« 夏山の景色・霧島 その4 | 「宮崎美老園」ブログトップ | 中国緑茶の代表格といえば「龍井茶(ろんじんちゃ)」 »

「水金亀(すいきんき)」という名の岩茶

blogsuikinki-1.jpg今日は久しぶりにお茶の話題です。先日の中国茶セミナー岩茶(がんちゃ)編で取り上げたのが、この水金亀(すいきんき)というお茶です。 


岩茶は、そもそもお寺の僧侶達が自家用のお茶として作ったのが始まりと言われています。
このようにして作られるようになった岩茶が市場に出まわり始めるようになったのは、明代以降になってからで、その後、1607年にオランダの東インド会社によって、初めてヨーロッパで販売されました。ヨーロッパに最初に紹介された中国茶は、武夷岩茶(BOHEA TEA)と言われています。


岩茶は、半発酵茶を代表する烏龍茶(青茶)の一種で、その製法は他の烏龍茶に対して大変大きな影響を与えました。



blogsuikinki-2.jpgこの水金亀(すいきんき)というお茶は、武夷四大岩茶の一つで、昔、武夷山が豪雨に見まわれた時、その大雨で土砂崩れがおき、岩肌に生えていたこの茶樹もそのまま土砂とともに根こそぎ流されて、今の牛欄坑(ぎゅうらんこう)に流れ着いたといわれています。


天心寺の和尚が大雨の被害を見にここに差し掛かったとき、水辺でゆらゆらとうごめくものを見つけました。なにやらそれは金色に輝く、大きな亀のようでした。更に近づいてみるとそれは大きく見事な茶樹であったというのです。日の光が茶葉に反射して金色に光って見えたのでしょう。その所有権をめぐって天心寺と磊石寺(らいせきじ)の間で争いが起こったといいます。


blogsuikinki-3.jpgほのかな柑橘類を思わせるようなやさしい香りとやわらかい甘みが特徴です。後まで尾を引く岩韻(がんいん)と呼ばれる余韻のある味と香りが楽しめるお茶です。蓋碗もしくは茶壺で入れるのが良いでしょう。

トラックバック

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 「水金亀(すいきんき)」という名の岩茶:

» 書道展 from やさしいキッチンツール晶子日記
ただいま友人が書道の個展を開いています。 きょうはその見学に行ってきました。 最... [詳しくはこちら]

コメント

おはようございます。
岩茶?水金亀?
私の知らない世界が広がっていますね。
聞いたことのない名前ばかりです。
う〜ん、奥が深い。
_
旦那さんは、こんなに動き回って、筋肉痛など起こさないのですか?
私は、川遊び・ソフトボールで、今日はあちこち痛いです。

じょすいあん様

>おはようございます。
★おはようございます。

>岩茶?水金亀?
私の知らない世界が広がっていますね。
★烏龍茶はご存知でも岩茶までは皆さんご存じない方は多いですよ。ワインは知っていても詳しいシャトーの名前はわからないのと同じですね。

>旦那さんは、・・・筋肉痛など起こさないのですか?私は、川遊び・ソフトボールで、今日はあちこち痛いです。
★日頃、スポーツジムに通っていますので、あまり感じませんが、川遊び・ソフトボール急にしかもダブルでやるとわかりませんね。

しっかりお休みには家族サービスをしていらっしゃいますね。昨日は、仕事だったのですが、福岡から息子の友達が遊びに来ていますので、夜は庭でバーべキューをしました。なかなか休みが取れないので家族サービスも出来ずにいます。
投稿者:

岩茶はちょっぴり苦いけど、後からの甘みが好きです。疲れが取れる気がします。

今晩は
旦那様はお茶一つ一つの由来をご存知なのですか?すごい事です。
お茶の所有権をめぐって寺と寺の争いに発展するとは中国においてお茶の位置が高いのですね。

工具やの娘様

>岩茶はちょっぴり苦いけど、後からの甘みが好きです。疲れが取れる気がします。
★上手に入れると甘さが強調された何ともいえない美味しさを引き出すことが出来ますね。それに苦味渋みをどう調整して加えるかがポイントです。

お菓子処東京堂のどら様

>今晩は
★こんにちは。

>お茶一つ一つの由来をご存知なのですか?すごい事です。
中国茶教室で教えていますので、大方頭に入っているつもりです。ただし、数が多いですから、すべてと言うわけにはいきません。知らないお茶が出てきた時には調べて勉強します。

>お茶の所有権をめぐって・・・中国においてお茶の位置が高いのですね。
★お茶は薬としてみなされていたため多くの病気を治癒させたと言うエピソードが数多く残っています。とりわけこの岩茶にまつわるエピソードは多いすね。お寺が管理していたためこのような問題が起こったのでしょう。もともとお茶は仏教とのつながりが深い飲み物なのです。ですから朝鮮半島のように15Cに仏教から儒教に信仰が大きく変わってしまったため、日本や中国のようにお茶と言うものがあまり飲まれなくなってしまいました。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)