良く知られているお店です。
花ヶ島の本店は、最近新装オープンし、「焼き鳥ダイニング」のように綺麗になっていました。ここでは、「からあげ」「地どりのバターペッパー焼き」が私は気に入りました。
(写真は、定番中の定番「地どりのももやき・柚子ゴショウ添え」です。)

2006年01月07日

年男卓話 その2(今年の運勢)

fd03ae7a.JPG  今年の私の運勢

もともと、占いの類(たぐい)は信じない(いや、あまり良くない結果が出るのが怖いだけなのかもしれないのですが・・・)方なのですが、戌年について検索していましたら大変興味深いサイトを発見しました。
これは某TV局のお正月番組で取り上げられていたものだとか。私たちの周りには、実に多くの占いがありますが、その数が多すぎてどれを信じてよいか分からな・・・と。そこで、それらの占いを組み合わせて今までにない、まったく新しい一つのタイプの「総合占い」をつくろうということになったそうです。

番組では、誰でもが参加できる星座、干支、血液型の3つの定番型占いを掛け合わせるという、その名も「史上最強の占い」を実施。
その方法とは、まず、

   1、 星座: 12(恋愛運・仕事運・勉強運など)
   2、 干支: 12(金運・健康運など)
   3、 血液型:4(金運など)
    
 この三つを掛け合わせて

 12(星座) ×12(干支) ×4(血液型)=576通りの史上最強の占い
    
が出来上がるそうで、面白そうだったので早速試してみました。

http://www.fujitv.co.jp/saikyo2006/index2.html

するとなんと結果は・・・。しまった、やらなきゃよかったと後悔してしまいました。

なんと今年の私の運勢は、576通りの内の509番目。
その内容は、
「空回りすることが多く、挫折感を味わいそうです。人との波長も合わないので無理は禁物。じっくり運気が良くなるのを待ちましょう。」ということでした。

こんな結果を見てしまうと、人間弱いものでなにか希望のもてる結果が出るものはないかと探して、見つけました!血液型健康運!結果は、
血液型健康運第1位
「マイペースなB型は、強い適応力で風邪を寄せ付けません。エネルギッシュに動く程に元気に!」
開運エクササイズ スイミング、ウオーキングとありました。

ちなみに干支占いで見る金運は(12位中)第4位、星座占いで見る恋愛運は、(12位中)、第6位でした。

今年は、通っているスポーツジムの利用回数を増やし、さらに体を鍛え、唯一好結果だったこの血液型健康運にすがって元気に頑張ってまいりたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

(写真は、例会時の昼食の一品です。新年らしくて、つい写真を撮ってしまいました。)

2006年01月06日

年男卓話

7244663e.JPG今年も気がつけばあっという間に6日。今日はロータリークラブで年男卓話をさせていただきました。今年の干支は「戌」。
実は、当店店主は、私、父、祖父と代々皆戌年なんです。それでは、私の子供は、というと残念ながら戌年は誰もいなく、一番近いのが6ヶ月ずれて猪年の末っ子の娘。さすがに四代続けてとはいきませんでした。

 総務省のまとめによると「戌(いぬ)年生まれ」の人は推計975万人いらしゃるそうです。1月1日現在、70年生まれが190万人で最も多く、昨今の少子化を反映し、06年に12歳になる94年生まれは123万人にとどまり、男女別では、男性473万人、女性501万人だとか。
 十二支別では、丑(うし)年が1109万人と最多で、戌年は最も少ない、とのこと。なるほど私に所属するRC会員数約80名の中で年男が私だけというのもうなずけます。
 ちなみに戌年の芸能人は、というと 倖田來未さん、 大塚愛さん 、
滝沢秀明さん や韓国スターの イ・ビョンホンさん等 がいます。
    
 私と同じ年はというと、
 宮本亜門(1.4) 八神純子(1.5) CHAGE(1.6) 宮崎緑(1.15)石川さゆり(1.30) 時任三郎(2.4)  ASKA(2.24)  未唯(3.9)
  シャロン・ストーン(3.10)  萬田久子(4.13) 原辰徳(7.22)
 辰巳琢郎(8.6)陣内孝則(8.12) 玉置浩二(9.13) 岩崎宏美(11.12)
小室哲哉(11.27)樋口可南子(12.13)藤山直美(12.28)さん等。 

そんな戌年の人は、周りに温かみを与える存在で誠実、曲がったことが嫌いな正義感が強いタイプなのだとか・・。まさに私なんかぴったりだと思うのですが・・・。(笑)

2006年01月05日

この冬二度目の雪景色

681f8840.JPG今朝起きたら、外は雪景色、夜半に降っていた雨が雪に変わったようです。

この冬二度目の積雪です。積雪と言って他の地域と比べれば比較にはならないかもしれないのですが、宮崎の平野部でひと冬に2度も積雪があると言うことはちょっとした事件です。

それだけ今年の冬の寒波は厳しいのでしょう。

昨年暮れにやはり積雪があったときにも書き込みをしましたが、あの時「12月に雪が降る、ましてや積雪があるなんて記憶にない」、と書いた覚えがありますが
それもそのはず、観測史上60数年ぶりの珍事だったとか。この分だとあと数回積雪を
経験するかもしれませんね。

(同じ構図で今回も撮影して見ました、朝方雪が雨に変わって積もっていた雪も少し溶けたようです。)

賀詞交換会で今年もスタート

312c5304.JPG昨日は、仕事始めでした。会社での年頭の挨拶で今年の抱負並びに経営方針について社員に話をさせてもらいました。
今年のキーワードは、「挑戦」と「行動」。失敗を恐れず、新しいことへ果敢に挑戦していくこと、そして考えるだけでなく、まずは実際に行動に移してみること。さらにお客様から愛される会社づくりへ向け、全社一丸となって頑張って行く決意を皆で新にすることができました。

続いてテナントで入っているデパートへの年始のご挨拶回り、そして宮崎商工会議所主催の新春賀詞交換会へ出席しました。この賀詞交換会も年々盛大になるようで今年は約1000名ほどの参加者をもって開催され、私も多くの皆さんと年始のご挨拶をさせていただきました。この賀詞交換会からいよいよ今年もスタートです。

(写真は、お正月には欠かせない葉牡丹。葉のコントラストがとてもすがすがしいですね。)

2006年01月04日

年頭所感

376319fe.JPG2006年の初商に際しまして、改めましてご挨拶をさせていただきます。

旧年中は、宮崎美老園をお引き立ていただき、誠にありがとうございました。
今年も「お茶を通して、皆様方のうるおいのある豊かな暮らしのお手伝いを」を
キャッチフレーズに社員一同真心込めたおもてなしをさらに心掛けて、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

品質の厳しい審査管理はもちろんのこと、お客様の利便性も考慮した新製品の開発に今年も一層努めてまいる所存でございます。

皆様方のますますのご健勝ご発展をお祈り申し上げております。
最後になりましたが、本年も宮崎美老園の更なるご愛顧を心よりお願い致します。

2006年01月03日

平成18年初詣で

b8c633cf.JPG今年の初詣では、青島神社、宮崎天満宮、宮崎神宮の三社のお参りをさせて頂きました。
どこも多くの善男善女の初詣で客でいっぱい。特に最初に訪れた青島神社では、今年の干支が戌ということもあり、飼い犬を伴ったお参りが目立ちました。この青島神社は、あの海幸彦と山幸彦の神話伝説の残る由緒ある神社で読売巨人軍も毎年春のキャンプで来県の際に必勝祈願に訪れる事でも知られています。

次に訪れたのが宮崎市にある宮崎天満宮、ご存知菅原道真公にゆかりのある神社で信仰厚く、こちらも多くの参拝客でにぎわっていました。

三社目が宮崎神宮。あの「ビタミンの父」として有名な高木兼寛が整備に尽力したという事でも知られています。神武天皇をお祭りし、こちらも巨人軍が毎年必勝祈願に訪れることで有名です。
各社で今年も家内安全と商売繁盛、そして今年は、特に長男の高校合格をよくお願いしてきました。

皆様の今年一年のご健勝とご発展を切に願っております。
(写真は、左:青島神社、右:宮崎神宮の元旦の様子です。)

我が家のお雑煮

3f97af3b.JPG今年もあっという間に2日過ぎようとしています。
食べたり飲んだりする機会も多いこの時期、どうか皆様、飲み過ぎ食べ過ぎには、くれぐれもお気をつけ下さい。そう言う私が一番気を付けなければならないかもしれませんが…。

一年でも正月にしか味わえないものも少なくありません。その一つが「お雑煮」。小さい頃ははどこも同じと思っていたお雑煮ですが、これが以外や以外、同じ宮崎市でも全然違うのですね。ちなみに我が家のお雑煮は、干し車えびでだしをとって作ります。中に入れるのは、里芋におやし、お餅、焼き豆腐、昆布それに先ほどだしをとるのに使った車えびを乗せ、最後にいくらでトッピング。これは宮崎市でも珍しく、どうも祖母が鹿児島の出身なのでそちらの流れを引き継いでいるようです。

ちなみに妻の実家では鶏肉でだしをとって作ります。毎年のことながら、この「干し車えび」を扱っている乾物屋さんが少なく困っています。最後に「いくら」をトッピングするのは、8年ほど前から妻が始めました。これがまたさらに美味しさを引き立ててくれるみたいで、我が家は皆、このお雑煮が大好きです。お雑煮もだんだんこれからも進化して行くのでしょうか?

2006年01月02日

穏やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます

e981afe2.JPG皆様、穏やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

宮崎は、大晦日の日中が雨模様であったせいか、比較的暖かな穏やかな新年を迎えることが出来ました。旧年中は、お茶の宮崎美老園をご愛顧賜りまして誠にありがとうございました。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

◆宮崎山形屋店はいよいよ本日2日(月)9:30より初商い!
地階銘茶コーナー宮崎美老園でも福袋2種、大福茶をはじめとして、お年始のご挨拶に喜んでいただけます御銘茶ギフトの数々をご準備し、皆様のご来店をお待ちしております。

◆本店・本社の初商いは4日(水)10:00となっております。

本年も宮崎美老園各店をご愛顧のほど宜しくお願い致します。

(写真は、戌年にちなみ宮崎美老園所蔵・郷土の日本画家、山内多聞作の日本画より)

2006年01月01日

あけましておめでとうございます。

459ab856.jpg 皆さん、あけましておめでとうございます。今年はどうか穏やかで明るい年になるとよいですね。今年の干支は戌。私も年男、何より健康を第一にさらに飛躍の年であって欲しい願っています。
 年があけ、宮崎市は、近隣の佐土原町と田野町、高岡町を編入して人口368,847人の新宮崎市が誕生しました。今、遠くでその誕生を祝う花火が上がる音が聞こえています。
 今年は、皆様におかれましても、どうか明るく希望に満ちた一年でありますようにお祈りしております。どうぞ本年も何卒宜しくお願い申し上げます。